最終更新日:2024/08/31

In a way that is almost the same as something or someone else

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元となった辞書の項目

similarly

副詞

類似して / 《文修飾語に用いて》同様に

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同様に、シェフが一品一品に塩をひとつまみ加え、味付けを統一しています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: similarly

品詞: 副詞 (adverb)

英語での意味

• In a similar way or manner.

日本語での意味

• 同様に、同じように。

「similarly」は、「似たような方法で」「同様に」というニュアンスを持ち、何かを比較したり、もう一方も同じ状態や性質を持つことを表すときに使います。文と文をつなぐ接続詞的な役割で用いることが多く、特に文章やスピーチで論理的に話を進める場面でよく見かけます。

活用形


  • 副詞なので、人称や数による変化はありません。

  • 形容詞形は “similar” (似ている) で、その副詞形が “similarly” です。

他の品詞


  • 形容詞: similar(似ている)

  • 名詞: similarity(類似点)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ある程度まとまった文章を書く・読むときに、比較や並列などの論理構成を明確にしたい場合によく使います。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: similar(「似た」という意味を持つ形容詞)

  • 接尾語: -ly(副詞を作る語尾)

関連する派生語


  • similar (形容詞): 似ている

  • similarity (名詞): 類似点

  • dissimilar (形容詞): 似ていない

よく使われる10のコロケーションや関連フレーズ


  1. “similarly found” → 同様に見つかった

  2. “similarly structured” → 同様の構造をしている

  3. “similarly affected by” → 同様に影響を受ける

  4. “similarly treated” → 同様に扱われる

  5. “similarly repeated” → 同様に繰り返された

  6. “similarly expressed” → 同様に表現された

  7. “similarly useful” → 同様に役立つ

  8. “similarly important” → 同様に重要な

  9. “similarly designed” → 同様に設計された

  10. “similarly approached” → 同様のアプローチがなされた


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “similis”(似ている)を語源とする “similar” から派生しています。

歴史的背景


  • “similar” は中世フランス語、ラテン語から英語に取り入れられ、そこから副詞形である “similarly” が生まれました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 書き言葉・スピーチなど、ややフォーマルな文脈で「〜と同様に」の意味をはっきり示すためによく使われます。

  • 口語でカジュアルに使うこともありますが、文章やプレゼンテーションなどで論理を繋ぐ際に効果的です。

  • 同一性を示すというよりは「同じ状態・方法・状況であること」を示唆します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞として、文全体や節にかかり、比較や並列を示します。

  • 文頭に置いて、「Similarly, S + V...」のように次の内容が前述の内容と同じ方向性を持つことを示すのが一般的です。

  • 接続詞のように使って、文を繋ぐ機能がありますが、あくまで副詞なので、後ろにカンマを置いて前後を区切ることが多いです。

例:構文章節


  • “The first experiment showed a positive result. Similarly, the second experiment yielded the same outcome.”


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアルな場面)


  1. “I tried a new recipe last night. Similarly, my brother cooked something experimental too.”

    (昨晩、新しいレシピを試してみたんだ。同じように、弟も何か実験的な料理をしてたよ。)


  2. “I texted her, and similarly, she replied almost immediately.”

    (彼女にメッセージしたら、同じようにすぐに返事が来たよ。)


  3. “He started learning French. Similarly, I chose to study Spanish.”

    (彼はフランス語を習い始めた。同様に、私はスペイン語を勉強することにしたよ。)


ビジネス (フォーマル寄りの場面)


  1. “Our sales increased in the European market. Similarly, we saw growth in Asia.”

    (欧州市場で売上が伸びました。同様に、アジアでも成長が見られました。)


  2. “The new policy was successful in the pilot project. Similarly, it proved effective in other departments.”

    (新しい方針はパイロットプロジェクトで成果を上げました。同様に、他部門でも効果があると証明されました。)


  3. “We established strong partnerships within the domestic market. Similarly, we need to cultivate alliances abroad.”

    (国内市場で強いパートナーシップを築きました。同様に、海外でも提携を育てる必要があります。)


学術的・専門的 (アカデミックな場面)


  1. “Smith (2020) argues that these factors are critical. Similarly, Johnson (2021) provides further evidence supporting this claim.”

    (Smith(2020)はこれらの要因が重要だと主張している。同様に、Johnson(2021)もこの主張を裏付けるさらなる証拠を示している。)


  2. “The research indicates a clear correlation between stress and productivity. Similarly, it highlights the impact of rest on overall performance.”

    (その研究はストレスと生産性の間の明確な相関を示している。同様に、休養が総合的なパフォーマンスに与える影響も強調している。)


  3. “Results from the first phase showed a positive outcome. Similarly, the second phase reinforced the initial hypothesis.”

    (第一段階の結果は好意的なものだった。同様に、第二段階も初期仮説を補強する結果となった。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. likewise(同様に)


    • 「同じく、同様に」として書き言葉・スピーチで使われる。

    • 例: “The design was modern. Likewise, the interior was innovative.”


  2. in the same way(同じ方法で)


    • よりカジュアルに「同じように」を表すフレーズ。

    • 例: “He solved the problem quickly. In the same way, she figured out a solution just as fast.”


  3. correspondingly(対応して)


    • ややフォーマルで、「対応する形で」という意味を強調。

    • 例: “The demand has surged. Correspondingly, the supply chain needs rapid expansion.”


反意語 (Antonyms)


  • differently(異なる方法で)


    • “similarly” が「同様に」を表すのに対し、これは「異なった方法で」を意味する。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈsɪm.ɪ.lər.li/ (アメリカ英語), /ˈsɪm.ɪ.lə.li/ (イギリス英語)

  • アクセント: 最初の “sim-” の部分に強勢がきます。

  • アメリカ英語では “-lər-” の「r」をはっきり発音し、イギリス英語では “-lə-” のように「r」をほぼ発音しません。

  • スペルは “similar” + “ly” = “similarly” となるため、途中で「-a-」を入れないよう注意してください(例: “similary” などにしない)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “similarly” は “similar” + “ly” ですが、まちがえて “similary” と書いてしまうことがよくあります。

  • 同音異義語との混同: 特に “similar” や “simulate” など、つづりが似ている単語と混同しないように注意。

  • TOEICや英検などの試験: 長文読解や穴埋め問題で、「前の文を受けて〜」という文脈で登場する可能性が高いです。論理展開を理解しているかどうかをチェックする問題がよく出ます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「similar(似ている)+ly(副詞化)」で「似たように・同様に」という意味と覚える

  • “similar” から単純に “ly” をつけただけなので、スペリングを間違えにくくするコツは、“similar” のつづりを正確に覚えること。

  • イメージとしては、2つの円がほぼ同じ大きさで重なり合っている様子を思い浮かべると「同じように」と理解しやすいでしょう。

「similarly」は「似たような方法で物事が起きる」ことを表す便利な副詞です。文同士をスムーズに繋ぎ、論理的な文章・スピーチを組み立てるうえで役立つので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
similarly
意味(1)

類似して

意味(2)

《文修飾語に用いて》同様に

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