最終更新日:2025/12/06
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元となった辞書の項目

twice

副詞

2回,2度 / 2倍[に]

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今日は2回店に行かなければなりません。

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解説

以下では英単語 “twice” について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

品詞: 副詞 (adverb)

意味 (英語): “two times”

意味 (日本語): 「2回」「2度」「2倍」

「twice」は、主に「ある動作が2回行われる」あるいは「2倍の量・数がある」という意味で使われる副詞です。

「1回ではなく2回、もしくは2倍になっているよ」というニュアンスの単語です。簡単に言うと「two times」を1語にまとめたものです。

CEFRレベルの目安: A2 (初級)

→ 日常会話で「2回」や「2倍」を伝える際に頻繁に登場する基本的な副詞です。

活用形

副詞のため、動詞のように時制による変化はしません。したがって「twice」のまま形が変わることはありません。

他の品詞への派生

「twice」は基本的に副詞としてしか使われません。名詞や形容詞、動詞としての形は存在しません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成としては、「twi- (two)」に関連する語幹と、古英語・中英語での後続要素から成り立った語とされています。「twice」は「two」を副詞化した形です。

関連単語・派生語


  • 「twice」自体から派生する大きな語はありませんが、「twi-」に関係する語としては以下のようなものがあります。


    • “twin” (双子)

    • “twilight” (薄明かり、黄昏)

    • “twine” (より合わせる)

    • “twist” (ねじる)


よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. “twice a day”

    → 「1日に2回」

  2. “twice a week”

    → 「1週間に2回」

  3. “twice a month”

    → 「1か月に2回」

  4. “twice a year”

    → 「1年に2回」

  5. “think twice”

    → 「よく考える/慎重になる」

  6. “once or twice”

    → 「1回か2回ほど」

  7. “twice as many”

    → 「2倍の数」

  8. “twice as much”

    → 「2倍の量」

  9. “twice in a row”

    → 「2回連続で」

  10. “twice the size”

    → 「2倍の大きさ」


3. 語源とニュアンス

語源:

「twice」は古英語の「twīwa」(二度)や中英語の「twise」「twiyse」などに由来します。「two(2)」がベースとなっており、「-ce」は副詞的な表現になっていく中で定着したとされています。

ニュアンス:


  • 「1回」でない「2回」「2倍」を強調する。

  • 「two times」のくだけた1語版として、カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。

  • 「twice」は基本的に感情的な響きは少なく、事実としてカウントするときに使われるケースが多いです。

使用シーン:


  • 日常会話でもビジネス文書でも、カジュアルからフォーマルまでしっかり通用します。

  • 「二度もやった」「二倍の数がある」と、数量や回数に着目するときに広く使えます。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント:


  • 副詞なので、文中では動詞や形容詞、あるいは文全体を修飾する役割を持ちます。

  • 時間的な回数 (“I saw him twice.”) や量的な2倍 (“twice the amount”) を表すときに使います。

構文例:


  1. 位置例: “I go there twice a day.” → 「私はそこに1日2回行きます。」

  2. 先頭例: “Twice a week, he visits his parents.” → 「彼は週に2回、両親を訪れます。」

  3. 比較構文: “It costs twice as much as before.” → 「それは以前の2倍の費用がかかります。」

イディオム:

“think twice” → 「よく考える/慎重になる」という慣用表現。トラブル回避や誤りを避ける意味合いがあります。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈などに分けて、それぞれ3つずつ例文を挙げます。

自然にネイティブっぽく聞こえるような表現を意識しています。

A. 日常会話


  1. “I eat out twice a week with my friends.”

    → 「私は友達と週に2回外食します。」

  2. “Don’t make me ask you twice!”

    → 「2回も言わせないでよ!」

  3. “I’ve already checked my phone twice, but there’s no new message.”

    → 「もう2回も携帯を確認したけれど、新着メッセージはないよ。」

B. ビジネス


  1. “We usually meet twice a month to discuss the project’s progress.”

    → 「私たちはふだん、月に2回集まってプロジェクトの進捗を話し合います。」

  2. “I’ve emailed the client twice, but there’s been no reply so far.”

    → 「クライアントには2回メールしたのですが、まだ返事がありません。」

  3. “Our total revenue is now twice what it was last quarter.”

    → 「私たちの総収益は前の四半期の2倍になりました。」

C. 学術的・フォーマル


  1. “The experiment was repeated twice to ensure accuracy.”

    → 「実験は正確性を保つために2度繰り返されました。」

  2. “Twice the number of subjects were needed for a conclusive result.”

    → 「決定的な結果を得るには被験者が2倍必要でした。」

  3. “He has written on this topic at least twice in major academic journals.”

    → 「彼はこのテーマについて、主要な学術誌で少なくとも2回は論文を執筆しています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “two times”


    • 意味: “twice”とほぼ同じ意味だが、口語的に「two times」と完全に分けて言う表現。


  2. “doubly”


    • 意味: 「2倍に、2重に」。ただし「ありうる効果が2倍になる」といった、やや抽象度が高い文脈が多い。 “twice”ほど単純な回数表現には限られない。


※ “twice” は「2回・2倍」を的確に1語で表すため、数えている回数をダイレクトに示す点でシンプルかつ便利です。

反意語 (Antonyms)

回数表現の反意語は明確に「0回」「1回」と示す表現になるため、直接的な反意語は存在しませんが、対比としては「once (1回)」「never (0回もない)」が考えられます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /twaɪs/


  • アメリカ英語 (AmE): [twaɪs]

  • イギリス英語 (BrE): [twaɪs]

  • アクセントは最初の音 “twa-” にあります。

  • “twi-” の部分を [twaɪ] と発音するのがポイントです。

  • 間違えて [twiːs] と伸ばしてしまうケースや、[-s] の音が抜けて [twaɪ] で終わる間違いがあるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “twice” を “twise” や “twicee” のように間違える人がいるので注意。

  2. 発音の混同: 前述の通り “twice” は [twaɪs]。 “two ice” と分かち書きして発音しないようにしましょう。

  3. 表現の誤用: “twice times” のように「two times」の代わりに “twice” を入れて、二重で使う混乱が起こりやすいため注意。

  4. 試験での出題傾向: TOEIC・英検などで、回数や頻度を表す文法・語彙問題として出題されることがあります。「頻度」の話題で “once, twice, three times” の並びで問われがちです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「two」(2) + 「times」 というイメージが合体した単語だと覚えるとよいでしょう。

  • 覚え方のコツとしては「“2回(2倍)”が1語にまとまった形」というストーリーで捉えるとスムーズです。

  • 「数字の2」を思い浮かべながら “I do it twice.” と声に出して練習すると、スペリングと発音が結びつきやすくなります。


以上が副詞 “twice” の詳細な解説です。回数を表す基本的な単語ですので、覚えておくと頻繁に使える便利な言葉です。

意味のイメージ
twice
意味(1)

2回,2度

意味(2)

2倍[に]

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