最終更新日:2025/12/03

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元となった辞書の項目

qualification

名詞

〈U〉資格を与えること,資格があること,〈U〉資格,能力;《複数形で》免許状,資格証明書 / 〈U〉〈C〉制限;条件;修正

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彼女はその仕事に必要な資格を持っています。

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解説

以下では、英単語「qualification」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: qualification

品詞: 名詞 (countable noun: qualifications)

英語での意味


  • “qualification”とは、ある仕事や活動を行うにあたって求められる技能・知識・条件、もしくはそれを証明する証明書や資格、要件を指す名詞です。

日本語での意味


  • 「ある業務や役割を行うための資格や能力、または資格証明を意味する単語です。仕事や学校の入学要件などで“必須資格”としてよく使われるほか、“資格証明”を表す文脈でも用いられます。」

活用形・他の品詞形


  • 名詞: qualification (単数) / qualifications (複数形)

  • 動詞: qualify(資格を与える、資格を得るなど)

  • 形容詞: qualified(資格を持った、適任の)

  • 名詞: qualifier(予選、修飾語などの意味でも使われる)

CEFRレベル


  • 目安: B2(中上級)

    B2レベルは比較的複雑な表現や抽象的な語彙も扱える段階で、ビジネス文脈や学術文脈などでも広く使われる語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): なし

  • 語幹 (root): “qualify” (能力を与える、適格にする)

  • 接尾語 (suffix): “-ation”(動詞を名詞化する接尾語)

「qualify」に “-ation” がつくことで「資格を与えること」の名詞形、すなわち「資格、条件、要件、資格証明書」を表すようになります。

詳細な意味


  1. ある特定の仕事や役割を果たすために必要とされる技能や要件

  2. 資格試験や学術的な修了証明としての資格証明書

  3. 何らかの条件を満たすための必須要件や制限

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. academic qualification / 学歴・学術的資格

  2. professional qualification / 職業資格

  3. necessary qualification / 必要な資格

  4. meet the qualification requirements / 資格要件を満たす

  5. lack qualifications / 資格が不足している

  6. teaching qualification / 教員資格

  7. minimum qualifications / 最低限の必要資格

  8. qualification exam / 資格試験

  9. qualification framework / 資格フレームワーク

  10. internationally recognized qualification / 国際的に認められた資格


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「qualification」は「qualify(適切な能力・権利を与える)」から派生しています。

  • 「qualify」はラテン語の “qualis”(どんな性質を持っているか)に由来し、そこから “-fy”(〜にする)を加えることで「必要な性質を持たせる」という意味を持つようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「qualification」はおもにフォーマルな場面で使われることが多いです。履歴書や職務経歴書、応募条件などに書かれる「資格・要件」を指すことが一般的です。

  • カジュアルな口語では「What are your qualifications?(何か資格はありますか?)」のように質問することはありますが、より砕けた場面では「What can you do?(どんな能力があるの?)」といった別の表現を使うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • “qualification”は可算名詞として扱われ、「〇〇の資格」という意味を具体的に表す場合は複数形をとることが多いです。

    例: “She has the necessary qualifications for this position.” (複数形)


  • また、仕事上の“要件”という集合的な意味で使う場合もありますが、ふつうは可算名詞として扱うのが一般的です。


  • 「qualification for [仕事/役割]」のように前置詞 “for” や “to” などとよく結び付きます。


例:


  • qualification for a position

  • qualification to administer injections (医療行為など限定的なケース)


5. 実例と例文

それぞれの文脈にあわせ、自然な会話や文章の例文を挙げます。

5.1 日常会話での例文(3つ)


  1. “Do I need any qualifications to apply for this part-time job?”

    (このアルバイトに応募するのに何か資格は必要?)


  2. “I’m thinking of getting a cooking qualification to improve my skills.”

    (料理の腕を上げるために資格を取ろうかと思っているんだ。)


  3. “She mentioned her language qualifications when we talked about traveling abroad.”

    (彼女は海外旅行の話をしたときに語学の資格について言及していたよ。)


5.2 ビジネスでの例文(3つ)


  1. “All candidates must have a professional qualification in accounting.”

    (候補者は全員、会計の職業資格を持っていなければなりません。)


  2. “Please list all your relevant qualifications on your résumé.”

    (履歴書に関連する資格をすべて記載してください。)


  3. “We’re looking for someone with strong qualifications in project management.”

    (プロジェクト管理で優れた資格・スキルを持つ人を探しています。)


5.3 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “An academic qualification in computer science is highly desirable for this research position.”

    (この研究職には、コンピューターサイエンスの学術資格が強く望まれます。)


  2. “His qualifications include multiple publications in peer-reviewed journals.”

    (彼の資格要件には、査読付きジャーナルでの複数の論文発表が含まれます。)


  3. “Some universities require specific language qualifications before admission.”

    (いくつかの大学は、入学前に特定の語学資格を要求します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. certification / 証明書、資格


    • より公式な「証明書」のニュアンスが強い。書類を指す場面でよく使われる。


  2. credential / 資格証明、実績


    • 学歴や実績を含むより広範な記録・証明を指すことが多い。


  3. requirement / 要件


    • 必要条件の側面が強く、証明書というより「求められる条件」を指す。


  4. eligibility / (法的・条件的に)適格であること


    • 条件を満たしている度合いを示す単語。手続きや応募資格などで用いられる。


反意語 (Antonym)


  • disqualification / 失格、不適格


    • 資格が取り消される、あるいは要件を満たさず「不合格」に陥る場面で用いられる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • イギリス英語: /ˌkwɒlɪfɪˈkeɪʃən/

    • アメリカ英語: /ˌkwɑːlɪfɪˈkeɪʃən/


  • アクセント: 第4音節「-ca-」に強勢


    • qua-li-fi-CA-tion


  • よくある発音の間違い:


    • “qua-li-fee-cation” と「fee」に強勢を置いてしまう間違いが起きやすい。

    • “quar”や“kwar”というように “qua”を曖昧に発音してしまう場合がある。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “quallification”や“qualifiaction”とつづりを間違いやすい。

  • 同音異義語との混同: 他には大きく似たスペルの語はありませんが、「qualified(形容詞)」や「qualifier(名詞)」と混同しないように注意。

  • 試験対策: TOEICや英検など、ビジネス英語や募集要項の問題文でよく登場する。必ずスペルと意味をおさえておきたい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “qualify” + “-ation” = 「資格を得る(qualify)」+「名詞化(-ation)」=「資格・要件」

  • “Quali-” は「クオリティ(quality)」とも音が似ており、「質や基準と関わる」イメージで覚えるとよい。

  • 資格試験や証明書という場面を思い浮かべ、「合格証明書が頭に浮かぶ」イメージで単語を定着させるのがおすすめです。


さまざまな文脈で使われる「qualification」ですが、フォーマルな書き言葉やビジネス文脈での使用頻度が特に高い単語です。スペリングとアクセントに注意し、実際の状況に合わせて使いこなしましょう。

意味のイメージ
qualification
意味(1)

〈U〉資格を与えること,資格があること,〈U〉資格,能力;《複数形で》免許状,資格証明書

意味(2)

〈U〉〈C〉制限;条件;修正

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