最終更新日:2024/06/17

He paid for the item with a sterling silver coin.

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元となった辞書の項目

sterling

【名/U】英貨, ポンド / 【形】英貨の, ポンドの / (銀が)法定純度の / (物の品質・人物など)本物の,真正の,確かな

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彼はその商品の代金を純銀貨で支払った。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: sterling

品詞: 主に形容詞・名詞として使われます。

意味(英語 / 日本語)


  • (形容詞) “of excellent quality; genuine or thoroughly excellent” / 「非常に優れた質の、真に優れている」

    例: “He has a sterling reputation in his field.”(彼はその分野で非常に評判が良い。)

    → 「すばらしい品質や人格を示すときに使われる形容詞です。誠実さや優秀さを強調するニュアンスがあります。」


  • (名詞) “British currency, especially the pound sterling or British money as a whole” / 「英国通貨、特にポンドや英国の貨幣を指す」

    例: “The price must be paid in sterling.”(支払いは英国通貨で行わなければならない。)

    → 「イギリスの貨幣全般を指す言葉として使われます。ポンド通貨の正式名称である“pound sterling”を短くしたり、“sterling silver”といえば銀の純度92.5%を指す場合もあります。」


活用形


  • 形容詞: sterling (比較級・最上級は通常つくりませんが、文脈によって“more sterling,” “most sterling”と用いられることは稀にあります。)

  • 名詞: sterling(不可算名詞として扱われることが多い)

他の品詞形


  • 「sterling」という単語自体は形容詞か名詞で用いられますが、語形変化による別の品詞(動詞など)は一般的には存在しません。

難易度の目安(CEFR)


  • B2(中上級)以上

    「日常会話レベルからビジネスシーンまで、使い分ける中上級以上向けの単語です。」


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: “sterling”

    接頭語や接尾語が加わってできた形ではなく、「sterling」という語幹がそのままルーツになっています。

関連語・派生語


  • pound sterling: イギリスの通貨単位「ポンド」の正式名称

  • sterling silver: 銀の含有率が92.5%の銀製品

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. sterling reputation — 優れた評判

  2. sterling character — 立派な人柄

  3. sterling effort — 素晴らしい努力

  4. sterling performance — 優れたパフォーマンス

  5. sterling job — 素晴らしい仕事ぶり

  6. pound sterling — イギリスのポンド通貨

  7. sterling silver — 92.5%の純度を持つ銀

  8. sterling work — 高く評価される仕事

  9. sterling condition — 良好な状態

  10. sterling qualities — 素晴らしい特性・資質


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「sterling」は古期フランス語や中英語(Middle English)などに起源がさかのぼります。元々はイギリスの硬貨を指し、“easterling”という言葉が縮まったとされる説があります。

  • 歴史的には銀の高い純度を示すコインとして使われ、それが「純粋」「高品質」というイメージに派生しました。

ニュアンスや使用時の注意


  • 形容詞としては、「とても優れている」「誠実で品格のある」というポジティブなニュアンスを強くもつ表現です。フォーマルやビジネス文脈など、かなり丁寧な場面で使うことが多いです。

  • 名詞として「英国通貨」を指す場合は、ややフォーマルな響きがありますが、経済ニュースやビジネス、法律関連の文脈でもよく見聞きします。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞 (attributive/述語として):

    “He provided sterling service.”(彼はすばらしいサービスを提供した。)

  • 名詞 (不可算名詞):

    “The cost must be paid in sterling.”(支払いは英ポンドで行わなければならない。)

フォーマル/カジュアル


  • 形容詞の“sterling”は、ややフォーマル・文語的です。カジュアルに“excellent”や“great”と置き換える方が会話では自然な場合もあります。

  • 名詞としての“sterling”はビジネスや経済ニュースなどでよく見られるややフォーマルな言い回しです。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “He’s got a sterling sense of humor, so you’ll have fun with him.”

    (彼はユーモアのセンスが抜群だから、一緒にいると楽しいよ。)

  2. “My grandmother gave me a sterling silver bracelet for my birthday.”

    (祖母が私の誕生日にスターリングシルバーのブレスレットをくれたよ。)

  3. “If you travel to the UK, make sure to carry some sterling.”

    (英国へ行くなら、ポンド貨幣を持っていくといいよ。)

ビジネスシーン (3例)


  1. “She has done a sterling job managing the international project.”

    (彼女は国際プロジェクトを立派に管理してくれた。)

  2. “The client insisted on paying in sterling rather than in euros.”

    (クライアントはユーロではなくポンドで支払うことを主張した。)

  3. “We need to keep track of the sterling exchange rate for accurate budgeting.”

    (正確な予算管理のために、ポンドの為替レートを把握しておく必要があります。)

学術的・専門的 (3例)


  1. “According to the historical records, sterling coins were minted with 92.5% silver content.”

    (歴史的記録によれば、スターリング硬貨には92.5%の銀が含まれていた。)

  2. “Her sterling dedication to research has led to groundbreaking discoveries.”

    (彼女の研究に対する素晴らしい献身ぶりが画期的な発見をもたらした。)

  3. “Economists predict a slight fluctuation in sterling’s value post-Brexit.”

    (経済学者たちは、Brexit後にポンド通貨の価値がわずかに変動すると予想している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • excellent(優れた)

    → よりカジュアルに幅広く使われる。 “excellent presentation”

  • outstanding(卓越した)

    → 「他をしのぐほど」「ズバ抜けている」。 “outstanding achievement”

  • first-rate(一流の)

    → イギリス英語でややフォーマル感がある。

反意語


  • mediocre(平凡な、並みの)

    → “His performance was mediocre compared to her sterling performance.”

  • inferior(劣った)

    → “The quality of this product is inferior, not sterling.”


7. 発音とアクセントの特徴


  • 国際音声記号 (IPA)


    • 英: /ˈstɜː.lɪŋ/

    • 米: /ˈstɝː.lɪŋ/


  • アクセント: “ster-ling” の最初の音節 “STER” に強勢があります。

  • 発音の違い:


    • イギリス英語では /ɜː/(ア)音がやや伸び、

    • アメリカ英語では /ɝː/(アメリカ英語特有の r が強めに入る)となる点が違いです。


  • よくある間違い: “ster-ling” と区切らずに滑らかに発音できず、/steər-ling/などと誤る場合があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスで “sterlin” と最後の “g” が抜けることがあるので注意してください。

  • “starling”(ムクドリ科の鳥)と混同することがあります。スペルが類似しており、発音もやや近いので注意しましょう。

  • 試験対策では、イギリスの通貨を意味する文脈(“pound sterling”)や、優れた品質を表す形容詞(“sterling qualities”)として問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “sterling” と “star(星) + ling” を想起すると、星のように“きらめく高品質”をイメージできます。

  • イギリスの通貨「ポンド」を少しフォーマルに言いたいときに使われる単語、と覚えておくと便利です。

  • “sterling” = “しっかりした品質”とイメージし、優れた品質を連想しやすくする勉強テクニックもあります。

以上が “sterling” の詳細解説です。形容詞としての「非常に優れた」という意味と、名詞としての「イギリス通貨」という意味をしっかり押さえると、より自然に使えるようになります。

意味のイメージ
sterling
意味(1)

英貨の,ポンドの;(英国で)法定純金(銀)を含む

意味(2)

《名詞の前にのみ用いて》(銀が)法定純度の

意味(3)

《名詞の前にのみ用いて》(物の品質・人物など)本物の,真正の,確かな

意味(4)

英貨;馬銀[製品]

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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