最終更新日:2025/10/27
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元となった辞書の項目

powerful

形容詞

強力な / 効果的な / 有力な

このボタンはなに?

彼女は力強い声を持っています。

このボタンはなに?
解説

以下では、形容詞「powerful」を多角的に解説します。学習者でもわかりやすいよう、やさしい日本語を心がけました。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “powerful” means “having a lot of power or strength; very effective or strong in effect.”

  • 日本語: 「powerful」は「非常に強い力や影響力を持っている、効果が大きい」という意味です。「強力な」や「力強い」というニュアンスで使えます。

「とても大きな力や影響を持っているんだな」という印象を与える単語で、場面によって「パワフルな人」「効果が高い方法」「迫力のある演技」など幅広く使えます。

品詞


  • 形容詞 (adjective)

活用形


  • 原形:powerful

  • 比較級:more powerful

  • 最上級:most powerful

他の品詞になったときの例


  • 動詞 → なし(“powerful” そのものが動詞化しない)

  • 名詞 → power(「力、権力」)

  • 副詞 → powerfully(「力強く、強力に」)

CEFRレベル(目安)


  • B1(中級)からB2(中上級)レベル

    比較的よく登場し、多様な場面で使う単語です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: power(力・影響力)

  • 接尾語: -ful(「〜で満たされた、〜らしい」の意味をもつ英語の典型的な形容詞語尾)

「power」に「-ful」がついて「満ちあふれた力」を表す形容詞になります。

関連語や派生語


  • power (n.):力、権力

  • powerless (adj.):力がない、無力な

  • powerfully (adv.):強力に、力強く

よく使われるコロケーション(10個)


  1. powerful engine(強力なエンジン)

  2. powerful speech(力強いスピーチ)

  3. powerful influence(大きな影響力)

  4. powerful impact(強大な衝撃・影響)

  5. powerful leader(強力なリーダー)

  6. powerful effect(強い効果)

  7. powerful force(強力な勢力)

  8. powerful computer(高性能なコンピューター)

  9. powerful tool(強力な道具・手段)

  10. powerful statement(力強い発言)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “powerful”のもとになっている “power” は、古フランス語 “poeir” やラテン語の “posse” (〜することができる)に由来すると言われています。

  • “-ful” は古英語の接尾語で、もともと「〜で満ちた」「〜らしい」という意味を持ちます。

ニュアンス・使い方の注意


  • 「結果に大きな影響を与える」「存在感が非常に大きい」といったイメージがあります。

  • 文章でも会話でも幅広く使うことができますが、カジュアルからフォーマルまでほぼどのシーンでもOKです。使いやすい反面、「powerful speech(力強いスピーチ)」など感情的で強い力を感じさせる時によく用いられます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・イディオム


  • be powerful enough to ~(~するのに十分強い/力がある)

  • remain powerful(依然として力を保つ)

形容詞なので、名詞を修飾する形や、補語として用いられます。

例:He is a powerful speaker. (名詞を修飾)

This machine is powerful. (補語)

可算・不可算など


  • 形容詞のため、可算/不可算の区別は名詞に依存します。単語自体は「数えられない/数えられる」の区別がありません。


5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的な文脈での例文を3つずつ示します。

日常会話


  1. “That new vacuum cleaner is really powerful. It picks up everything!”

    「あの新しい掃除機、めっちゃパワフルだね。どんなゴミでも吸い取っちゃうよ!」


  2. “We listened to a powerful song that brought tears to our eyes.”

    「すごく力強い曲を聴いて、思わず涙が出ちゃった。」


  3. “He has a powerful presence in the room. Everyone pays attention to him.”

    「彼は部屋の中で圧倒的な存在感があるね。みんな彼に注目してるよ。」


ビジネス


  1. “Our marketing campaign had a powerful effect on sales last quarter.”

    「私たちのマーケティングキャンペーンは、前四半期の売上に強い効果をもたらしました。」


  2. “He gave a powerful presentation that convinced the investors.”

    「彼は非常に説得力のあるプレゼンテーションをして、投資家を納得させました。」


  3. “A powerful brand image can lead to long-term customer loyalty.”

    「強力なブランドイメージは、長期的な顧客ロイヤルティにつながります。」


学術的な文脈


  1. “The researcher proposed a powerful new algorithm for data analysis.”

    「その研究者はデータ解析における強力な新しいアルゴリズムを提案しました。」


  2. “This theory provides a powerful framework for understanding social behaviors.”

    「この理論は、社会的行動を理解する上での強力な枠組みを提供してくれます。」


  3. “The microscope’s powerful lens allowed them to observe cells in detail.”

    「その顕微鏡の強力なレンズのおかげで、細胞を詳細に観察することができました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. strong(強い)


    • 日本語: 強い

    • ニュアンス: 肉体的、精神的な強さを指すことが多い。


  2. potent(強力な、効能・効果が高い)


    • 日本語: 強力な、効き目のある

    • ニュアンス: 特に薬や化学反応などの効果の強さに使いやすい。


  3. forceful(力ずくの、力強い)


    • 日本語: 力強い

    • ニュアンス: 強制的な力を連想させることがあり、やや押しの強い響き。


反意語


  • weak(弱い)


    • 日本語: 弱い

    • ニュアンス: 体力や影響力が乏しい状態。


  • feeble(か弱い)


    • 日本語: か弱い

    • ニュアンス: 身体的・精神的にとても弱い。


  • powerless(無力な)


    • 日本語: 無力な

    • ニュアンス: 力や手立てがまったくない状態。


“powerful” は感情・効果・説得力・物理的強さなど、幅広く「効果が高い、力が大きい」意味合いを示します。一方、“strong”は「体力的・物質的に強い」要素がより強調されるなど、細かい使い分けがあります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (US): /ˈpaʊ.ɚ.fəl/


    • アクセントは最初の “pow” の部分。

    • “er” の音がアメリカ英語特有の「アー」に近い。


  • イギリス英語 (UK): /ˈpaʊ.ə.fəl/


    • 同様に最初の “pow” にアクセント。

    • “ə” の後ろの “fəl” をはっきりと発音しすぎないよう注意。


よくある発音の間違い


  • “power” の部分を「パワ」と言い切ってしまうと、英語らしい音になりづらいので注意。

  • イギリス英語の場合、middle vowel の /ə/ があいまい母音であるため、日本語のア行で発音しがち。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリング: “powerful” の “e” と “r” の位置をまちがえて “poweful” と書いてしまうことがあるので注意。

  2. 同音異義語との混同: “powerful” とほぼ同音の単語は特にないが、“power” のスペリングを混乱しないように。

  3. 二重比較の誤用: “more powerful” を “powerfuller” としないよう気をつける。

  4. 試験対策: TOEICや英検などで “powerful weapon/effect” などの熟語的な組み合わせ、または文意把握の際に出題されることがあります。文章中の形容詞が何を修飾しているのかを見極める練習が大切。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「power + ful(満ち溢れた)」というイメージを思い浮かべると、強大な力にあふれたイメージがわきやすいです。

  • “pow” の部分が、まるで何かを「ドン」と叩いた時の効果音みたいで、「強そう」という連想をすると記憶に残るかもしれません。

  • フレーズ例:powerful speechやpowerful engineをイメージしてみると、ビジュアルと一緒に覚えられます。


以上が、形容詞「powerful」の詳細な解説です。ぜひご活用ください。

意味のイメージ
powerful
意味(1)

強力な,強い

意味(2)

勢力のある,有力な

意味(3)

効果的な,ききめの強い

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