最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

readily

副詞

快く, 進んで(willingly) / 容易に, やすやすと(easily)

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彼女は快く私のプロジェクトを手伝うことに同意しました。

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解説

以下では、副詞 “readily” をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: readily

品詞: 副詞 (adverb)

意味 (英語 & 日本語)


  • 英語: “readily” means “easily,” “quickly,” or “without hesitation/willingly.”

  • 日本語: 「容易に」「たやすく」「快く」「進んで」「ためらわずに」といった意味です。

「簡単にすぐにできる」、「進んで〜する」ような場面で使われる単語です。

たとえば、「状況が整ったら即座に対応する」「頼まれたら快く引き受ける」、そんなニュアンスを表すときに用いられます。

活用形

副詞なので時制による変化はありませんが、形容詞 “ready” との関係が強いです。


  • 形容詞: ready (用意ができている)

  • 副詞: readily (容易に、進んで)

その他、形容詞 “ready” の派生語としては以下のような形もあります。


  • ready-made (形容詞): 既製の、既成の

  • readiness (名詞): 用意ができていること、快諾する姿勢 など

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2 (中上級) レベル: 日常会話はほぼスムーズにでき、抽象的な話題にもある程度対応できるレベル。

    “readily” は文学やビジネス会話でも出てくる表現で、B2前後の学習者が理解し始める語彙です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: readi- (形容詞 “ready” に対応)

  • 接尾辞: -ly (形容詞を副詞に変える定番の接尾辞)

“ready” もともとの意味は「準備ができている」「用意がある」です。そこに “-ly” が付くことで「用意がある状態で → 進んで」「迷いなく」「容易に」といったニュアンスの副詞になっています。

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10選)


  1. readily available → 「容易に入手できる」

  2. readily accept → 「快く受け入れる / 進んで受諾する」

  3. readily agree → 「すぐに合意する / 快く同意する」

  4. readily admit → 「あっさりと認める」

  5. readily accessible → 「簡単にアクセスできる」

  6. readily combined → 「たやすく結合できる」

  7. readily adapt → 「容易に適応する / 適応させる」

  8. readily respond → 「すぐに対応する / 反応する」

  9. readily confirm → 「即座に確認する / 承認する」

  10. readily offer help → 「進んで助けを申し出る」


3. 語源とニュアンス

語源


  • “readily” は “ready” + “-ly” に由来します。

  • “ready” は古英語の “rǣd”(助言、計画)から派生したとされ、後に「準備ができている」を示すようになりました。

微妙なニュアンス・感情的な響き


  • Willingness(快く〜する) のニュアンスが強い:自発的にはっきりやる、という前向きなイメージ。

  • Easiness(容易さ) のニュアンスもある:障害なく実行できたり、難しさが少ないことを暗示。

使用シーン


  • 口語: 「すぐに、喜んで」などの意味で頻繁に使われます。

  • ビジネス文書 / 論文: 「容易に」「支障なく」といったフォーマルな文脈でも登場します。

  • 形式としてはカジュアルからフォーマルまで幅広く通用します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 副詞 (adverb)

  • 他動詞・自動詞の使い分けとの関係は特にありませんが、動詞を修飾して「容易に〜する」「進んで〜する」と表すことが多いです。

一般的な構文の例


  • “(主語) + readily + (動詞) + (目的語)”

    例: He readily agreed to our proposal.

  • “(主語) + be + readily + (形容詞の過去分詞)”

    例: The information is readily available online.

イディオム的使用

特に “readily” 固有のイディオムは少ないですが、前述のコロケーション として使われることが大半です。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I readily helped my friend move to a new apartment.”

    (友だちが新居へ引っ越すのを快く手伝ったよ。)


  2. “Whenever she asks for advice, I readily give it to her.”

    (彼女がアドバイスを求めるときは、いつでも快く答えるよ。)


  3. “He readily agreed to watch my cat while I'm away.”

    (留守の間に私の猫の世話をするのを、彼は快く引き受けてくれた。)


ビジネス (3例)


  1. “Our manager readily approved the budget increase.”

    (上司は予算の増額をすぐに承認してくれた。)


  2. “The data is readily accessible through our new database system.”

    (データは新しいデータベースシステムを通じて容易にアクセスできます。)


  3. “We should readily respond to customer inquiries to maintain trust.”

    (顧客の問い合わせにはすぐに対応して、信頼関係を維持するべきです。)


学術的な文脈 (3例)


  1. “The results of the experiment can be readily replicated by other researchers.”

    (その実験結果は他の研究者によって容易に再現できます。)


  2. “These findings readily support the hypothesis of the study.”

    (これらの発見は、研究の仮説を容易に裏付けています。)


  3. “Information is readily shared among scholars using open-access platforms.”

    (オープンアクセスのプラットフォームを利用することで、情報は研究者間で容易に共有されています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. easily (簡単に)


    • “readily” に比べると “喜んで” のニュアンスは薄く、純粋に「簡単さ」「容易さ」を表すときに使う。


  2. willingly (進んで、快く)


    • “readily” とほぼ同じように「喜んで」「ためらいなく」を意味するが、行動する主体の “意思” が強調される。


  3. promptly (迅速に)


    • 時間的に「即座に、素早く」を示すニュアンスが強い。「喜んで受ける」という含みは少ない。


反意語


  1. reluctantly (いやいやながら、不本意に)


    • 迷いや嫌々感を伴うため、“readily” の「快く・すんなり」とは正反対の語感。


  2. hesitantly (ためらいがちに)


    • “readily” が「ためらいなく」の意味なのに対して、こちらは「ためらいながら」。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ˈrɛdɪli/

強勢(アクセント)の位置


  • re-a-di-ly の最初の “re” 部分に強勢があります。

よくある発音ミス


  • 最後の “-ly” を曖昧にして “ready” と混同しがちなので、はっきり “リ (li)” と発音すること。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングで “readily” の真ん中の -i- を抜かして “readly” としてしまう間違いが起こりやすい。

  • “ready” と混同して形容詞のまま使ってしまうことがある。文中で動詞を修飾する場合は必ず副詞形 “readily” を使う。

  • 同音異義語との混同はさほどないが、“read” (読む) 関連の単語と無理に結びつけないように注意。

資格試験での出題傾向


  • TOEIC や英検でも “readily available” や “readily accept” といったフレーズが出題されやすく、「快く~する / 簡単に〜できる」のニュアンスを問う問題がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源からイメージする: “ready + -ly” → 「何かをする準備ができている状態(ready)」 → 「その状態で(-ly)すぐに動ける」

  • スペリングを覚えるコツ: “re + ad + i + ly” と区切って覚えると間違いにくい。

  • イメージ連想: “I am ready!” (用意できた!) → “readily” (用意できてるので、すぐにする!)


もし「簡単に」「進んで」という気持ちを一言で伝えたいなら、“readily” を使うのはとても便利です。いろいろな文脈で役立つ単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
readily
意味(1)

快く,進んで(willingly)

意味(2)

容易に,やすやすと(easily)

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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