最終更新日:2024/06/13

道路は交通量を増やすために広げられました。

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The road was widened to accommodate more traffic.

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元となった辞書の項目

widen

動詞

〈他〉を広くする /(目)を見開く〈自〉《...まで》広くなる,広がる《to》 / 《...などで》(目が)見開かれる《in,with》

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解説

以下では、動詞「widen」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: widen

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞の両方で使われる)

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: to become wider or make something wider

  • 日本語: 幅が広くなる、または幅を広げる

「widen」は、何かの幅を広げることや、広くなることを表す動詞です。道や視野などにも使われ、実際に物理的に広くするだけでなく、抽象的に「視野を広げる」「選択肢を増やす」といったニュアンスでも使われます。

活用形


  • 現在形: widen

  • 過去形: widened

  • 過去分詞形: widened

  • 進行形: widening

他の品詞形


  • wide (形容詞): 幅の広い

  • widen (動詞): 幅を広げる(今回の主役)

  • width (名詞):

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 「widen」は日常会話や文章でそこそこ使われる動詞で、比較的習得しやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • wide (形容詞) + -en (動詞化の接尾語) → widen (動詞)

形容詞である「wide」に、動詞化の意味を持つ接尾語「-en」を付け加えて「widen」という動詞を作っています。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例と日本語訳)


  1. widen the gap(格差を広げる)

  2. widen the road(道路を広げる)

  3. widen your horizons(視野を広げる)

  4. widen the circle(仲間や輪を広げる)

  5. widen the difference(差異を広げる)

  6. widen the discussion(議論を広げる)

  7. widen a doorway(ドア口を拡張する)

  8. widen a channel(水路を拡張する)

  9. widen access(アクセスを拡大する)

  10. widen the range(範囲を広げる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • wide は古英語の “wīd” に由来し、「広い」を意味します。

  • “-en” は古英語や中英語由来の動詞化の接尾辞で、「~にする」「~化する」という役割を担います。

そのため「widen」には「(形容詞の wide の状態に)させる・なる」という意味合いがあります。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 物理的・具体的な拡大: 道や幅など、サイズを広げる場合に使う。

  • 抽象的・比喩的な拡大: 視野・選択肢・格差・範囲などが拡がる/拡げる場合にも用いられる。

  • 他の動詞(expand, broaden など)とほぼ同じような意味で使われることが多いですが、特に視野を広げる・道を広げるといった場面で自然に使われます。口語・文章ともに幅広く使える中程度のフォーマル度合いの単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞: 「幅が広がる」

    例: The road widens just after the bridge.

  • 他動詞: 「~を広げる」

    例: They will widen the doorway for wheelchair access.

よく使われる構文・イディオム


  1. widen + 目的語 (他動詞として)

    例: They plan to widen the highway.

  2. widen + 状況を表す副詞句 (自動詞として)

    例: The path widened gradually.


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈など、さまざまな場面ごとに3つずつ例文を紹介します。

1) 日常会話


  1. “We need to widen our living room doorway so my grandfather’s wheelchair can pass through easily.”

    (おじいちゃんの車椅子が通れるように、リビングのドア口を広げる必要があるね。)


  2. “If you want to improve your cooking skills, try to widen the variety of recipes you use.”

    (料理の腕を上げたいなら、いろいろなレシピの幅を広げてみるといいよ。)


  3. “My grandmother said the path used to be narrow, but it has widened over the years.”

    (昔は道がもっと狭かったけれど、長年のうちに広くなったと祖母が言っていたよ。)


2) ビジネス


  1. “We’re looking to widen our customer base by targeting a younger demographic.”

    (若い世代をターゲットにして、顧客層を広げようとしています。)


  2. “The marketing team intends to widen the company’s reach through social media campaigns.”

    (マーケティングチームは、SNSキャンペーンを通して会社のリーチを広げるつもりです。)


  3. “If we widen our product line, we may attract new investors.”

    (製品ラインを拡張すれば、新たな投資家を呼び込めるかもしれません。)


3) 学術的な文脈


  1. “The study aims to widen the scope of previous research on climate change impacts.”

    (その研究は、気候変動の影響に関する従来の研究範囲を広げることを目的としています。)


  2. “By analyzing interdisciplinary data, we can widen our understanding of socio-economic factors.”

    (学際的なデータを分析することで、社会経済的要因に対する理解を広げることができます。)


  3. “These findings may help to widen the theoretical framework of cognitive development.”

    (これらの発見は、認知発達の理論的枠組みを広げるのに役立つかもしれません。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. broaden(広げる)


    • 視野や範囲を広げる点で「widen」に近いが、抽象的な範囲(mind, knowledge, horizonなど)でよく使う。


  2. expand(拡張する)


    • 物体や事業などを拡張する意味で使われる。物理的・抽象的両方OK。


  3. enlarge(大きくする)


    • 物理的な大きさを増やす場合が多い。写真を拡大するときなどに使う。


反意語


  • narrow(狭める / 狭まる)

    例: “They had to narrow the passage due to construction.”

    (工事のために通路を狭くしなければならなかった。)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • イギリス英語 (UK): /ˈwaɪ.dən/

  • アメリカ英語 (US): /ˈwaɪ.dən/ または /ˈwaɪ.dn̩/

アクセント・強勢


  • “widen” は「WI-den」という2音節で、最初の音節 “WI” に強勢(ストレス)を置きます。

よくある発音ミス


  • “widen” と “widEn” のように第2音節を強く読んだり、母音を引き延ばしたりしてしまうミスがあるので注意してください。

  • アメリカ英語では「ワイダン」のように聞こえることがありますが、どちらも「WI-den」のイントネーションが基本です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “widen” を “widden” や “widern” と書いてしまう間違いが見られます。

  • 同音異義語との混同: とくに似たスペルの単語はあまりありませんが、同じ “wide” 系列の “width” と混同して使わないように注意。

  • 他動詞・自動詞の使い分け: “widen the road”(他動詞)と “The road widens”(自動詞)では意味が違うため、意識しましょう。

  • 英語の資格試験(TOEIC、英検など)でも、文の主語によって自動詞か他動詞かを見分ける問題が出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “wide” + “-en” → “widen” と接尾語のパターンを意識すると覚えやすいです。

  • 「幅が広い」を表す形容詞「wide」に「~にする」のニュアンスを付与する「-en」が加わり、「幅を広げる」という意味になる、という流れで理解してください。

  • 「広がるイメージ」を頭の中で思い浮かべると定着しやすいでしょう。たとえば、道がぐーっと広がる絵や、視野がパッと広がる時の感覚などをイメージしてください。


以上が動詞「widen」の詳細な解説です。物理的な幅を広げる場合にも、抽象的な意味で視野や知識を拡げる場合にも多用される便利な単語ですので、ぜひ使いこなせるように覚えておきましょう。

意味のイメージ
widen
意味(1)

を広くする;(目)を見開く

意味(2)

《...まで》広くなる,広がる《to》

意味(3)

《...などで》(目が)見開かれる《in,with》

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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