最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

cook

名詞

料理人,コック

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解説

名詞「cook」の徹底解説


1. 基本情報と概要

英語の意味: “cook” は「料理を作る人」を指す名詞です。

日本語の意味: 「料理人」「コック」「調理係」などの意味があります。家やお店で料理を担当する人のことを指します。カジュアルな場面では「コックさん」と呼ぶこともあります。

「cook」は「料理を作る人」というニュアンスで、レストランのプロの料理人を指す場合もあれば、単に家で料理を作る人を指す場合もあります。堅苦しさのない、幅広いシーンで使える単語です。


  • 品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

  • 活用形(主に動詞としての活用):


    • 現在形: cook / cooks

    • 過去形: cooked

    • 現在分詞: cooking

    • 過去分詞: cooked


※ただし名詞としては複数形 “cooks” となります(例: “The restaurant has many cooks.”)。


  • 他の品詞になった例:


    • 動詞: “to cook” → 食事を料理する

      例) “I love to cook Italian food.” (イタリア料理を作るのが好きです)

    • 形容詞的表現: “cooked” → 調理済みの

      例) “cooked vegetables” (調理された野菜)


  • CEFRレベルの目安: A2(初級)

    短い単語で、日常的によく使われる語なので、初級レベルの学習者も使える単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “cook” は短い単語で、はっきりした接頭語・接尾語をもたない、語根のみの単語です。

派生語・関連語


  • cooker (名詞): 調理器具(ただしイギリス英語では主にオーブンやコンロ一式を指すことが多い)

  • cookbook (名詞): 料理本

  • overcook (動詞): 料理を加熱しすぎる

  • undercook (動詞): 料理を十分に火を通さない

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. head cook(主任コック)

  2. line cook(ラインクック:レストランの特定セクションを担当するコック)

  3. assistant cook(助手の料理人)

  4. home cook(家庭料理人、家庭で料理をする人)

  5. experienced cook(経験豊富なコック)

  6. skilled cook(技術のあるコック)

  7. amateur cook(アマチュア料理人)

  8. newly hired cook(新しく雇われたコック)

  9. cook’s uniform(コックの制服)

  10. cook on duty(勤務中のコック)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 中英語(Middle English)“cok” → 古英語(Old English)“coc” → ラテン語(Latin)“coquus”(調理人)から来ていると言われています。ラテン語の “coquere” (料理をする、熱で調理する)が元となっています。


  • ニュアンスと使用上の注意:


    • 「chef」はフランス語由来で、より専門性やプロの料理長としての響きがあります。一方、「cook」はプロだけでなく、家で料理をする一般の人にも広く使えます。

    • レストランなどで「cook」というと、現場で料理を担当するスタッフをニュートラルに指すことが多いです。フォーマルすぎず、カジュアルにも使えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞の可算・不可算:


    • “cook” は可算名詞です。複数形は “cooks” となります。

      例) “There are five cooks in the kitchen.” (キッチンには5人のコックがいる)


  • 定冠詞・不定冠詞の使い方:


    • “a cook” → 一人の料理人

    • “the cook” → 特定の料理人(何らかの文脈や前述がある場合)


  • イディオムや構文例:


    • “Too many cooks spoil the broth.”(ことわざ:コックが多すぎるとスープが台無しになる → 「船頭多くして船山に登る」)

    • 複数名詞 “cooks” の形で使われます。


  • フォーマル / カジュアル:


    • 「cook」はカジュアルからビジネスシーンでも幅広く使えますが、ビジネスの肩書きとしては “chef” の方がフォーマルで専門性が高い響きになります。



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3つ)


  1. “My sister is a great cook. She always makes delicious meals.”

    (私の姉はとても料理上手です。いつも美味しい料理を作ってくれます。)


  2. “I’m looking for a cook who can help me at my birthday party.”

    (誕生日パーティーで手伝ってくれるコックを探しています。)


  3. “Are you the cook who prepared this dish? It tastes amazing!”

    (この料理を作ってくれたのはあなたですか?とても美味しいです!)


5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We hired a new cook to improve the restaurant’s lunch menu.”

    (私たちはレストランのランチメニューを改善するために新しいコックを雇いました。)


  2. “The head cook is responsible for training all the junior staff.”

    (主任コックは、すべての若手スタッフのトレーニングを担当しています。)


  3. “The hotel seeks an experienced cook for its banquet hall.”

    (そのホテルでは、宴会場用に経験豊富なコックを募集中です。)


5.3 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The anthropologist studied the role of the cook in traditional communal feasts.”

    (人類学者は、伝統的な共同宴会における料理人の役割を研究しました。)


  2. “In her research paper, she emphasized how the cook’s status evolved over time.”

    (彼女の研究論文では、料理人の地位が時代とともにどのように変化してきたかが強調されています。)


  3. “Historical documents describe the royal cook as one of the highest-paid servants in the palace.”

    (歴史文書によると、宮廷の料理人は宮殿で最も給料の高い召使いの一人だったそうです。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. chef(シェフ)


    • より専門的、プロの料理長のニュアンスが強い

    • 例: “He is a Michelin-star chef.” (彼はミシュランの星を持つシェフです)


  2. culinarian(料理人、料理の専門家)


    • フォーマルでやや堅い表現。料理全般に精通したプロを指すことが多い


  3. cookery expert(料理の達人)


    • やや説明的だが、「料理の専門家」としての文脈で使われる


反意語 (Antonyms)


  • diner(食事をする人、お客さん)


    • 「料理する人」とは反対に「料理を食べる人」を指す


  • consumer(消費者)


    • 広い意味で「料理を作る人(cook)」と「料理を消費する人(consumer)」の対比になる



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /kʊk/

  • アメリカ英語 / イギリス英語共通の発音: 短く “クッ” と聞こえます。

  • 強勢: 英語では1音節の単語のため、特に強勢は意識しません。

  • よくある発音ミス: ローマ字読みで「コック」と伸ばしてしまい、母音が長くなりすぎることがあります。実際はもう少し短い母音で発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “cook” を “cok” や “coock” と書かないよう注意しましょう。

  • 同音異義語との混同: 同じ発音を持つ単語は特にありませんが、 “book”(ブック)と混同してしまう学習者が稀にいます。スペリングと発音の微妙な違いに注意してください。

  • 試験対策 (TOEIC・英検など): 難易度は高くありませんが、動詞 “cook” との混用に注意。文脈で名詞か動詞かを判断できるようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「cook」は「火を通す人・料理人」というイメージ


    • 語源の “coquere” (火を通す)を意識すると、調理に欠かせない「熱を通す」役割を連想しやすいです。


  • 「book」とセットで覚える


    • “cook” と “book” は綴りが似ていて、「oo」の発音が共通しています。ペアで覚えると記憶に残りやすいでしょう。


  • 視覚イメージ


    • コック帽(シェフハット)をかぶった人のイラストを思い浮かべると、単語のイメージが強化されます。


以上が名詞「cook」に関する詳細解説です。「料理人」を広く指す親しみやすい単語なので、ぜひ会話や文章で積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
cook
意味(1)

料理人,コック

意味(2)

(火を通して)〈食物〉'を'料理する,煮たきする

意味(3)

〈人が〉料理する

意味(4)

《副詞[句]を伴って》〈食べ物が〉料理される,煮える,焼ける

意味(5)

《話》〈事実・数字など〉をうまくごまかす

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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