最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

communicative

形容詞

話好きな,おしゃべりの / 通信の,伝達の

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彼女はとても話好きな人です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: communicative

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語):

• Willing or able to talk or impart information.

• Relating to communication.

意味(日本語):

• 相手と情報をやり取りする意欲がある、あるいは上手にコミュニケーションが取れる。

• コミュニケーションに関連する、または伝達に関する。

「相手とよく話し合ったり、自分の考えを伝えることに積極的で、スムーズに意思疎通ができる人や場面を指す形容詞です。たとえば、「彼女はとてもコミュニケーション能力が高い」と言いたい時に使えますよ。」

活用形:


  • 形容詞なので直接の動詞活用形はありませんが、副詞形に “communicatively” (コミュニケイティブリー) があります。

  • 名詞形として communicativeness (コミュニケイティブネス) が存在します。

他の品詞への変化例:


  • 動詞: communicate (コミュニケイト)

  • 名詞: communication (コミュニケイション)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

「普段のコミュニケーションや意思疎通に関するトピックで使われる語で、このレベルになってくると多くの場面で積極的に使いこなせるようになってきます。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • com-: 「共に」や「一緒に」を表す接頭辞 (ラテン語由来)

  • muni(c) (語幹): ラテン語 “municare” (共有する、分かち合う) に由来

  • -ative / -ive: 形容詞化する接尾辞、「~の性質をもつ」を表す

派生語・類縁語:


  • communicate (動詞)

  • communication (名詞)

  • communicable (形容詞: 伝染性の、伝達し得る)

  • communicator (名詞: 意思伝達をする人や道具)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. “highly communicative person”


    • 日本語訳: 非常にコミュニケーション能力の高い人


  2. “communicative approach”


    • 日本語訳: コミュニケーション重視のアプローチ


  3. “communicative skills”


    • 日本語訳: コミュニケーション能力


  4. “communicative style”


    • 日本語訳: コミュニケーションの取り方/話し方のスタイル


  5. “become more communicative”


    • 日本語訳: もっとコミュニケーションをとるようになる


  6. “communicative competence”


    • 日本語訳: コミュニケーションにおける総合的な能力


  7. “communicative environment”


    • 日本語訳: 意思疎通がしやすい環境


  8. “non-communicative behavior”


    • 日本語訳: コミュニケーションをしようとしない行動


  9. “foster communicative skills”


    • 日本語訳: コミュニケーション能力を養う


  10. “communicative language teaching”


    • 日本語訳: コミュニカティブ・ランゲージ・ティーチング(コミュニケーション重視の教授法)



3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “communicare” (共に分かち合う、知らせる) から派生。

  • 「相手と共有する」という原義に基づき、お互いがキャッチボールをするように情報を伝え合うニュアンスがあります。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 相手との積極的な情報共有や意思疎通に焦点を当てる場合に使われます。

  • 「おしゃべり好き」というよりは、「コミュニケーションが上手で、伝え方が上手」といったポジティブな意味合いを持ちます。

  • 口語でも書き言葉でも両方使われますが、少しフォーマルよりの印象があります。カジュアルな文脈でも問題なく使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾する形で用いられます。

    例) “He is very communicative.” (彼はとてもコミュニケーション能力が高い)

  • フォーマル/カジュアルの両シーンで使えますが、ややビジネスや学術的な文章でもよく見られる印象です。

  • 副詞形 “communicatively” は「コミュニケーションの観点から」「伝達方法として」といった文脈で用いられます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “She’s very communicative and makes friends easily.”


    • 日本語訳: 彼女はとてもコミュニケーション好きで、すぐ友達ができる。


  2. “I want to be more communicative in group discussions.”


    • 日本語訳: グループディスカッションでもっと積極的に話したい。


  3. “My brother is not very communicative; he prefers to keep to himself.”


    • 日本語訳: 兄はあまりコミュニケーションを取らないタイプで、一人でいるのが好きなんです。


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our manager encourages a communicative work environment.”


    • 日本語訳: マネージャーはコミュニケーションが活発な職場環境を推奨しています。


  2. “A communicative leader listens to their team's feedback.”


    • 日本語訳: コミュニケーションを重視するリーダーは、チームの意見をよく聞きます。


  3. “This position requires a communicative individual who can coordinate with different departments.”


    • 日本語訳: この職種は、様々な部署と連携できるコミュニケーション能力のある人が求められます。


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Communicative language teaching is widely adopted in modern classrooms.”


    • 日本語訳: コミュニカティブな教授法は、現代の教室で広く採用されています。


  2. “Her research focuses on the communicative strategies used by bilingual children.”


    • 日本語訳: 彼女の研究は、バイリンガルの子供たちが使うコミュニケーション戦略に焦点を当てています。


  3. “The communicative competence model analyzes not only grammar but also social cues.”


    • 日本語訳: コミュニケーション能力モデルでは、文法だけでなく社会的手がかりも分析対象としています。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “talkative” (おしゃべり好きな)


    • “communicative” は情報共有に積極的、または得意というニュアンス。

    • “talkative” はよく喋ること自体を強調(少し砕けている印象)。


  2. “outgoing” (社交的な)


    • “outgoing” は社交的で人との関わりを好むという意味。必ずしもコミュニケーションの巧みさには言及しない。


  3. “expressive” (表現力豊かな)


    • “expressive” は感情や気持ちをはっきり表す能力に焦点があり、コミュニケーション全般ではなく、特に「表現力」に重きを置く。


反意語


  1. “uncommunicative” (無口な、コミュニケーションをとらない)

  2. “reserved” (控えめな、打ち解けない)

  3. “withdrawn” (引っ込み思案な、外部との接触を避ける)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • アメリカ英語: /kəˈmjuː.nɪ.keɪ.tɪv/

  • イギリス英語: /kəˈmjuː.nɪ.kə.tɪv/

アクセントの位置:


  • 「mu」の部分にやや強勢が置かれます。“co-MU-ni-ca-tive” (カ・ミュー・ニ・ケイ・ティヴ) のように発音します。

よくある発音の間違い:


  • “co” を強く発音しすぎたり、「コミュー二カティブ」と日本語っぽく伸ばしすぎないよう注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:

    “communicative” の “mu” 以下を “munn” と書いてしまったり、“-ative” を “-ive” と書き落としがち。

  2. 同音異義語との混同:

    “communicate” (動詞) と区別をつける。“communicative” は形容詞なので、使いどころに注意。

  3. 試験対策:

    TOEICや英検など、ビジネスコミュニケーションやコミュニケーション戦略を問う文章で頻出する可能性があります。自分のコミュニケーションスタイルを述べるエッセイなどでも鍵となる単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント: “コミュニケイト (communicate) + ~できる” の形容詞 → “コミュニケイトができる/上手” というイメージで覚える。

  • イメージ: おしゃべりのキャッチボールが盛んな様子を想像するといいでしょう。

  • 勉強テクニック: 類似の語 (communication, communicate, communicator) とセットで覚えておく。文章にして何度も口に出してみると、自然に感覚が身につきます。


以上が “communicative” の詳細な解説です。コミュニケーションに関連する単語をまとめて復習すると、より理解しやすいですよ。ぜひ実際の会話や文章で使ってみてください。

意味のイメージ
communicative
意味(1)

話好きな,おしゃべりの

意味(2)

通信の,伝達の

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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