最終更新日:2025/02/25

Afraid of what may happen; worried and nervous

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元となった辞書の項目

anxious

形容詞

《...を》心配している, 気になる《about ...》 / 《be ~ to do》 ...を切望して

このボタンはなに?

彼女はこれからの就職面接について心配していました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: anxious

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): Feeling worried, nervous, or uneasy about something; eager or keen to do or have something (in some contexts).

意味(日本語): 何かについて心配している、落ち着かない、または不安を感じている様子を表す。文脈によっては「~したくてたまらない」という肯定的な意欲を示すこともある単語です。「不安」や「心配」などネガティブな気持ちを表すことが多いですが、「~を強く望む」というニュアンスでも使われる場合があります。

活用形:


  • 比較級: more anxious

  • 最上級: most anxious

他の品詞形:


  • 副詞: anxiously (落ち着かずに、不安そうに)

  • 名詞: anxiety (不安、心配)

英語学習の難易度としては、日常でよく使われる単語ですが、複数の意味やニュアンスを持つためB2 (中上級) レベルくらいに相当すると考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「anxious」は、ラテン語の“anxius”から派生した語です。

  • 直接的に「接頭語 + 語幹 + 接尾語」に分解できる訳ではありませんが、「-ious」という形容詞を作るラテン系の接尾辞を含みます。

派生語・類縁語:


  • anxiety (名詞)

  • anxiously (副詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. be anxious about …(…について心配している)

  2. feel anxious(不安を感じる)

  3. anxious for the results(結果を心配 or 結果が待ち遠しい)

  4. anxious to see(見たくてそわそわしている or 不安で確かめたい)

  5. become increasingly anxious(ますます不安になる)

  6. an anxious look(不安そうな表情)

  7. anxious wait(不安混じりに待つこと)

  8. grow anxious(不安になってくる)

  9. anxious about the future(将来を心配している)

  10. make someone anxious(誰かを不安にさせる)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “angere” (締め付ける、苦しめる) から“anxius”になり、それが「anxious」となっています。

  • もともとは「胸を締め付けるような心配や恐れ」のニュアンスを含んだ言葉です。

ニュアンス・使用上の注意:


  • 「anxious」は一般的には「不安」や「心配」を強く表す単語としてよく使われます。

  • 一方で、「I’m anxious to ~」という形で「~したくてうずうずしている」「~が楽しみで落ち着かない」といったプラスの意味を感じさせる使い方もあります。ただし「心配」の意味との混乱を避けるために、この場合は「eager」を使うこともしばしばあります。

  • 口語・文章どちらでも使われます。フォーマルとカジュアルの両方で問題なく使えますが、ビジネスや正式文書では「concerned」や「worried」などに置き換えることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として「人が~について心配している」「~したいと切望している」という意味です。

  • 通常は補語(述語)として使われたり、名詞を修飾する形で使われます。

    例: “I’m anxious about this meeting.”(私はこの会議への不安を感じています)

  • 「anxious + about + 名詞/動名詞」「anxious + to + 動詞の原形」などで構文をとります。


    • anxious about … (…を心配している)

    • anxious to do … (…したくてうずうずしている or 心配でたまらなく…をしたい)


可算・不可算について


  • 形容詞なので可算・不可算の区別はありません。

他動詞・自動詞について


  • 形容詞なので動詞の自他は関係しませんが、目的語を取る際には “about” や “to do” の形をとります。


5. 実例と例文

◆ 日常会話での例文 (3つ)


  1. “I’m anxious about my job interview tomorrow.”


    • 明日の仕事の面接が心配で落ち着かないよ。


  2. “She’s anxious to meet her favorite singer.”


    • 彼女は大好きな歌手に会いたくてそわそわしているんだ。


  3. “I always feel anxious before taking a test.”


    • テストを受ける前はいつも不安になるんだ。


◆ ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “The client is anxious about the project’s budget.”


    • クライアントはプロジェクトの予算をとても気にしている。


  2. “We’re anxious to launch our new product soon.”


    • 私たちは新製品を早くリリースしたくてたまらない。


  3. “Our team members grew anxious when the deadline was moved up.”


    • 締め切りが早まって、チームのメンバーが不安になった。


◆ 学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Researchers are anxious to verify the new hypothesis through further experiments.”


    • 研究者たちは追加の実験によって新しい仮説を検証したくてそわそわしている。


  2. “Students may feel anxious due to performance pressure.”


    • 学生たちは成績を気にして不安を感じることがある。


  3. “Professionals in mental health fields deal with patients who are anxious about daily life.”


    • メンタルヘルス分野の専門家は、日常生活に不安を抱える患者を扱う。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. worried(心配している)


    • “I’m worried about my test.” は「テストを心配している」という意味でほぼ同義。

    • “anxious” のほうがより強い不安や落ち着かなさを表現することが多い。


  2. nervous(神経質、不安な)


    • “I’m nervous about speaking in public.” は「人前で話すのに緊張している」。

    • “nervous” は身体的にソワソワする感じを強調する場合に使われる。


  3. uneasy(落ち着かない、不安な)


    • “I feel uneasy about leaving my kids alone at home.”

    • 「anxious」に比べ、やや軽度または漠然とした不安を表すことが多い。


  4. concerned(懸念している、気にしている)


    • “I’m concerned about the budget.”

    • 「anxious」よりもフォーマルな響きで特定の事柄に心配しているニュアンス。


  5. eager(熱望している、~したくてたまらない)


    • ポジティブな期待感を表す場合は「anxious」よりも “eager” のほうがしっくりくることが多い。


反意語 (Antonyms)


  • calm(落ち着いている)

  • relaxed(リラックスしている)

  • confident(自信を持っている)


7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /ˈæŋkʃəs/


  • アクセントは最初の “an” の部分にきます。

  • イギリス英語・アメリカ英語で大きな違いはありませんが、地域によって [k] の音が弱めに発音されることがあります。

  • “ansi-ous” のように “s” と “i” の音を混同して “anskious” のように発音しないよう注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “anxius” “anxios” “axious” のように誤字が起こりやすい。

  • 「I’m anxious to~」の構文を使うとき、ネガティブな「不安」ではなく「~したい」というポジティブな意味になる場合があるため、文脈をしっかり把握して使う必要があります。

  • 試験対策(TOEICや英検など)では、 “be anxious about/for/to do” の使い分けや、 “worried/nervous” との使い分けが問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「anxious」は「不安」「心配」といったネガティブ要素 + 「早く何かしたい」という焦りのようなイメージが合わさった単語です。

  • スペルのポイントは “x” と “i” の後に “o” ではなく “iou” と続いて “anx-i-ous” となる点をしっかり意識しておきましょう。

  • 由来の “angere”(締め付ける)から、「胸を締め付けられるような思い=不安」と覚えるとイメージしやすいです。

以上が anxious の詳細解説です。日常生活やビジネスシーン、学術的な文章まで幅広く使われるため、ニュアンスの違いを踏まえて上手に表現してみてください。

意味のイメージ
anxious
意味(1)

(物事が)気になる,不安な

意味(2)

《話》《補語にのみ用いて》切望して,熱望して

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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