最終更新日:2025/07/07
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

resistance

名詞

〈U〉〈C〉《...に》 抵抗すること,反抗すること, こらえること 《to, against ...》 / 抵抗運動 / 〈U〉抵抗力

このボタンはなに?

材料の抵抗力がその耐久性を決定します。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語「resistance」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: resistance

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The act or power of resisting, opposing, or withstanding something.

意味(日本語): 何かに対して抵抗・反抗・耐える力を指します。例えば、説得や圧力に対して反発したり、物理的に力を加えられたときにそれを跳ね返そうとしたりするイメージがあります。

「resistance」は、何か外部からの力や要求に対して「抵抗しよう」「反発しよう」というニュアンスのある単語です。政治や社会運動の文脈で用いられることもありますし、物理や生物学(免疫力など)の分野でも使われます。

活用形


  • 名詞 (noun): resistance (単数形・不可算扱いの場合が多いが可算文脈もあり)

  • 動詞 (verb) 形: なし(動詞形は “resist”)

  • 形容詞 (adjective): resistant(抵抗性のある)、resistive(※主に技術的文脈で使われる形容詞)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2は、ある程度複雑なトピックや抽象的な概念を扱えるレベルです。本単語は物理学や政治など幅広い文脈で用いられ、学校の授業やニュースなどでもよく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: resist(抵抗する)

  • 接尾語: -ance(状態や行為を名詞化する)

“resistance” は「resist(抵抗する)」に名詞を作る接尾語 “-ance” が結合した形です。

派生語や関連語


  • resist (v.): 抵抗する

  • resistant (adj.): 抵抗力のある

  • resistive (adj.): 抵抗に関する(主に電気的文脈など)

  • resistor (n.): 電気回路で使われる「抵抗器」

コロケーション(よく使われる表現)10選


  1. resistance movement(抵抗運動)

  2. electrical resistance(電気抵抗)

  3. resistance to persuasion(説得に対する抵抗)

  4. armed resistance(武力抵抗)

  5. offer resistance(抵抗を示す)

  6. face resistance(抵抗に直面する)

  7. build up resistance(抵抗力を高める)

  8. political resistance(政治的抵抗)

  9. immune resistance(免疫抵抗)

  10. resistance training(筋力トレーニング)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「resistere(逆らう、踏みとどまる)」から派生し、フランス語などを経て英語の “resistance” となりました。

ニュアンス


  • 歴史的には、支配や権力に対する抵抗運動を指す文脈で多用されてきました。たとえば、第二次世界大戦期の「レジスタンス運動」は特に有名です。

  • 現在では、単に「物理的な抵抗」だけでなく、心理的な反発、政治的反抗など幅広い場面で使われます。

  • 口語よりもやや書き言葉、硬めの文脈で使われる印象がありますが、「抵抗トレーニング(resistance training)」のように日常会話でも出てくる場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:

    一般的には抽象概念としての「抵抗」(例えば “resistance to change” のような使い方)の場合は不可算として扱われることが多いです。一方で「いくつもの抵抗運動」というように個別の事象を指すときには可算名詞として扱われることもあります。


  • 一般的な構文例:


    • offer resistance to ~(~に対して抵抗を示す)

    • there is resistance (to something)(~に対して抵抗がある)

    • face resistance from ~(~からの抵抗に直面する)


  • イディオム/フレーズ: “put up resistance” (抵抗を示す) などがあります。


使用シーン


  • フォーマル: 政治評論や学術論文、正式な報告書など。

  • カジュアル: 日常会話では「筋トレ(resistance training)」、あるいは「抵抗感」程度のニュアンスで用いられる場合があります。


5. 実例と例文

A) 日常会話での例文


  1. “I started doing resistance training to build muscle.”

    (筋肉をつけるために抵抗トレーニングを始めたんだ。)


  2. “There's always some resistance from my parents whenever I talk about moving out.”

    (一人暮らしをしたいって話すと、いつも両親から抵抗されるんだ。)


  3. “I felt a little resistance when I tried to open that old door.”

    (あの古いドアを開けようとしたら、ちょっと引っかかる感じがあったよ。)


B) ビジネスでの例文


  1. “We faced resistance from the board members when proposing the budget increase.”

    (予算の増額を提案したとき、重役たちから抵抗に遭いました。)


  2. “Her idea met with some resistance, but eventually the team agreed.”

    (彼女のアイデアにはいくつか反対がありましたが、最終的にチームは同意しました。)


  3. “Overcoming resistance to change is crucial for organizational growth.”

    (変化に対する抵抗を乗り越えることが、組織の成長には不可欠です。)


C) 学術・専門的文脈での例文


  1. “The electrical resistance of the wire increases with temperature.”

    (ワイヤーの電気抵抗は温度の上昇とともに増加します。)


  2. “Antibiotic resistance has become a serious global health concern.”

    (抗生物質耐性は、世界的に深刻な健康問題となっています。)


  3. “His research focuses on the psychological resistance people exhibit under stress.”

    (彼の研究は、人々がストレス下で示す心理的抵抗に焦点を当てています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. opposition(反対)


    • もう少し幅広く「反対する立場」を含む意味。政治や意見対立なんかに使われる。


  2. defiance(公然の反抗)


    • より挑戦的で「はむかう」ニュアンスが強い。


  3. rebellion(反乱)


    • 集団で武力的に反乱を起こすようなイメージがあり、抵抗よりも攻撃的。


  4. refusal(拒否)


    • 「拒絶」という意味で、resistance よりも行為としてはっきりした拒午を示す。


  5. counteraction(対抗措置)


    • 具体的に行動を起こして対抗するイメージ。


反意語 (Antonyms)


  1. submission(服従)

  2. compliance(従順、従うこと)

  3. acceptance(容認、受け入れ)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • 米英: /rɪˈzɪstəns/(ri-ZIS-tens)

    • 英英: /rɪˈzɪst(ə)ns/(ri-ZIS-t’ns)


  • アクセントは「-zis-」の部分に置かれます (re-ZIS-tance)。

  • よくある間違い: “re-sis-tence” のように /z/ の発音が /s/ に近くならないように気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “resistence” や “ressistance” と綴ってしまうミスがあるので気をつけましょう。

  2. 動詞との混同: 動詞は “resist” なので、“resistance” を動詞扱いしないように。

  3. 音の混同: “z” の発音が曖昧になりがちなので要注意。

  4. TOEICや英検での出題傾向: 組織の変革や新提案に対する反発を表す文章でよく登場します。また、電気抵抗や免疫学の文脈で確認問題になることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語幹 “resist” に名詞化の “-ance” がつくことで「抵抗する行為」になる、と覚えましょう。

  • 物理や電気回路における「抵抗器(resistor)」を連想すると、「resist-」という綴りが記憶に残りやすいです。

  • 「レジスタンス運動(resistance movement)」の歴史的イメージも関連づけて覚えると定着しやすいです。


以上が、名詞「resistance」の詳しい解説です。さまざまな文脈に応用できる重要表現ですので、ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
resistance
意味(1)

〈U〉〈C〉(…に)抵抗(反抗)すること;(…を)こらえること《+to(against)+(do*ing*)》

意味(2)

〈U〉(病気などに対する)抵抗力《+against(to)+

意味(3)

〈U〉〈C〉(またresistance movement)(権力・圧制に対する)抵抗運動,レジスタンス

意味(4)

〈U〉(空気の)抵抗;(電気の)抵抗

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★