最終更新日:2025/12/01
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元となった辞書の項目

wait

動詞

待つ / 〈事が〉そのままにしておける,延期できる / (期待して)〈機会・合図など〉‘を'待ち受ける,待機する / 《話》(人や物を待って)…‘を'遅らせる

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私はここであなたを待ちます。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: wait

品詞: 動詞 (主に自動詞、一部他動詞的な用法もあり)

活用形: wait – waited – waited – waiting


英語の意味:

・to remain in a place or state, typically expecting something or someone

・(人や物事が起きるのを)待つ

日本語の意味:

・待つ、待機する

「何か(誰か)が起こるのを待つ、あるいは来るのを待つというニュアンスの単語です。相手や状況に対して時間をとどめるイメージがあります。」



  • CEFRレベル: A1(超初心者)

    基本的なコミュニケーションで頻出する単語で、最初の頃から学ぶ機会が多い動詞です。

他の品詞形:


  • 名詞形: the wait(「待つこと」「待機」の時間を表す名詞形。例: “The wait was too long.”)

  • 派生語: waiter (男性の給仕人), waitress (女性の給仕人) など、職業名として転じて使われています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「wait」は、はっきりした接頭語・接尾語を含まず、単語1つで成り立っています。

派生語・類縁語:


  • waiter / waitress: レストランなどで給仕を行う人

  • waiting room: 待合室

  • wait up: (夜に寝ずに)待つ

  • wait around / wait about: ぶらぶらして待つ(特にすることなく待つ)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. wait for the bus(バスを待つ)

  2. wait for an answer(返事を待つ)

  3. wait in line(列に並んで待つ)

  4. wait a moment(ちょっと待つ)

  5. wait your turn(順番を待つ)

  6. can’t wait any longer(もうこれ以上待てない)

  7. eagerly wait(心待ちにする)

  8. wait patiently(辛抱強く待つ)

  9. wait on tables(ウェイターとして働く/給仕をする)

  10. wait out the storm(嵐が過ぎ去るのを待つ)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古フランス語「waitier / guaitier」(「見張る」「見張りをする」などの意味)に由来すると言われています。

  • 元々は「見張って待つ」「警戒している」というニュアンスが強かったようです。

ニュアンス:


  • 日常会話やビジネスシーン問わず幅広く使われます。硬いイメージはなく、カジュアルにもフォーマルにも使えます。

  • 「人を待たせる」ニュアンスのときは、場合によってはややネガティブに「じらす」という印象が伴うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 基本的な用法: 自動詞


    • 例: “I’ll wait here.”(私はここで待ちます。)

    • “wait”は目的語を直接とらないので、何を待つかを表す場合は「wait for + 名詞」の形を取ります。


  2. “wait for + 名詞/代名詞”: ~を待つ


    • 例: “I’m waiting for my friend.”(友達を待っています。)


  3. “wait on + 人/テーブル”: (ウェイターなどが)給仕をする


    • 例: “He’s waiting on the customers.”(彼はお客に給仕している。)

    • アメリカ英語では「wait on someone」の形で単に「~を待つ」を表現する場合も稀にあります。


  4. “wait to + 動詞の原形”: ~するのを待つ


    • 例: “I’m waiting to see the doctor.”(医者に診てもらうのを待っている。)


名詞として使う場合: the wait


  • 可算名詞扱いするなら「a long wait」のように、長い時間を形容詞で修飾することがあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I can’t wait to watch that new movie!”

    (新しい映画を見るのが待ちきれない!)

  2. “Wait for me, I need to grab my coat.”

    (ちょっと待って、コートを取ってくるから。)

  3. “Let’s wait in line for the roller coaster.”

    (ジェットコースターの列に並んで待とう。)

(2) ビジネスシーン


  1. “Please wait while I check the schedule.”

    (スケジュールを確認しますのでお待ちください。)

  2. “Could you wait for the client to arrive before starting the meeting?”

    (会議を始める前に、お客様が到着するのを待ってもらえますか?)

  3. “We should wait until we have all the data before making a decision.”

    (決定を下す前に、すべてのデータが揃うのを待つべきです。)

(3) 学術的・フォーマルな文脈


  1. “Participants were asked to wait in the lobby until the experiment was ready.”

    (参加者は実験の準備が整うまでロビーで待つように求められた。)

  2. “The researcher requested that the audience wait for questions until the end of the presentation.”

    (研究者はプレゼンテーションが終わるまで質問は待つように依頼した。)

  3. “Students must wait quietly for their turn to speak.”

    (学生は発言の順番が来るまで静かに待たなければならない。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. remain(とどまる)


    • 完全に同じではありませんが、「その場に残って待つ」というニュアンスがあります。


  2. hold on(電話や会話で「待って」の意味)


    • カジュアルに「ちょっと待って」という感じで使われます。


  3. hang on(これも「待つ」の意味で、ほぼhold onと同じニュアンス)

  4. stay put(動かずにいる)


    • 「動かずにそこにいる」という表現が主です。


反意語 (Antonyms)


  1. leave(去る)


    • 「待つ」ことなくその場を去るイメージです。


  2. proceed(進む)


    • 待たずに進行する、といったニュアンスです。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /weɪt/


  • アメリカ英語 (AE): [ウェイト] ほぼ /weɪt/

  • イギリス英語 (BE): [ウェイト] ほぼ /weɪt/

アクセント:


  • 1音節の単語なので強勢は特に分割されません。

  • /weɪ/ の母音は「エイ」と「ウェイ」の中間ぐらいになりやすいので、日本人学習者は「ウエイト」になり過ぎないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “wait”の “i” と “a” の順番を間違えて “wiat” と書いてしまうケースなどがあります。

  • 同音異義語: “weight”(重さ)と混同しやすいです。発音はよく似ていますが、つづりと意味は全く別なので注意してください。

  • 目的語の有無: “Wait”は目的語を直接とらない(I wait you は誤り)ので、必ず “wait for + 名詞” などの形を取ります。

  • 試験対策: TOEICなどでは “wait for” と “wait on” の違いや、「他動詞/自動詞」の扱いを問う問題が出る可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ連想: 「前を歩く人を‘追いかける’前に少し‘ウエイト(重さ)’が乗った感じで足止めする」と覚えると、「気持ちを静止させる」イメージが湧きやすいです。(“weight”との綴りの違いに注意しながら覚えられます)

  • 「ウェイト(重さ)じゃなくてウェイト(待つ)!」というイメージでスペルも区別がしやすくなるでしょう。

  • 携帯電話やPCで読み込み中に「Please wait」が出ることを思い出して覚えるのも一つの手です。


以上が、動詞 “wait” の詳細な解説です。待つという概念は会話やビジネスなどあらゆるシーンで使われる重要な英単語なので、ぜひしっかり覚えましょう。

意味のイメージ
wait
意味(1)

《話》(人や物を待って)…‘を'遅らせる

意味(2)

(期待して)〈機会・合図など〉‘を'待ち受ける,待機する

意味(3)

待つ

意味(4)

〈事が〉そのままにしておける,延期できる

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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