最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

divorce

名詞

〈U〉〈C〉離婚

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彼女は結婚生活の数年間の不幸せの後、離婚を申請しました。

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解説

名詞 divorce の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: divorce

日本語: 離婚

品詞: 名詞 (可算名詞として扱われることが多い)

例: “a divorce” (1件の離婚), “the divorce was finalized” (離婚が成立した)

意味の説明


  • 英語の意味: The legal dissolution or termination of a marriage.

  • 日本語の意味: 夫婦が法的に婚姻関係を解消すること。

「divorce」は、夫婦が結婚関係を法的に終わらせる出来事や手続きに対して使われる単語です。一般的に、夫婦間の結婚生活が立ち行かなくなった際に、互いの法的な権利・義務をはっきりさせるために行われる「離婚」を指します。感情的にも法律的にも重大なイベントです。

活用形

名詞の場合、主に


  • 単数形: divorce

  • 複数形: divorces

他の品詞の例


  • 動詞形: to divorce / divorces / divorcing / divorced

    例: They decided to divorce. (彼らは離婚することを決めた)

難易度 (CEFR レベルの目安)


  • B2 (中上級): 社会的・日常的な出来事について話せるようになるレベル。

    離婚という法律用語を含む話題は日常会話に深く関わってくるため、この程度のレベルが目安です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: di- (ラテン語由来の “dis-” が変化した形で、「離れる」「分離」を表す)

  • 語幹: vorce (もとはラテン語の “vertere” = 「向きを変える」「回す」から派生し、「別々の方向に回す」というニュアンス)

派生語・類縁語


  • divorced (形容詞): 離婚した

    例: She is divorced. (彼女は離婚している)

  • divorcee (名詞): 離婚した女性(やや古風な表現)

コロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. file for divorce → 離婚を申請する

  2. get a divorce → 離婚する

  3. finalize the divorce → 離婚を成立させる

  4. divorce settlement → 離婚の和解(協議)

  5. grounds for divorce → 離婚の理由

  6. uncontested divorce → 争いのない離婚

  7. amicable divorce → 円満離婚

  8. messy divorce → もめる離婚

  9. divorce proceedings → 離婚手続き

  10. divorce papers → 離婚書類


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “divortium” (dis- + vertere)、「別方向に向きを変える」からきています。

  • 歴史的背景: 古くから婚姻制度を解消する法的手段として言及されてきました。現代では国や文化によって離婚に対する法的・宗教的な考え方が異なります。

  • ニュアンス: 個人・家族間の問題が公に扱われるため、センシティブな話題。カジュアルに扱うよりも、内容や相手との関係によっては慎重さが求められる表現です。

使用時の注意点


  • 口語/文章: どちらでも使われますが、特に正式な文書や公的な場面で使いされることが多い単語です。

  • カジュアル/フォーマル: 法律上の話題なので、若干フォーマルな場面でもよく登場します。会話で使うときは、相手のプライバシーに配慮する必要があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としては 可算名詞 の扱いが一般的です。「a divorce」「the divorce」「divorces」のように単数形・複数形で使用。

  • “get a divorce” のように、動詞 “get” や “file for” と組み合わせてよく使います。

一般的な構文・イディオム


  • have a divorce: 離婚を経験する

  • go through a divorce: 離婚を進める(離婚過程を経る)

  • (someone) is in the middle of a divorce: 離婚手続きの真っ最中


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I heard she’s getting a divorce soon.”

    (彼女、近々離婚するらしいよ。)

  2. “My parents went through a tough divorce when I was young.”

    (私が子どもの頃、両親は大変な離婚を経験しました。)

  3. “Divorce can be stressful, but sometimes it’s the best option.”

    (離婚はストレスが大きいけれど、時として最善策の場合もあります。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “He had to take some days off due to his divorce proceedings.”

    (彼は離婚手続きのために数日休暇を取りました。)

  2. “Divorce can impact an employee’s performance if not handled sensitively.”

    (離婚は、慎重に対応しないと従業員の業務にも影響を与えます。)

  3. “We offer legal consultations regarding divorce for our staff.”

    (当社では、スタッフ向けに離婚関連の法律相談を提供しています。)

(3) 学術的文脈での例文


  1. “Recent studies analyze the social impact of increasing divorce rates.”

    (近年の研究は、離婚率上昇が社会に及ぼす影響を分析しています。)

  2. “Economic factors play a significant role in divorce decision-making.”

    (経済的要因が離婚の決断に大きな役割を果たしています。)

  3. “Researchers emphasize the psychological effects of divorce on children.”

    (研究者たちは、離婚が子どもたちに与える心理的影響を強調しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. separation (別居)


    • 離婚に至るまでの過程、または正式に手続きをしていない別居状態を表す。


  2. annulment (婚姻無効)


    • 結婚が初めから無効であったとする法律手続きで、離婚とは異なる。


  3. dissolution (解散)


    • 法的関係を解消するというニュアンスだが、会社の解散などにも使えるより広い意味。


反意語


  • marriage (結婚)


    • 離婚の逆は新たな婚姻関係の成立。


使い分けのポイント


  • separation は必ずしも法的に完了した状態を指さないので「formal separation」か「trial separation」かで微妙にニュアンスが変わります。

  • annulment は結婚の成立自体を否定する措置なので法的意味合いが異なります。

  • divorce は「結婚自体は有効だったが、それを法的に解消」という意味。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /dɪˈvɔːrs/ (米・英ともに類似)


    • アメリカ英語: [dɪˈvɔɚs] や [dɪˈvɔrs] のように “r” をやや強めに発音する傾向。

    • イギリス英語: [dɪˈvɔːs] のように “ɔː” がやや長め。


  • アクセント: 後ろから 2 音節目の “-vor-” に強勢がきます (di-VORCE)。

よくある発音ミス


  • diverse と混同しやすい。 /daɪˈvɜːs/ と /dɪˈvɔːrs/ は全く違う言葉です。

  • di- の部分を [daɪ-] としてしまう場合があるので注意。正しくは [dɪ-]。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “devorce” などの綴り間違いがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: “diverse” (多様な) など発音が似ている単語と間違えないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEIC や英検では、社会問題や家族構成についての文章中に頻出する可能性があります。特に読解で「離婚が増加している」などのトピックに絡むことが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語 “di-” = 分裂のイメージ (divide, dissect, etc.) と関連付ける。

  • 「夫婦の道が分かれる」→ “di-” (離れる) + “-vorce” (ラテン語の “turn” のニュアンス) で覚えやすい。

  • 勉強テクニック:


    • 実際に “file for divorce,” “get a divorce” などのフレーズにおきかえて声に出して練習する。

    • 同じ意味の日本語をイメージしながら複数の文で繰り返し使うことで定着しやすくなる。


以上が、名詞 divorce の詳細解説です。

離婚に関する法律や文化的背景は国によって異なるので、使うときは状況や相手に配慮した表現を心がけましょう。

意味のイメージ
divorce
意味(1)

〈C〉《単数形で》完全な分離,絶縁

意味(2)

〈U〉〈C〉離婚,離縁

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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