最終更新日:2025/02/25

starting situation, fact, idea to develop from

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

basis

名詞

〈C〉《考えなどの》 基礎 《of, for ...》 / 基準, ...制 / (議論などの) 根拠 / (混合物の)主成分

このボタンはなに?

彼の議論の基礎は根本的に欠陥があった。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: basis

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 単数形: basis / 複数形: bases

意味 (英語 / 日本語)


  • 英語: “basis” means the foundation or underlying support for an idea, argument, process, or system.

  • 日本語: 「基盤」「土台」「根拠」という意味です。何かを進めるときの「よりどころ」や「根本となる部分」というニュアンスで、議論の土台や研究の根拠などを指す際に使われます。

CEFRレベルの目安


  • B2: 中上級

    比較的アカデミックな文章で頻繁に登場し、複雑な文脈で使われることがありますが、日常会話でもビジネスや研究などの話題で耳にすることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源: ラテン語の “basis” (土台) → ギリシャ語の “basis” (歩み、基礎)

  • 接頭語・接尾語: とくに接頭語や接尾語がついている形は一般的ではありませんが、複合語や他の品詞として派生した形で “basic” (形容詞) などがあります。

他の品詞になった際の例


  • 形容詞: basic (基本的な)


    • 例: a basic idea (基本的な考え)


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. on a regular basis (定期的に)

  2. on a daily basis (毎日)

  3. on a case-by-case basis (事例ごとに)

  4. provide a basis for … (…の基盤を提供する)

  5. form the basis of … (…の土台を形成する)

  6. a solid basis (確固たる土台)

  7. the scientific basis (科学的根拠)

  8. the legal basis (法的根拠)

  9. the basis for comparison (比較の基準)

  10. the basis for negotiation (交渉の基盤)


3. 語源とニュアンス

“basis” はギリシャ語で「歩む、踏む」を意味する “bainein” に由来し、「しっかりと立つ土台」「物事が成り立つための根幹」という意味が発端になっています。

現代英語では「議論や理論のよりどころ」「システムや仕組みを作る根本的要素」を表し、やや硬いニュアンスを持ちます。

主にアカデミック、ビジネス、専門書などにおいてフォーマルに使われますが、日常会話でも「何かが成り立つ根拠」を説明するときに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “a basis” / “the basis” として扱われ、複数形は “bases” になります。

  • 使用シーン:


    • フォーマル: ビジネスや学術的な文脈(会議、論文など)

    • カジュアル: 一般会話でも可。ただし “foundation” などに置き換えられることも多い。


一般的な構文


  • “(something) serves as the basis for (something else)”


    • 例: “This data serves as the basis for our hypothesis.”


  • “(something) forms the basis of (something else)”


    • 例: “Trust forms the basis of a strong relationship.”


  • “on a (daily/weekly/etc.) basis”


    • 例: “We meet on a weekly basis to discuss progress.”



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I go to the gym on a regular basis to stay healthy.”


    • 健康を維持するために定期的にジムに行ってるよ。


  2. “Trust is the basis of any good friendship, don’t you think?”


    • どんな良い友情でも信頼が土台になると思わない?


  3. “We share chores on a rotating basis so that it’s fair to everyone.”


    • みんなに公平になるように交代制で家事を分担してるんだ。


ビジネス (3例)


  1. “Our financial reports provide the basis for future investment plans.”


    • 当社の財務報告は将来の投資計画の基盤を提供します。


  2. “We need to establish a solid basis for the negotiation before proceeding.”


    • 交渉を進める前に、確固たる基盤を築く必要があります。


  3. “The client’s feedback will form the basis of our next product roadmap.”


    • 顧客のフィードバックが次の製品計画の土台となります。


学術的な文脈 (3例)


  1. “His research findings became the basis for subsequent studies in the field.”


    • 彼の研究結果は、その分野の後続研究の土台となりました。


  2. “A firm theoretical basis is crucial for conducting reliable experiments.”


    • 信頼できる実験を行うには、確固とした理論的基盤が不可欠です。


  3. “These historical documents serve as the basis for our understanding of ancient civilizations.”


    • これらの歴史的文書は、古代文明を理解するための根拠となっています。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. foundation (基盤)


    • “basis” よりも物理的な「土台」をイメージしやすいが、抽象的な意味でも用いられる。

    • 例: “This theory provides the foundation for modern physics.”


  2. base (土台、基礎)


    • “basis” とほぼ同意ではあるが、よりカジュアルに使われることが多い。

    • 例: “We started with a solid base of data.”


  3. ground / grounds (根拠、理由)


    • 意味合いとしては「理由」や「根拠」にやや重点を置く。

    • 例: “He was dismissed on the grounds of misconduct.”


反意語


  • 「result(結果)」「outcome(結果)」


    • 「物事の始まり・根拠」を表す “basis” に対し、「物事の終わり・結末」を表す “result” “outcome” は対照的な位置づけと言えます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈbeɪ.sɪs/

  • アクセント: 第1音節 “BA” にアクセント(強勢)が置かれます。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはほぼなく、いずれも [ˈbeɪ.sɪs] と発音されます。

  • よくある間違い: 第2音節を強く読みがちですが、正しくは第1音節を強調します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「bais」「bases」と書いてしまうミスが起こりやすいので注意。

  • 複数形の扱い: 複数形は “bases” (/ˈbeɪ.siːz/) で、発音もスペリングも変化します。

  • 同音異義語との混同: “bases” (複数形) と “basis” (単数形) の使い分けが必要。

  • 試験対策: TOEIC や英検のリーディングで、ビジネス文書や学術文の内容把握問題に出題されやすい単語です。派生語やコロケーションも合わせて覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 大きな建物の「土台のコンクリート」を思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • スペリング・発音のポイント: “ba-” (ベイ) + “-sis” (スィス) と分解して記憶すると、アクセント位置も含めてイメージしやすいです。

  • 勉強テクニック: 「on a daily basis = 毎日」「on a regular basis = 定期的に」など、頻度を表すフレーズとセットで覚えると、日常会話にもすぐに活用できます。


以上が “basis” の詳細解説です。ビジネスやアカデミックな場面で頻出する単語なので、コロケーションや活用例も合わせて身につけておくと理解が深まります。

意味のイメージ
basis
意味(1)

根拠,基準;…制

意味(2)

(混合物の)主成分

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★