最終更新日:2025/08/14

The interference from the crowd affected the player's performance.

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元となった辞書の項目

interference

【名/U】《...への》干渉, 口出し, 妨害《with ...》 / 【名/U/C】(ラジオ・テレビの)混信 / 【名/U】(一般のスポーツで)妨害行為

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解説

1. 基本情報と概要

単語: interference

品詞: 名詞(主に不可算名詞として使われることが多いが、文脈によっては可算で使われる場合もあり)

英語での意味: The act or process of interfering; unwelcome or unwanted involvement, interruption, or obstruction.

日本語での意味: 干渉、妨害、邪魔、(物理学では)干渉(波同士の重なり)などを指します。

「他人の行動に口出ししたり邪魔したりすること」「波や信号が重なって問題を起こすこと」を表す単語です。日常会話から学術分野(物理学・電気通信・政治など)まで幅広く使われます。

活用形(動詞形との対応):


  • 「interference」は名詞形

  • 動詞は「interfere」(過去形: interfered / 過去分詞: interfered / 現在分詞: interfering、三人称単数: interferes)

他の品詞形:


  • 動詞: interfere (干渉する、口出しする)

  • 形容詞(派生形はやや限定的): interfering 「おせっかいな、口出しがましい」という形で使われることがある

CEFRレベル: B2(中上級)

・ニュースや論説、学術的テキストなどで頻繁に出現するため、少し複雑な文脈で使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: なし(元来 “inter-” は「相互に」の意味を持つラテン語由来の接頭語ですが、「interference」は“interfere”から派生した名詞形)

  • 語幹: “interfere” (干渉する)

  • 接尾語: “-ence”(名詞化する際によく使われる接尾語で、「~する行為・状態」を表す)

派生語・類縁語:


  • interfere (動詞)

  • interfering (形容詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選:


  1. cause interference (干渉を引き起こす)

  2. experience interference (干渉を受ける)

  3. interference pattern (干渉パターン)

  4. political interference (政治的干渉)

  5. outside interference (外部からの干渉)

  6. radio interference (ラジオ干渉、電波妨害)

  7. reduce interference (干渉を減らす)

  8. unnecessary interference (不必要な干渉)

  9. interference in one’s affairs (人のことに対する干渉)

  10. interference from other signals (他の信号からの干渉)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「interference」は「interfere(干渉する)」+「-ence(名詞化)」から派生しました。

  • 「interfere」はラテン語の “inter-” (相互・間) と “ferire” (打つ) に由来し、「間に入り込んで衝突する・干渉する」というイメージを持っています。

ニュアンス・注意点:


  • 口語・文章を問わず幅広く使えますが、物理学や通信の文脈では「波の干渉」「信号の干渉」というテクニカルな意味にもなります。

  • ビジネスや政治などフォーマルな文脈で使う場合は「不当な干渉」「介入」という少し重いニュアンスになる場合があります。

  • 日常会話では「余計な口出し」や「じゃま」など比較的カジュアルにも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算の区別

    主に不可算名詞として扱われることが多いですが、特定の「干渉行為」を指すときには可算名詞として “an interference” のように表現される場合もあります。

    例: “We experienced several interferences in the signal.”(私たちはその信号にいくつもの干渉を経験した。)


  • 一般的な構文


    • “There is (some/ no) interference with …” (~に干渉がある / ない)

    • “Interference from … causes …” (…からの干渉が…を引き起こす)

    • “(Someone’s) interference in …” (~への(誰かの)干渉)


  • イディオム例


    • “run interference” (アメリカのカジュアル表現で、他人のために妨害してやる、助け舟を出してやるという意味)

    • “pass interference” (アメリカンフットボールでの反則行為)


  • 使用シーンの特徴:


    • フォーマル: 政治・経済・法律(political interference, government interference など)

    • カジュアル: 日常の口出しや妨害



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m sorry if my advice sounded like interference, I just wanted to help.”


    • 「私のアドバイスが口出しのように聞こえたならごめんなさい。ただ助けたかっただけなんです。」


  2. “I can’t work properly with all this interference from my neighbors’ noise.”


    • 「近所の騒音の干渉が多すぎて、ちゃんと仕事ができないよ。」


  3. “Let’s not invite interference by telling everyone our personal plans.”


    • 「みんなに個人的な予定を言いふらして、口出しや干渉を受けるのはやめよう。」


ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to minimize any external interference in our project timeline.”


    • 「プロジェクトのスケジュールに対する外部からの干渉を最小限に抑える必要があります。」


  2. “Unnecessary interference from management can slow down the team’s decision-making.”


    • 「経営陣からの不必要な干渉は、チームの意思決定を遅らせる可能性があります。」


  3. “The new policy should prevent political interference from influencing our negotiations.”


    • 「新しい方針によって、政治的な干渉が交渉に影響を与えるのを防げるはずです。」


学術・専門的な文脈での例文


  1. “We observed constructive and destructive interference in the wave patterns.”


    • 「波のパターンにおいて、建設的干渉と破壊的干渉の両方を観察しました。」


  2. “Radio frequency interference often disrupts our wireless communication systems.”


    • 「無線周波数干渉は、私たちの無線通信システムをしばしば混乱させます。」


  3. “Researchers must avoid interference from outside variables to ensure accurate data collection.”


    • 「研究者たちは正確なデータ収集を行うために、外部変数からの干渉を避けなければなりません。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “intervention” (介入)


      • より積極的に物事に割り込むニュアンスが強い。


    2. “meddling” (おせっかい、干渉)


      • 口語的で否定的なニュアンスが強い。


    3. “intrusion” (侵入、押し入り)


      • 物理的・空間的に立ち入るイメージが強い。



  • 反意語


    1. “cooperation” (協力)


      • 干渉ではなく、一緒に協力して物事を行うイメージ


    2. “noninterference” (不干渉)


      • 干渉しない方針そのものを表す言葉



これらの単語は「他者の領域にどう関わるか」という点で微妙にニュアンスが異なります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語: /ˌɪn.təˈfɪə.rəns/

    • アメリカ英語: /ˌɪn.t̬ɚˈfɪr.əns/


  • アクセント:


    • “in-ter-FER-ence” の “FER” の部分に強勢が置かれます。


  • 発音の違い:


    • イギリス英語は「タ」(tə) のように曖昧母音になりがちですが、アメリカ英語は「タ」もしくは「タァ」であり “r” の発音がはっきりします。


  • よくある間違い:


    • 「-ence」を “-ance” と書き間違えたり、アクセントを “in-TER-e-fence” のように置いてしまうミスがあるので注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “interferrence” や “interferance” と書いてしまうことがあるので、正しいつづり “interference” を確認しましょう。

  • 同音異義語との混同: “interference” と “interferons” (生化学用語) は見た目が似ていますが、全く意味が違うので要注意です。

  • 資格試験などでの出題:


    • TOEIC や英検などでは、ビジネス文書や情報通信のトラブルなどの文脈で “interference” が用いられることがあります。

    • 政治や国際問題などのパッセージでも “interference” (干渉) が登場しやすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント: “interfere” は “inter(間に)+fere(当たる、打つ)” → 間に割り込んで衝突する→「干渉する」イメージ。

  • 覚え方: 「他人のテリトリー(territory)の間(inter)に突っ込む」→「干渉」をイメージすると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック:


    • “inter + fere + nce” と区切ってスペルチェックする。

    • 「干渉」「邪魔」に関連する場面や写真をイメージすると印象が残りやすいです。



以上が “interference” の詳細な解説です。学習や使用時の参考にしてください。

意味のイメージ
interference
意味(1)

〈U〉(…への)干渉,口出し,妨害《+with+

意味(2)

〈U〉〈C〉(ラジオ・テレビの)混信;(光波・音波などの)干渉

意味(3)

〈U〉(一般のスポーツで)妨害行為

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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