最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

correctly

副詞

正しく,正確に;正確に言えば

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解説

1. 基本情報と概要

単語: correctly

品詞: 副詞 (adverb)

英語での意味: In a way that is free from errors or mistakes.

日本語での意味: 正しく、正確に

「“correctly”は、何かを間違いなく正しい方法でやる、というニュアンスです。日常会話でもビジネスでも学術的な文脈でも使われる、とても汎用性の高い単語です。」

活用形など


  • 「correctly」は副詞形です。

  • 元の形容詞は「correct (正しい)」です。

  • 動詞形は「to correct (訂正する/正す)」です。

  • 名詞形は「correctness (正しさ)」です。

CEFRレベル


  • B2(中上級)

    「比較的よく使う単語ですが、文章を正確に表現する必要がある中上級レベルで意識すると良いかもしれません。」


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: correct

  • 接尾語 (suffix): -ly (副詞を作る接尾辞)

「correct」はラテン語の “corrigere (まっすぐ導く、正す)” に由来しています。そして、「-ly」がつくことで「~のように」という意味の副詞になります。

関連単語・派生語


  1. correct (形容詞) – 正しい

  2. correction (名詞) – 訂正、修正

  3. corrector (名詞) – 修正器、訂正する人

  4. incorrectly (副詞) – 不正確に、誤って

よく使われるコロケーション(10例)


  1. speak correctly


    • 正しく話す


  2. write correctly


    • 正しく書く


  3. pronounce correctly


    • 正しく発音する


  4. behave correctly


    • 正しく振る舞う


  5. answer correctly


    • 正しく答える


  6. interpret correctly


    • 正しく解釈する


  7. correctly recognize


    • 正しく認識する


  8. correctly identify


    • 正しく特定する


  9. perform correctly


    • 正しく実行する


  10. use grammar correctly


    • 文法を正しく使う



3. 語源とニュアンス

「correctly」は、ラテン語の “corrigere” (調整する、正しく導く) を語源とする「correct」に「-ly」が加わった語です。もともと「正しい方向に導く/修正する」というニュアンスです。副詞形の「correctly」になると、「正しい方法で」「間違いなく」という意味が表れます。フォーマル・カジュアルどちらでも使えますが、正確性や正しさを強調するときに使われるため、礼儀正しい印象を与えたいときやビジネス文書などでもよく用いられます。


  • 使用時の注意点: 「正しいか間違っているか」が重要な文脈で使用する言葉なので、「たぶん正しい」というような曖昧な場面ではややミスマッチになることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞なので、動詞や形容詞、他の副詞を修飾します。

  • 「正しく (correctly) 〜する」という形でよく使われます。

  • 口語・文語を問わず幅広く使われます。

イディオムや表現の例


  • “to do something correctly” – 何かを正しく行う

  • “to check if it is done correctly” – それが正しく行われているかを確認する

使用シーン


  • 日常会話: 「You spelled my name correctly. (私の名前を正しく綴りましたね)」

  • ビジネス: 「Please ensure all forms are filled out correctly. (全てのフォームが正しく記入されているかご確認ください)」

  • 学術: 「We need to interpret the data correctly. (データを正しく解釈する必要があります)」


5. 実例と例文

A. 日常会話 (3例)


  1. “Did I spell this word correctly?”


    • 「この単語、正しく綴れていますか?」


  2. “Please make sure you lock the door correctly before leaving.”


    • 「出かける前に戸締まりがちゃんとできているか確認してね。」


  3. “I hope I followed the recipe correctly.”


    • 「レシピを正しく守れたといいんだけど。」


B. ビジネス (3例)


  1. “It’s crucial to enter your data correctly in the system.”


    • 「システムへのデータ入力を正しく行うことが重要です。」


  2. “Please confirm that all client details have been correctly updated.”


    • 「顧客情報がすべて正しく更新されているかご確認ください。」


  3. “We need to ensure the report is formatted correctly before sending it out.”


    • 「報告書を送付する前に、正しく書式設定されているかを確認する必要があります。」


C. 学術的な文脈 (3例)


  1. “To conduct the experiment correctly, all variables must be controlled.”


    • 「実験を正しく行うには、すべての変数を制御しなければなりません。」


  2. “It’s essential to cite sources correctly to avoid plagiarism.”


    • 「盗用を避けるためには、情報源を正しく引用することが不可欠です。」


  3. “Make sure you interpret the statistical results correctly to draw valid conclusions.”


    • 「妥当な結論を導くために、統計結果を正しく解釈するようにしてください。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. accurately (正確に)


    • ニュアンス: 数値や数、事実の正確性を強調する場合に使われやすい

    • 例: “Make sure you record the temperatures accurately.”


  2. properly (適切に)


    • ニュアンス: 正しさというよりは「やり方・マナー・状況に合った適切さ」を指す

    • 例: “Please handle this tool properly to avoid accidents.”


  3. rightly (正しく/正当に)


    • ニュアンス: 道徳的観点や妥当性を表す場合に用いられることが多い

    • 例: “He was rightly praised for his contribution.”


反意語 (Antonyms)


  • incorrectly (不正確に/誤って)

  • wrongly (誤って/間違って)

「incorrectly」は“correctly”の対義語として最もストレートに使われ、ただしくない方法を意味する表現です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /kəˈrɛkt.li/


    • アメリカ英語: [kəˈrɛk(t)li] (“t”が弱く発音される、もしくはほとんど聞こえないことも)

    • イギリス英語: [kəˈrɛkt.li] (“t”がハッキリ発音されるケースが多い)


  • アクセント: 「re」に強勢が来やすいです。


  • よくある間違い: 「コレクトリ」と日本語風に読んでしまう場合、 /r/ の発音があいまいになることがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: ×「corectly」 / ×「correcty」 といったミス

  2. 同音異義語との混同: 特に “collectively” など他の “-ly” 副詞と見た目が似ているので要注意。

  3. TOEICや英検などの試験: 「正しく~する」という表現はリーディングやリスニングで頻出。問題文の指示に “correctly” が使われていれば、正確性に注目する必要があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「correct + ly」で、「correct(正しい)な状態で」というイメージを覚えておくとよいです。

  • 「コレ、正しい(correct)? → そう、正しく(correctly)!」と語呂合わせで覚えるのもおすすめ。

  • 接尾辞「-ly」がつくだけで形容詞が副詞になる例はたくさんあります。他の語もチェックしておくと「correctly」がより覚えやすくなります。


「correctly」は多くの場面で使いやすい副詞です。文法や発音、使い方を意識しながら、会話や文章中で活用してみてください。しっかり押さえておけば、より正確な英語表現ができるようになります。

意味のイメージ
correctly
意味(1)

正しく,正確に;正確に言えば

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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