最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

membership

名詞

〈U〉(団体の)一員(成員,メンバー)であること / 〈C〉《単数形で》(団体・組織の)全会員 / 《単数形で》(団体・組織の)構成員の数,会員数

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私は地元のジムに会員申請をしました。

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解説

以下では、英単語「membership」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “membership”

  • 日本語: 「会員であること、会員資格、会員数」

    たとえば、「団体のメンバーシップ(会員資格)の有無」のように、何かの集まりや団体に所属する状態や、その団体に属する人々全体を指します。日常では「~の会員であること」「加入」「会員数」といった文脈で使われます。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 単数形: membership

  • 複数形: memberships (ただしそれほど頻繁には使われません)

他の品詞になった例


  • 「member」(名詞):「会員」

    メンバーシップの語源となる「member(会員)」自体も名詞です。

  • 「membership-based」(形容詞的に使われる表現):「会員制の〜」など

CEFRレベル(目安)


  • B2(中上級)

    B2レベルは、ある程度豊かな文脈で文章や会話を理解し、抽象的な話題を扱うことができる段階です。「membership」の概念を使いこなすには、多少抽象的に「会員資格」や「制度」などについてやりとりできる理解力が必要なため、このレベルを目安としています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “member”

  • 接尾語: “-ship” … “状態・地位・関係”を表す接尾語。friendship(友情)やleadership(指導力)などと同様に、何らかの状態や立場を表します。

主な意味の詳細


  1. 会員資格・メンバーシップ

    例:スポーツクラブや団体の会員資格。

  2. 会員数・メンバー(集団として捉えたとき)

    例:「The membership of this club is growing.」のように、その団体に属している人全体を指します。

関連語や派生語


  • member:会員、構成員

  • leadership:リーダーシップ(導く立場や能力を表す)

  • fellowship:仲間意識、友情、奨学金(大学での研究員としての資格を表す際など)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “membership fee” – 会費

  2. “membership card” – 会員証

  3. “membership renewal” – 会員更新

  4. “membership application” – 入会申込

  5. “membership benefit(s)” – 会員特典

  6. “membership level” – 会員ランク

  7. “membership status” – 会員ステータス

  8. “terminated membership” – 退会・除名された会員資格

  9. “lifetime membership” – 生涯会員資格

  10. “active membership” – 活動中の会員数 / 有効会員資格


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「membership」は“member(会員)”+“-ship”という接尾語の組み合わせです。“-ship”は「~の状態や資格」を意味するため、直訳すると「会員である状態/資格」となります。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「membership」は組織や団体に所属することを formal に表すときに使われます。あまりくだけた日常会話中に出る単語ではありませんが、クラブやジムへの加入手続きの話題などではしばしば使われます。

  • カジュアルな場面では「I signed up for the gym.(ジムに入会した)」のように言い換えることが多いですが、正式な書類やアナウンスでは “membership” という単語が好まれます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「membership」は不可算名詞として使われることが多いですが、文脈によっては可算扱い(複数形 memberships)されることもあります。

    例: “Gym memberships are on sale this month.” (今月はジム会員資格が割引だ)

  • 形式ばった文書やフォーマルな文脈での使用が多いですが、宣伝や案内でもよく見られます。

  • 特定の構文としては、


    • have + membership = 「(~の)会員資格をもっている」

    • apply for + membership = 「(~の)会員資格を申し込む」

    • renew + membership = 「(~の)会員資格を更新する」



5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的な文脈それぞれでの例文を示します。

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I just got a membership at the local gym to stay healthy.”

    (健康のために近所のジムの会員になったよ。)

  2. “Do you have a library membership? You can borrow more books if you do.”

    (図書館の会員証は持ってる? 持っていればもっと本を借りられるよ。)

  3. “She’s thinking of canceling her membership because she rarely goes.”

    (彼女、あまり行かないから退会しようかと考えているみたい。)

ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “Our company offers an exclusive membership program for long-term clients.”

    (当社では、長期顧客向けに限定の会員プログラムを提供しています。)

  2. “Please fill out this form to apply for membership.”

    (会員登録をご希望の場合は、この用紙にご記入ください。)

  3. “As part of your membership benefits, you’ll receive monthly newsletters and discounts.”

    (会員特典の一環として、毎月のお知らせと割引を受けられます。)

学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “The study analyzes patterns of professional organization membership among university faculty.”

    (この研究は、大学教授の専門団体への所属パターンを分析している。)

  2. “He presented his findings at a conference where membership was restricted to leading researchers.”

    (彼は、自分の研究成果を、主要研究者しか参加できない会議で発表した。)

  3. “Membership in these scholarly societies can enhance one’s academic reputation.”

    (これらの学術団体の会員になることは、学問的評価を高めるのに役立つ。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. “enrollment”(入学、登録)


    • 学校やコースへの登録を主に指す。使用対象が限定的。


  2. “affiliation”(所属、提携)


    • 組織や大学の研究所などに所属することを広く指す。「membership」よりも学術的・ビジネス的な響きがあり、合同・提携関係を意味することも多い。


  3. “subscription”(定期購読、加入)


    • 会費や定期購読料を払って継続利用するイメージ。雑誌やオンラインサービスなどへの加入に使う。


反意語(Antonyms)


  • “nonmembership” / “absence of membership” (非会員・未加入)

    「membership」が「会員としての資格や立場」を表すのに対し、加入していないことを意味します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈmɛm.bɚ.ʃɪp/ (米), /ˈmɛm.bə.ʃɪp/ (英)

  • アクセント(第一音節 “mem” に強勢): MEM-bership

  • アメリカ英語: [メンバーシップ] に近い

  • イギリス英語: [メンバシップ] に近い

  • よくある間違いとしては、最後の “-ship” がはっきり /ʃɪp/ であるのを “ship” と正しく発音できず、「シプ」あるいは「シュプ」に濁ってしまうことがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “member” と “membership” の混同:

    “member” は「会員(人)」、 “membership” は「会員資格(状態)」と区別しましょう。

  • 書き間違い: “mambership”, “membeship” などのスペルミスに注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、会社の会員制度やビジネス文脈で“membership card”や“membership fee”などが頻出します。「何を持って会員になるのか」「会員の特典は何か」といった文脈で問われることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “member + ship(状態)” で、「会員として船(ship)に一緒に乗るイメージ」を活用すると覚えやすいかもしれません。

  • “-ship” のつく単語(friendship, leadership, partnershipなど)の仲間だと意識すると、「〜の状態・資格」を示す言葉だと理解できます。

  • スペリングを覚えるときは「member」の最後の “r” と「ship」の “s” が隣接して続くのを忘れずに。

  • 「ジムの会員証を取り出す → membership card」とイメージするとビジュアルで記憶に残りやすいでしょう。


以上が、名詞 “membership” の詳細な解説です。「member(会員)+-ship(状態)」という語構成を理解すると覚えやすく、ビジネスから日常まで幅広く使われる単語です。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
membership
意味(1)

〈U〉(団体の)一員(成員,メンバー)であること

意味(2)

〈C〉《単数形で》(団体・組織の)全会員

意味(3)

《単数形で》(団体・組織の)構成員の数,会員数

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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