最終更新日:2024/06/13

Macroeconomic policies are important for stabilizing the economy.

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元となった辞書の項目

macroeconomic

【形】マクロ経済の, 巨視的経済学の

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マクロ経済政策は経済の安定化に重要です。

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解説

以下では、「macroeconomic」という英単語について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語 & 日本語)


  • 英語: “macroeconomic” — relating to the branch of economics concerned with large-scale or general economic factors, such as interest rates and national productivity.

  • 日本語: 「マクロ経済の」 — 金利や国内の生産性など、経済全体の大きな動向や指標を扱う領域に関する意味の形容詞です。経済全体の視点から話すときに使われる単語で、「マクロ」と「経済」の両方を組み合わせたニュアンスを持っています。

「マクロ経済」というのは、国全体や世界全体の経済指標や政策など、大きな枠組みで経済を捉える視点です。そのため、「macroeconomic」は「経済を広いスケールで見るときに使う形容詞」というイメージを持っておくとわかりやすいでしょう。

品詞


  • 形容詞 (adjective)

活用形

形容詞ですので、形そのものの変化はありません。


  • 原形: macroeconomic

  • 副詞形: macroeconomically (「マクロ経済的に」)

他の品詞の形


  • 名詞形: macroeconomics (マクロ経済学)

  • 形容詞形: macroeconomic, macroeconomical(後者は非常にまれで、通常はmacroeconomicが用いられます)

  • 副詞形: macroeconomically

CEFRレベルの目安


  • C1(上級)

    経済学などの専門領域で頻繁に登場する用語のため、一般的な日常英語に比べると難易度が高めです。ただし、ニュースなどでも経済関連の情報で使われることが多く、上級レベル以上の学習者にとっては知っておきたい単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: “macro-” — 「大きい」「広範囲の」という意味を持つギリシャ語由来の接頭語。

  • 語幹: “economic” — 経済に関する形容詞。

「macroeconomic」は「大きいスケールの経済」というニュアンスになります。

派生語・類縁語


  • macroeconomics(マクロ経済学)

  • microeconomics(ミクロ経済学) — 個人や企業など小さな単位の経済行動を扱う領域

  • macroeconomically(マクロ経済的に)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. macroeconomic policy(マクロ経済政策)

  2. macroeconomic variable(マクロ経済変数)

  3. macroeconomic stability(マクロ経済の安定)

  4. macroeconomic condition(マクロ経済状況)

  5. macroeconomic environment(マクロ経済環境)

  6. macroeconomic forecast(マクロ経済予測)

  7. macroeconomic analysis(マクロ経済分析)

  8. macroeconomic perspective(マクロ経済的視点)

  9. macroeconomic indicator(マクロ経済指標)

  10. macroeconomic outlook(マクロ経済見通し)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “macro-”はギリシャ語の“makrós”(大きい)に由来します。

  • “economic”はギリシャ語の“oikonomikos”に由来し、「家政」「家の管理」から派生して「経済」を意味するようになりました。

したがって、もともと「大きな経済の」のようなニュアンスで使われるようになり、近代経済学の分野が細分化される中で「マクロ経済」という学問領域が確立しました。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 「macroeconomic」という単語は、国全体や世界規模の経済分析や政策、あるいは広範な経済指標などを議論するときに使用されます。

    -よりカジュアルな場面で「全体的な経済状況」を言いたいだけなら “overall economy” などの表現も使われますが、学術的・専門的・ビジネス寄りの文脈で「macroeconomic」は頻繁に登場します。多くの場合、フォーマルまたはセミフォーマルな文書で使われる傾向があります。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な使用方法


  • 形容詞として名詞の前に置いて用いられます。

    例: “macroeconomic factors” (マクロ経済的要因)

イディオム


  • 特に決まったイディオムはあまりありませんが、前述のコロケーションが実質的に「定番のセット表現」として機能します。

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル寄り(アカデミックやビジネス文章向け)

  • カジュアルな日常会話で使うことは少ないですが、ニュースや経済番組などではよく耳にします。


5. 実例と例文

それぞれのシーンでの使用例をいくつか挙げます。

日常会話での例文


  1. “I read an article about macroeconomic trends, but it was a bit too technical for me.”

    (マクロ経済の動向についての記事を読んだけど、ちょっと専門的すぎたよ。)


  2. “If you’re studying business, you probably have to learn about macroeconomic concepts.”

    (もしビジネスを勉強しているなら、マクロ経済の概念について学ぶ必要があるだろうね。)


  3. “I’m not that into macroeconomic issues, but I know they affect everyone.”

    (マクロ経済の問題にそこまで興味はないけど、みんなに影響があることはわかるよ。)


ビジネスでの例文


  1. “The company’s investment decisions are influenced by various macroeconomic factors.”

    (当社の投資判断は、さまざまなマクロ経済要因によって影響を受ける。)


  2. “A stable macroeconomic environment is crucial for business growth.”

    (安定したマクロ経済環境は、企業の成長に不可欠です。)


  3. “We need to analyze macroeconomic trends before launching our new product overseas.”

    (新製品を海外で発売する前に、マクロ経済の動向を分析する必要があります。)


学術的な文脈での例文


  1. “Macroeconomic research suggests that changes in interest rates can significantly impact consumer spending.”

    (マクロ経済の研究によれば、金利の変化は消費者の支出に大きな影響を与える可能性がある。)


  2. “In macroeconomic theory, fiscal and monetary policies are key tools for managing the economy.”

    (マクロ経済理論では、財政政策や金融政策は経済を管理するための重要な手段だ。)


  3. “His thesis focuses on the macroeconomic implications of public debt.”

    (彼の論文は、政府債務のマクロ経済的影響に焦点を当てている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “economic”(経済の)


    • 「経済全般」に関するより幅広い形容詞。個別の企業に関する文脈から国家レベルまでカバーできる。


  2. “fiscal”(財政の)


    • 政府の予算や税金、歳出などに関係する際に使われる形容詞。必ずしも「大きいスケール」限定ではない。


  3. “monetary”(金融の)


    • 通貨政策や金利、中央銀行などに関わる形容詞。


反意語


  • 厳密な反意語は存在しませんが、「microeconomic」(ミクロ経済の) は対比的な位置にある単語です。ミクロ経済は個人や企業などの小さな単位で経済を分析します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ˌmækroʊˌiːkəˈnɑːmɪk/

  • イギリス英語: /ˌmækrəʊˌiːkəˈnɒmɪk/

強勢


  • “mac‧ro‧e‧co‧nom‧ic” の “-nom-” の部分に主アクセントが置かれます。


    • マックロウ・イーコノミック → iに連動して nom のところが強く発音されるイメージです。


よくある発音の間違い


  • “macro” の “a” を “e” のように発音して “me-cro-” としてしまうなど。

  • “economic” の “e” を曖昧にしてしまい、/ˌɛk-/ が /ik-/ になったりする混乱もよく起こります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “macro” と “micro” のつづりを混同する人がいます。


  2. 同音異義語との混同


    • “economic” と “economical” は異なる意味です。“economical” は「経済的にお得な、節約になる」という意味合い。


  3. 文脈の誤用


    • “macroeconomic” は大局的な経済の話題限定で用いられます。「企業の小さな収益率の話」にまで適用しないように注意しましょう。


  4. TOEICや英検などの資格試験


    • 経済分野の読解問題や時事問題で頻出です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “macro-” は「顕微鏡(micro)の反対」で、「大きい」視点という覚え方をするとイメージしやすい。

  • “macroeconomic” → 「マクロ + エコノミック」=「大きいスケールの経済的な」という直訳的なイメージを言葉の響きから簡単につかめます。

  • ニュースなどで「マクロ経済政策」「マクロ経済分析」といった言葉に触れるときにあわせて覚えると定着しやすいでしょう。


以上が、「macroeconomic」の詳細な解説です。マクロ経済の話題はニュースやビジネス、学術的な文脈でしばしば登場するため、上級の語彙としてもぜひ押さえておきたい単語です。

意味のイメージ
macroeconomic
意味(1)

マクロ経済の, 巨視的経済学の

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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