最終更新日:2025/07/03

religion supernatural being with special powers

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元となった辞書の項目

god

名詞

〈C〉(ギリシア・ローマ神話や多神教などの) 神 / 神像 / 〈U〉(キリスト教など一神教の) 神

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解説

名詞 “god” の詳細解説


1. 基本情報と概要

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “god” — A deity or supreme being worshipped in various religions, or in a monotheistic context often referring to the single creator or supreme entity.

  • 日本語: 「神」— 宗教によって崇拝の対象となる存在や、唯一神としての創造主を指すことがあります。

「God(大文字)」と書かれると、一神教(キリスト教・ユダヤ教・イスラム教など)の唯一神を指すことが一般的です。一方、小文字の god は多神教や神話に登場するさまざまな神々、あるいは「神のような存在」を指します。日常的には「Oh my god!」のように感嘆詞として使われることも多いです。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 単数形: god

  • 複数形: gods

※「God(大文字)」としては基本道がなく、唯一神を指すため可算・不可算の概念を超えて扱われることがありますが、小文字の god は複数形 “gods” で「複数の神々」を表します。

他の品詞形


  • godlike (形容詞): 神のような

  • godly (形容詞): 信心深い、敬虔な、神々しい

  • goddess (名詞): 女神

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 宗教的概念や抽象的な意味に関連する語彙として、中級学習者が学ぶことの多い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “god” は英語の非常に古い単語で、明確な接頭語や接尾語はありません。

派生語・類縁語


  • goddess(女神)

  • godlike(神のような)

  • godly(神々しい、敬虔な)

  • godsend(思いがけない幸運、天恵)

コロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. God bless you — (くしゃみをした人へ)お大事に / 神のご加護を

  2. God forbid — そんなことあってはならない

  3. Oh my God — まあ大変! / 信じられない!

  4. act of God — 天災、不可抗力

  5. God willing — もし神が望むなら / うまくいけば

  6. for God’s sake — お願いだから / 勘弁してくれ(強いニュアンス)

  7. thank God — ああ、助かった / よかった

  8. God knows (why/how/what) — 神のみぞ知る / 全くわからない

  9. God is gracious — 神は慈悲深い

  10. God of war — 戦いの神


3. 語源とニュアンス

語源


  • 英語の “god” は古英語の “god” に由来し、さらにゲルマン祖語(プロト・ゲルマン語)の *guthan にさかのぼるとされます。ヨーロッパ各地の言語において、同様の概念を表す単語と共通の祖先を持つと考えられています。

ニュアンス


  • 大文字の “God” は一神教の絶対的存在として扱われるため、宗教的・精神的に非常に強い響きを伴います。誤解を招かないように、宗教的・文化的背景を考慮して使う必要があります。

  • 小文字の “god” は、多神教や神話など複数の神々を指したり、比喩的に「とても偉大な存在」を指す場合に使われ、ややカジュアルなニュアンスを含む場合もあります。

  • 口語では「Oh my God!」「My God!」など、驚きや強い感情を表す感嘆詞としても非常に頻繁に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算の区別


    • 小文字の “god” は可算名詞として数えられ、「a god」「two gods」という形で使えます。

    • 大文字の “God” は唯一神を指すため、冠詞をつけずに固有名詞のように扱われます。


  • 一般的な構文・イディオム


    • God bless ...: 「神が~を祝福しますように」

    • In the name of God: 「神の名の下に」

    • If God wills it: 「神が望めば」


  • フォーマルとカジュアルの使い分け


    • 宗教的・正式な場面では「God」を用いた厳かな表現が使われます。

    • 友だち同士のカジュアルな会話では、驚きや強い感情を表す時に「Oh my God!」などがよく登場します。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Oh my God, did you see that movie last night?”

    「やばい! 昨日のあの映画見た?」

  2. “I swear to God I didn’t do anything wrong.”

    「本当に(神に誓って)僕は何も悪いことしてないよ。」

  3. “God, it’s so hot today!”

    「うわ、今日は本当に暑いなあ!」

ビジネス(ややフォーマル)


  1. “We should consider every possibility, but God willing, this project will succeed.”

    「どんな可能性も考慮すべきですが、うまくいけば(神のご加護があれば)このプロジェクトは成功します。」

  2. “The concept of a ‘god’ figure can appear in many international marketing campaigns.”

    「『神』の概念は、多くの国際的なマーケティングキャンペーンに登場することがあります。」

  3. “God forbid that any financial crisis hits us at this stage.”

    「こんな段階で金融危機に襲われるなんてことがありませんように。」

学術的(フォーマル)


  1. “Various cultures have different conceptions of god and divinity.”

    「さまざまな文化で、神や神性に対する考え方は異なります。」

  2. “The notion of a single God has profoundly influenced Western philosophy.”

    「単一の神の概念は、西洋哲学に大きな影響を与えました。」

  3. “Mythologies often depict gods as embodying natural forces.”

    「神話では、多くの場合、神は自然の力を体現する存在として描かれています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. deity (神 / 神格)


    • より学術的・宗教的な文脈で使われ、「神性」を強調する語。

    • 例: “In various mythologies, each deity has specific powers.”


  2. divine being (神的存在)


    • 宗教だけでなく、広く超越的存在を表す場合に用いられる柔らかい表現。

    • 例: “Some people believe in one divine being, while others worship many.”


  3. creator (創造主)


    • とくに一神教で「宇宙や世界を創造した者」として表現する場合に使われる。

    • 例: “They prayed to the Creator for guidance.”


反意語


  • mortal (死すべき存在 / 人間)


    • 神に対して、「死すべき存在」という対比で使われることが多い。

    • 例: “We mortals cannot fathom the mind of God.”



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記


  • アメリカ英語(US): /ɡɑːd/

  • イギリス英語(UK): /ɡɒd/

強勢(アクセント)


  • 1音節語のため、特別なアクセント位置はなく god 全体に強勢があります。

よくある間違い


  • /ɡɒd/ vs. /ɡʊd/ (god と good)


    • スペリングが似ているが、発音はまったく異なります。

    • god は「ガッド(イギリス英語では “ゴッド” に近い)」、good は「グッド」。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “god” と “good” を混同しないように注意。

  2. 大文字・小文字: 一神教の「神」を指す場合は “God”、複数の神々や一般的な「神」を指す場合は “god”。

  3. 感嘆詞としての使い方: “Oh my God!” は日常でよく使われるが、宗教的に敏感な人には控えたほうがいい場合もあります。

  4. TOEIC・英検など: 教材においては、宗教や文化背景に関する文章で頻出の語です。冠詞の使い方や文脈を意識しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペリングのポイント: “god” は “o” を1つだけ。よくある間違いの “good” と混同しないように意識すると覚えやすいです。

  • イメージ: 「宇宙や世界の最上位にいる存在」として覚えると、圧倒的な意味合いが伝わりやすいです。

  • 勉強テクニック: 宗教的・文化的なトピックとあわせて、“deity” や “divinity” などの関連語をまとめて覚えると理解が深まります。


以上が、英単語 “god” の詳細な解説です。世界各地で信仰されている存在でありながら、カジュアルな感嘆詞としても使われるため、多様な文脈で登場する点を押さえておきましょう。

意味のイメージ
god
意味(1)

〈C〉(ギリシア・ローマ神話や多神教などの);(特に)男神

意味(2)

〈C〉(崇拝の対象となる)神像,偶像(idol)

意味(3)

〈C〉(神のように)崇拝される人,非常に重要なもの,非常に価値あるもの

意味(4)

〈U〉《G-》(キリスト教など一神教の)

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