最終更新日:2025/12/03

to give or provide something to another person

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元となった辞書の項目

serve

動詞

〈他〉〈人〉に仕える / (公職・兵役などで)〈ある期間〉を勤める / 〈判決・刑罰など〉に服する / 〈食事・飲物など〉を出す / 【動/自】《…として…のもとで》 仕える《under, at, on ... as ...》 / 役立つ / 給仕をする

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解説

以下では、英単語「serve」について、できるだけ詳しく9つの観点から解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: serve

品詞: 動詞 (verb)

活用: serve - served - served - serving

英語での意味


  1. (人に)仕える、奉仕する

  2. (食事・飲み物などを)出す、給仕する

  3. (目的・役割などに)役立つ

  4. (刑期などを)務める

日本語での簡潔な意味


  1. 誰かのために働いて助ける、奉仕する

  2. 食事や飲み物を出す

  3. 役に立つ

  4. 刑務所で刑期を過ごす

「誰かのために働いたり、何かに役立ったり、食事や飲み物を提供したりする際に使われる単語です。場面に応じて、目的を果たす・応対する・給仕するなどの幅広いニュアンスがあります。」

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常会話で多く使われる、基本的な動詞ですが、使い方の幅が広いためしっかりと用法を学ぶ必要があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “serve”


    • 接頭語や接尾語は直接つかない形が基本です。名詞形の例として“service”があり、語尾が -ice となって派生します。また人や物を示す“server”という形もあります。


意味の詳細


  1. 奉仕する・仕える


    • 人に対して忠実に働く、助ける。


  2. 提供する・給仕する


    • 食事や飲み物を出す。または商品やサービスを客に提供する。


  3. (特定の目的・機能を)果たす・役立つ


    • ある目的のために機能する、役立つ。


  4. 刑期を務める


    • 服役する。


関連する派生語


  • service (名詞): サービス、奉仕、業務

  • server (名詞): 給仕係、またはコンピューター用語ではサーバー

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. serve a meal → 食事を出す

  2. serve drinks → 飲み物を出す

  3. serve customers → お客様に対応する

  4. serve in the army → 軍務に就く

  5. serve time (in prison) → 刑期を務める

  6. serve a purpose → 目的を果たす

  7. serve as an example → 例として役立つ

  8. serve the community → 地域社会に貢献する

  9. serve notice (on someone) → (人に)通知を送る

  10. serve a subpoena → 召喚状を送達する


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “servire” (仕える)から来ています。中世フランス語 “servir” を経由し、英語の “serve” になりました。元々は「奴隷として仕える」という意味合いが強く、そこから「奉仕する」「助ける」「役に立つ」という一般的な意味に広がっていきました。

ニュアンス


  • 「人に仕える、役立つ」という背景があり、ややかしこまったり丁寧な文脈でも使われることがあります。日常会話からビジネス、公式的な書き言葉まで幅広く使われますが、最後の「刑期を務める」は特別な文脈です。また「提供する」の意味では比較的カジュアルからフォーマルな場面まで対応します。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使用: “serve + 目的語” という形で、何かを提供したり、機能を果たす対象が必要になることが多いです。


    • 例: “They served the guests dinner.”(彼らはゲストに夕食を出した。)


  2. 自動詞として使用: 文脈によっては目的語をとらずに「奉仕する、役立つ」という意味で使われる場合があります。


    • 例: “She served in the military.”(彼女は軍で勤務していた。)


  3. イディオム的用法:


    • “serve someone right”: 「人が(当然の報いを)受ける」というニュアンス。


      • 例: “It serves him right for lying.”(うそをついたのだから当然の報いだ。)




5. 実例と例文

それぞれのシーンで3例ずつ挙げます。

日常会話


  1. “Could you serve the pie now? I’m starving!”


    • 今、パイを出してもらえますか?お腹がぺこぺこです!


  2. “I served my friends some tea when they came over.”


    • 友達が来たとき、お茶を出しました。


  3. “This old phone still serves its purpose.”


    • この古い携帯電話はまだ役に立ちます。


ビジネスシーン


  1. “We aim to serve our customers with the highest quality products.”


    • 私たちはお客様に最高品質の商品をご提供することを目指しています。


  2. “Our new HR policy will serve the company’s long-term goals.”


    • 新しい人事方針は、会社の長期的な目標に役立つでしょう。


  3. “He served as the Chief Financial Officer for five years.”


    • 彼は5年間、最高財務責任者を務めました。


学術・フォーマルな文脈


  1. “A pilot study can serve as a foundation for further research.”


    • 予備調査は、さらなる研究の基盤として役立つ。


  2. “His theory served to advance the understanding of quantum mechanics.”


    • 彼の理論は量子力学の理解を発展させるのに役立った。


  3. “She served on the committee to review the ethics guidelines.”


    • 彼女は倫理ガイドラインを見直す委員会のメンバーとして活動した。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. assist(手伝う・援助する)


    • より具体的に手助けするニュアンス。


  2. help(助ける)


    • 幅広い文脈で使える一般的な動詞。


  3. attend(世話をする・注意を向ける)


    • 主に人や物事に対してサポートするイメージ。


  4. cater(食事などを提供する)


    • 特にパーティー・イベントなどで供給するイメージ。


反意語 (Antonyms)


  • receive(受け取る)


    • 「提供する」とは逆の立場。


※「assist」や「help」はより「手を貸す」イメージが強く、「serve」はもう少し幅広く、人に仕える・何かを提供する・目的にかなう、という意味合いを持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /sɜːrv/ (米国英語), /sɜːv/ (英国英語)

  • アクセントは第一音節 “serve” にあります。

  • アメリカ英語では “r” の音がやや強く、イギリス英語では “r” の発音が弱めになります。

  • “serve” の“e”はあまり強く発音せず、曖昧母音(/ər/)に近い音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “serve”を「ser*ve」ではなく「serf*e」などと間違える。

  2. 同音異義語: 同じ音をもつ語は特にありませんが、発音が近い単語(serf /sɜːrf/「農奴」)と混同しないよう注意。

  3. 時制・形の誤用: “served”, “serving” などの形を混乱しないように。

  4. 試験対策(TOEICや英検): 接客やビジネス関連の分野で “serve” は頻出。例えば “serve one’s customers” や “serve one’s country” などの表現を押さえておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “serve”は「サーバー(server)」とつながりがあると覚えるとイメージしやすいです。サーバーはあなたに情報やサービスを提供してくれる存在です。この関連から「誰かに何かを提供する」イメージを持つと理解しやすくなります。

  • 語源となった「仕える(servus=奴隷)」という意味を思い出すと、誰かや何かの意図を実現するために「役立つ・奉仕する・提供する」という方向性をつかみやすいです。


これで「serve」の詳細解説は終わりです。意味や用法が多岐にわたる単語なので、コロケーションを含めて繰り返し練習してみてください。

意味のイメージ
serve
意味(1)

〈人が〉〈人〉‘に'仕える,‘の'役に立つ;〈社会など〉‘に'尽くす

意味(2)

〈神・君主など〉‘に'仕える,服従する

意味(3)

(公職・兵役などで)〈ある期間〉‘を'勤める,〈判決・刑罰など〉‘に'服する

意味(4)

〈要求など〉‘を'満たす,〈目的など〉‘に'かなう

意味(5)

〈物が〉(…として)〈人〉‘の'役に立つ《+〈人〉+as(for)+

意味(6)

(規則的にまたは引き続いて)(…を)…‘に'供給する《++with+

意味(7)

(テニス・バレーなどで)〈ボール〉‘を'サーブする

意味(8)

(またservice)〈動物が〉…‘と'交尾する

意味(9)

(…として…のもとで)仕える,勤務する《+under(at, on)++as+

意味(10)

役立つ,利用できる

意味(11)

給仕をする,食事をすすめる

意味(12)

〈天候・時間などが〉都合がよい

意味(13)

(テニスなどの)サープ[の番],サープの仕方

意味(14)

〈食事・飲物など〉‘を'出す,〈人〉‘に'配膳する

意味(15)

(人に)〈令状など〉‘を'送達する《++on+〈人〉》;(令状などを)〈人〉‘に'送達する《+〈人〉+with+

意味(16)

(テニスなどで)ボールをサーブする

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