date

1. 基本情報と概要

単語: date

品詞: 名詞 (※同じスペルで動詞としても使われます)

意味 (英語・日本語)

1. (名詞1) “date” = “a specific day of the month or year” / 「日付」

   
   
   • 「特定の日付や年月日」を表す単語です。たとえば「今日の日付は何ですか？」のようなシーンで使われます。
   
   



2. (名詞2) “date” = “a romantic appointment or meeting with someone” / 「デート」

   
   
   • 恋愛相手や気になる人と会う約束やイベントを指します。「彼女とデートをする」のように使われ、ロマンチックなニュアンスがあります。
   
   



3. (名詞3) “date” = “the person you go out with on a romantic occasion” / 「デートの相手」

   
   
   • 「彼は今日のデート相手です。」のように、その相手自身を指します。
   
   



4. (名詞4) “date” = “a sweet fruit from the date palm tree” / 「なつめやしの実、デーツ」

   
   
   • 中東などでよく食べられる甘い果物を指します。
   
   

いずれも日常的に使われる単語ですが、「日付」の意味はA2（初級レベル）でも学習する機会が多く、「デート」の意味はB1（中級レベル）以上でのコミュニケーションでよく使います。

活用形

• 名詞 “date” は複数形で “dates” となります。
  


• 同じ綴りの動詞 “date” (〜とデートする、〜の日付を書く など) もありますが、名詞の場合は主に “date/dates” の形で使われます。

他の品詞など

• 動詞 “to date (someone)” = 「(人)と交際する」「(人)とデートする」
  
  例: “He is dating my friend.”（彼は私の友人と交際しています）
  


• 形容詞的表現: “dated” = 「時代遅れにも感じられる」という意味で使われることがあります。
  
  例: “His ideas seem dated.”（彼の考えは時代遅れに感じられる）

2. 語構成と詳細な意味

“date” には接頭語や特定の接尾語はありません。ただ成り立ちとしては、以下のように複数の意味が一語に含まれています。

• 関連語:
  
  
  
  • “dateline” (新聞や記事の「日付が書かれた行」)
    
  
  
  • “update” (動詞「更新する」、名詞「更新情報」)
    
  
  
  • “out-of-date” (形容詞「時代遅れの」)
  
  

コロケーションや関連フレーズ（10個）

1. “today’s date” – 今日の日付
   


2. “due date” – 締め切り日、支払期日
   


3. “expiration date” – 有効期限
   


4. “set a date” – 日程を設定する
   


5. “go on a date” – デートに行く
   


6. “blind date” – 初対面の相手とのデート（お見合い的）
   


7. “first date” – 初めてのデート
   


8. “date night” – デートの夜（特にカップルが二人だけで過ごす夜）
   


9. “date of birth” – 生年月日
   


10. “at a later date” – 後日

3. 語源とニュアンス

• 語源:
  
  「日付」の意味は、ラテン語の “datum”（与えられたもの）に関連しています。「与えられた日」→「特定の日」と発展したとされています。
  
  「デート（恋愛上の約束）」の意味としては、恋愛の約束をする日取りを指すようになり、そこから派生して “date” が「会う約束そのもの」を表すようになったと考えられます。
  
  「なつめやしの実」の意味は、ギリシャ語の “dáktylos” （指）に由来すると言われており、形が指に似ていることに由来するとされています。




• ニュアンス:

  
  
  • “デート” はロマンチックな響きがあり、カジュアルかつ口語でも文章でも使われやすい単語です。
    
  
  
  • “日付” はフォーマルからカジュアルまで、さらにビジネスシーンでも広く使われます。
    
  
  
  • “なつめやしの実” は日常英会話ではあまり頻度は高くないですが、料理や健康食品の文脈で登場します。
  
  

4. 文法的な特徴と構文

可算名詞: “date” は可算名詞として扱われます。複数形は “dates” です。

• 例: “I have two dates this week.”（今週2つのデートの予定がある）
  


• 例: “These are the dates for the next meetings.”（これらは次回の会議の日程です）

使用シーン

1. フォーマル:
   
   
   
   • “Please confirm the date and time of the conference.”（会議の日時を確認してください）
     
   
   


2. カジュアル/口語:
   
   
   
   • “I have a date with Sarah tomorrow.”（明日サラとデートがあるんだ）
   
   

イディオム・構文

• “go on a date” = 「デートに行く」
  


• “date back to ~” (この表現は動詞句ですが、「〜にさかのぼる」という意味でフォーマルな文脈でも使われます)
  

5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)

1. “What’s the date today?”
   
   
   
   • 今日は何日だっけ？
     
   
   


2. “I’m going on a date tonight.”
   
   
   
   • 今夜デートなんだ。
     
   
   


3. “We should set a date for our next meetup.”
   
   
   
   • 今度会う日を決めようよ。
   
   

ビジネスシーン (ややフォーマル)

1. “Could you confirm the date of our interview?”
   
   
   
   • 面接の日付を確認していただけますか？
     
   
   


2. “The due date for the project is next Friday.”
   
   
   
   • プロジェクトの締め切りは来週の金曜日です。
     
   
   


3. “Please let me know if the date is convenient for you.”
   
   
   
   • この日程でご都合がよろしければお知らせください。
   
   

学術・公的な場面 (フォーマル)

1. “The document must include the date of publication.”
   
   
   
   • その文書には発行日が記載されていなければなりません。
     
   
   


2. “Historical records date back to the 12th century.” (動詞句 “date back to” の例)
   
   
   
   • 歴史的な記録は12世紀までさかのぼります。
     
   
   


3. “Please provide your date of birth on the application form.”
   
   
   
   • 申込書に生年月日を記入してください。
   
   

6. 類義語・反意語と比較

• 類義語:

  
  
  1. “day”（日）
     
     
     
     • 「日」を指し示す一般的な言葉。日付そのものというよりは、日にちのまとまりを指すことが多い。
       
     
     
  
  
  2. “appointment”（予約・約束）
     
     
     
     • 特にビジネスや医者の予約などフォーマルな場面で使われる。恋愛的ニュアンスはない。
       
     
     
  
  
  3. “meeting”（会合）
     
     
     
     • ビジネスやオフィシャルな集まり。ロマンチックさは伴わない。
       
     
     
  
  



• 反意語 (厳密な反意語はないが、あえて対比として考えると)

  
  
  • “past/future”（過去／未来）: 日付に対して時系列上の対比として表すことはある。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA): /deɪt/
  


• アクセント:
  
  
  
  • アメリカ英語・イギリス英語ともに同じく [deɪt] と発音します。
    
  
  
  • 子音 “d” の後の “ei” をしっかり “デイ” と発音するのがポイントです。
    
  
  


• よくある間違い:
  
  
  
  • 日本人学習者は「デート」とつい伸ばしがちですが、英語では deɪt で終わります。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス: “date” を “deit” などと書かないように注意。
   


2. 同音異義語: 英語の “dat” などは異なる単語ですが、あまり混同するケースは少ないでしょう。
   


3. TOEIC・英検などの出題傾向:
   
   
   
   • 日付や締め切りの話題はビジネス英語の典型的な問題で頻出。
     
   
   
   • “due date” や “expiration date” など、セットで覚えておくと役立ちます。
   
   


4. “date” (動詞) と混同してしまい、「何を指しているのか？」がわからなくなる場合があるので、前後の文脈から名詞か動詞かを判断しましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 日付を聞くときに “date” と “day” を混同しないよう、「“What’s the date?” で “何日？”」「“What day is it?” で “何曜日？”」とセットで覚えると便利です。
  


• “デート” のイメージが強いですが、実際はビジネスシーンで「日付」や「締め切り」を示すときに多用される、と覚えておくと幅広く使いこなせます。
  


• 「毎日“date”を見たら、締め切りもロマンチックな約束も忘れない」とイメージしておくと記憶しやすいでしょう。

以上が名詞 “date” の詳細な解説です。日常会話にもビジネスの場面でもよく登場する基本的な単語なので、さまざまな意味・用法を押さえておくととても便利です。