最終更新日:2025/12/05
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

flight

【名/U】飛ぶこと / 【名/C】飛行, 飛行距離 / (飛行機の)定期便 / 《a ~》(鳥・昆虫・飛行機などの) 一団となって飛ぶ群れ / 《a ... of stairs》(階と階,または踊り場と踊り場の間の) 一続きの階段

このボタンはなに?

東京へのフライトを予約しました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: flight

品詞: 名詞 (可算名詞)

英語での意味


  1. The act or process of flying through the air.

  2. A journey made by an aircraft.

  3. The act of running away or escaping.

  4. (階段などの) 一続きの段 → “a flight of stairs” など。

日本語での意味


  1. 飛行、空を飛ぶこと

  2. (航空機による) 飛行便

  3. 逃亡、避難

  4. (階段の) ひと続きの段

「flight」は、「飛行」や「航空便」、「逃亡」など、文脈に応じて複数の意味を持つ単語です。日常的には「飛行機の便」を指すことが多いですが、鳥などが空を飛ぶ場合を表すときにも使われます。また、階段の一区画を指す用法や、比喩的に「逃亡」を表すときにも用いられます。覚えるときは複数の意味に気を付けるとよいでしょう。

活用形: 名詞なので、基本的に単数形 “flight” と複数形 “flights” があります。

他の品詞になった例


  • 動詞形は日常的には使われませんが、近い形として “fly (飛ぶ/飛ばす)” の過去形・過去分詞は “flew / flown” となります。

  • “flight” をもとにした形容詞はありませんが、比喩的に “flightless (飛べない)" のように “-less” を付けて使われる単語があります (例: flightless bird = 飛べない鳥)。

CEFRレベルの目安: A2〜B1


  • A2 (初級): 単語数が増え始める段階で「飛行機に乗る」「飛行機便」「旅行」などについて話そうとするときに必要になる。

  • B1 (中級): 自分の旅行体験や交通手段の比較など、もう少し幅広い話題で用いる。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹など


  • “flight” は明確な接頭語や接尾語を含まない単語です。古英語“flyht”から派生しています。

  • 語幹として “fli-” や “fligh-” は残っているものの、現代英語ではほとんど独立した形では使われません。

派生語や類縁語


  • “fly” (動: 飛ぶ)

  • “flightless” (形: 飛べない)

  • “flighty” (形: 気まぐれな、移り気な)

よく使われるコロケーション (共起表現) 10選


  1. flight schedule (飛行スケジュール)

  2. flight number (便名)

  3. flight attendant (客室乗務員)

  4. domestic flight (国内線)

  5. international flight (国際線)

  6. flight path (飛行経路)

  7. flight delay (フライトの遅れ)

  8. missed flight (乗り遅れたフライト)

  9. flight deck (操縦室、飛行甲板)

  10. flight of stairs (階段の一続き)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “flyht” (飛ぶこと) に由来し、当時から “fly” (飛ぶ) という動詞と密接な関係がありました。

  • 中世以降、特に鳥や飛行機だけでなく「逃亡」や「高く舞い上がる」比喩表現としても広く使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • “escape” や “run away” などと組み合わせて使われるときは、「逃亡・脱出」といったやや緊迫感のあるニュアンスを伴うことがあります。

  • “flight” は比較的フォーマル度が中程度の単語で、日常会話から公式文書まで幅広く使われます。

  • 「階段(のひと続き)」としての “flight of stairs” は日常生活でもよく登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 「1便」「2便」のように数えられます。→ “one flight,” “two flights,” など。

  • “flight” を使った一般的な構文


    • “take a flight to …” (…行きのフライトに乗る)

    • “book a flight” (フライトを予約する)

    • “catch a flight” (フライトに間に合う)

    • “a flight of fancy” (想像の飛躍, 大胆な思いつき) → これはイディオム的表現。


  • 口語/文書: 日常会話でも書き言葉でもよく登場。ビジネスや旅行のシーンで特に使われる。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I have a flight to New York tomorrow morning.”

    明日の朝ニューヨーク行きのフライトがあります。

  2. “Did you book the flight yet?”

    フライトはもう予約したの?

  3. “Our flight got delayed because of bad weather.”

    悪天候のせいで私たちのフライトは遅れました。

ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “I’ll catch the early morning flight to attend the meeting on time.”

    会議に間に合うよう、朝一番の便に乗ります。

  2. “Please send me your flight details when you have them.”

    フライト情報がわかり次第、教えてください。

  3. “The company covered all my flight expenses for the conference.”

    その会議に関するフライト代は、会社がすべて負担してくれました。

学術的・フォーマルな文脈での例文 (3つ)


  1. “The study focuses on the flight patterns of migratory birds.”

    その研究は渡り鳥の飛行パターンに焦点を当てています。

  2. “We must analyze the flight data to improve safety measures.”

    安全対策を強化するため、飛行データを分析する必要があります。

  3. “Her theory represents a remarkable flight of imagination in physics.”

    彼女の理論は、物理学における驚くべき想像の飛躍です。


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “airline” (航空会社)


    • 主に飛行機会社の名称を指す。 “I booked with that airline.” (あの航空会社で予約しました。) のように使う。


  • “plane” (飛行機)


    • 具体的に飛行機そのものを指す。


  • “flight path” (飛行ルート)


    • フライトの軌跡。


  • “escape” (逃亡)


    • 「逃げること」を主に指し、flight の “逃亡” の用法と近いが、具体的行為そのものを表す。


反意語


  • 厳密に “flight” の反意語は存在しませんが、文脈によっては “landing (着陸)” が対照的な動作になる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /flaɪt/

  • 発音(米・英ともにほぼ同じ): “フライ(ト)” のように “ai” を伸ばして発音

  • アクセントの位置: 単音節のため、特別なアクセントの移動はありません。

  • よくある間違い: “フライト” と日本語カタカナ読みすると、 /fɹaɪt/ (r の位置) が曖昧になりやすいので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “flight” の “l” を書き忘れて “fight” (戦う) と混同することが多いので注意。

  • 同音異義語との混同: “fright (恐怖)” は /fraɪt/ で非常によく似ていますが、綴りが異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリスニング問題で、空港アナウンスや旅行計画のやりとりで頻出。スペリングと発音をしっかり覚えましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “fly” に “-t” が付いて、動詞“fly (飛ぶ)”が名詞形になったイメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • “fight” (戦う) と綴りがほぼ同じで “l” があるかないかで意味が全く変わるため、「l (エル) が入ったら ‘飛行(Flight)’」と覚えると混同しにくくなります。

  • 階段を飛び上がるイメージで “a flight of stairs” と覚えると、複数の意味がつながって記憶に残りやすいでしょう。

以上が “flight” の詳細です。旅行や日常会話、ビジネス、学術的な文脈など、幅広いシーンで役立つ単語なので、ぜひ覚えておいてください。

意味のイメージ
flight
意味(1)

〈U〉飛ぶこと

意味(2)

〈C〉飛行;飛行距離


意味(3)

〈C〉(飛行機の)定期便,(定期旅客機の)便名(flight number)
〈C〉《a ~》(鳥・昆虫・飛行機などの)一団となって飛ぶ群れ;(矢・弾などの)斉射《+of+

意味(4)


〈U〉(時間などが)飛ぶように過ぎること《+of+》
〈C〉《a ... of stairs》(階と階,または踊り場と踊り場の間の)一続きの階段

意味(5)

〈C〉(思想・気持ちなどの)飛躍,高揚《+of+

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★