最終更新日:2025/07/12

judgment about the value or condition of something

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元となった辞書の項目

evaluation

名詞

〈U〉(物・行為などの)評価 / (物の)見積り

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プロジェクトの評価は良かったです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: evaluation

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語): The process of judging or calculating the quality, importance, amount, or value of something.

意味 (日本語): 何かの質や重要性、量や価値を判断・計算することを指します。

「evaluation」は「評価」「査定」というニュアンスが強く、物事の価値や成果を見極める場面で用いられる単語です。


  • 活用形: 「evaluation」は名詞としての形で、複数形は「evaluations」です。

  • 関連語 (品詞変化):


    • 動詞: evaluate (評価する)

    • 形容詞: evaluative (評価に関する)


CEFRレベル: B2(中上級)

B2レベルとは、ある程度複雑な内容の文脈や文章であっても理解可能で、議論や説明を構成しやすいレベルを指します。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 「e-」(ラテン語由来の ex- と同系)

  • 語幹: 「valu」(value: 価値)

  • 接尾語: 「-ation」(名詞化する接尾語)

ただし、「evaluation」は「evaluate + -ion」の形から派生した単語であり、もともとは「e-」+「value」ではなく、「evaluate」がすでに「価値を見積もる」という動詞として成立しており、そこに名詞化の「-ion」が付いたと考えるのが一般的です。

関連語や派生語


  • evaluate (動詞): 評価する

  • evaluative (形容詞): 評価に関する

  • re-evaluation (名詞): 再評価

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. performance evaluation (業績評価)

  2. risk evaluation (リスク評価)

  3. comprehensive evaluation (包括的な評価)

  4. initial evaluation (初期評価)

  5. self-evaluation (自己評価)

  6. cost evaluation (コスト評価)

  7. effectiveness evaluation (有効性の評価)

  8. evaluation criteria (評価基準)

  9. critical evaluation (批判的評価)

  10. peer evaluation (ピア評価、同僚による評価)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「evaluate」はラテン語の「valere (価値がある、力がある)」から派生し、「-ion」は名詞化の接尾語です。

  • ニュアンス: 何かを定量的・定性的に判断する際につかわれ、フォーマル寄りの文脈で使われることが多いです。企業の業績評価やレポートカードなど公的な場面でよく使われます。また、アカデミックな文脈でも信頼性や分析結果を「評価する」際に使用されます。


  • 口語/文書: ビジネス文書やレポート、論文などのフォーマルシーンで非常によく使われます。カジュアルな日常会話でも使われることはありますが、もう少し砕けた言い方だと「assessment」や「review」などを使う場合もあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 「evaluation」は可算名詞として扱われることが多いです。たとえば「an evaluation」「the evaluation」「several evaluations」のように使います。

  • 動詞形「evaluate」は他動詞として用いられ、目的語を取ります。たとえば「to evaluate a proposal (提案を評価する)」のように、「evaluate + 何を」が続くパターンが一般的です。

  • イディオムや一般的な構文:


    • “to make an evaluation of …” (…を評価する)

    • “to provide an evaluation report” (評価レポートを提供する)


フォーマルな文書で使われる場合は「comprehensive evaluation」「in-depth evaluation」など表現を組み合わせて、より正確に内容を示すことが多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話例


  1. “I had a quick evaluation of the new cafe in town. It’s quite good!”

    (街に新しくできたカフェをちょっと評価してみたんだけど、なかなか良かったよ。)


  2. “Could you give me an evaluation of this product’s quality?”

    (この商品の品質を評価してもらえますか?)


  3. “We’re doing a self-evaluation in class to see how we can improve.”

    (改善点を探すために、クラスで自己評価を行っています。)


(2) ビジネスシーン例


  1. “A thorough evaluation of our sales strategy is necessary to increase our profit margin.”

    (利益率を上げるためには、販売戦略の徹底的な評価が必要です。)


  2. “The manager will conduct an annual performance evaluation for each team member.”

    (マネージャーはそれぞれのチームメンバーの年間業績評価を行います。)


  3. “We prepared an evaluation report for the upcoming board meeting.”

    (私たちは次の役員会議に向けて評価レポートを作成しました。)


(3) 学術的な文脈


  1. “A rigorous evaluation of the experimental data is essential for drawing valid conclusions.”

    (妥当な結論を導くためには、実験データの厳密な評価が不可欠です。)


  2. “Peer evaluation systems are widely used in academic settings for research quality checks.”

    (研究の質をチェックするために、学術の現場ではピア評価システムが広く使われています。)


  3. “The evaluation of these findings requires a multidisciplinary approach.”

    (これらの知見を評価するには、多角的なアプローチが必要です。)



6. 類義語・反意語と比較


  • assessment (評価・査定)


    • 「evaluation」と非常に近い意味を持ちますが、「assessment」は試験や査定などで、点数付けや分析をするニュアンスがやや強い場合に使われます。


  • appraisal (査定・鑑定)


    • 「資産(不動産など)の鑑定」「人事考課の査定」という文脈で使われることが多い単語です。ビジネス文書やフォーマルな文脈でしばしば登場します。


  • judgment (判断・判決)


    • 「evaluation」が事実や数値に基づいた評価を示す一方で、「judgment」はより主観的・法的な「判断」や日常的感覚での「判断」を表すことが多いです。


  • review (見直し・再検討)


    • 「evaluation」よりは少しカジュアルに「見直し」「検討」といった意味合いで使われます。


  • 反意語: 直接の反意語は少ないですが、「neglect (無視)」や「ignore (無視)」は評価しない・看過するという意味で、評価する行為の対極にある動詞です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɪˌvæl.juˈeɪ.ʃən/

  • アクセント: 「-a-」の後ろの「u」に続く「eɪ」の部分 (juˈeɪ) に強勢が置かれます。


    • アメリカ英語: [ɪˌvæl.juˈeɪ.ʃən]

    • イギリス英語: [ɪˌvæl.juˈeɪ.ʃən] (大きな違いはほぼありません)


  • よくある間違い: “evaluation”の末尾の “-tion” 部分が [ʃən] ではなく [tɪon] のように発音されてしまうことがあるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “evaluation” はスペルが長めなので、つづりを間違えないように注意してください。


    • 例: × “evalution” → ○ “evaluation”


  • 同音・類似型ではありませんが、 “evaluate” (動詞) と “evaluate イコール= 価値を考える” という語幹の部分を意識して覚えると混同しにくくなります。

  • TOEICや英検などの試験では、ビジネスメールや会議の議題として「評価に関する問題」で出題されやすいです。文脈の中で「査定」「分析」「評価をする」というニュアンスをくみ取れるように対策してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「value(価値)」が含まれている → 「valueを測る行為」=「evaluation(評価)」とイメージすると覚えやすいです。

  • スペリング・発音のポイント: “evaluate” という動詞から “-ion” をつけて名詞形にしただけ、と考えるとつづりと発音が定着しやすくなります。

  • 勉強テクニック: 「ビジネス評価」「学術研究の結果評価」「自己評価」のシーンを思い浮かべながら、例文を音読するとしっかり身につきます。


以上が、名詞「evaluation」についての詳しい解説です。ビジネスや学術の文脈でよく使われる重要単語ですので、「価値を測る・判断する」というイメージを意識しながら、例文と共にぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
evaluation
意味(1)

(物・行為などの)評価;(物の)見積り

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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