元となった辞書の項目
info
解説
1. 基本情報と概要
単語: info
品詞: 名詞(「information」の略語としての口語・カジュアル表現)
意味(英語): short form of “information”
意味(日本語): 「情報」を指す略称や口語的な表現
「info」は「information(情報)」の略語で、カジュアルなシーンや短文で簡潔に伝えたいときによく使われます。「詳しい情報を知りたい」「簡単に情報を伝えたい」などの場面でフランクに使われる単語です。
- 活用形: 原則として略語なので複数形や時制変化はありません。
- 他の品詞形:
- もとの単語である「information」は不可算名詞です。
- 動詞形「inform」(知らせる)などとは綴りが異なりますが、同語源です。
- もとの単語である「information」は不可算名詞です。
CEFRレベル: B1(中級)
- A1: 超初心者
- A2: 初級
- B1: 中級
- B2: 中上級
- C1: 上級
- C2: 最上級
「info」は口語的でシンプルなため、比較的早い段階で学習される単語ですが、フォーマルな文章では「information」を使うほうが通常です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- info
- 元は「information」からの省略形
- 接頭語・接尾語というより、「information」の前半部分を省略した形です
- 元は「information」からの省略形
他の単語との関連性
- information(情報)
- inform(通知する、知らせる)
- informative(情報が有益な、ためになる)
- informant(情報提供者)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- get info(情報を得る)
- share info(情報を共有する)
- need more info(より多くの情報が必要)
- for more info(詳しくは/詳細情報は)
- contact info(連絡先情報)
- basic info(基本情報)
- detailed info(詳細情報)
- product info(製品情報)
- background info(背景情報)
- request info(情報を求める/問い合わせる)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「information」の頭部分“infor-”を短くしたスラング・口語形が「info」。1960年代頃からビジネスや広告などで見やすくするために略して使われるようになったと言われます。
- ニュアンス:
- 親しみやすく、砕けたイメージ。
- 口語やメモ、広告などの場面でよく使用される。
- フォーマルな書類や公的な文書などでは避けられる場合が多い。
- 親しみやすく、砕けたイメージ。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞: 不可算扱いが基本です(“info”は「情報の一部」でも、可算名詞にはせず“infos”とはしないのが通常)。
- 一般的な構文: “I need some info about …” / “Could you give me more info on …?”
- 使用シーン: 口語や広告、短い文章、カジュアルなウェブサイトなど
- イディオム/定型表現: 略語のため定型イディオムは少ないですが、「For more info, contact us.」のようなフレーズはよく目にします。
- フォーマル / カジュアル:
- フォーマル: “information”を使用する。
- カジュアル: “info”の使用が一般的。
- フォーマル: “information”を使用する。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Do you have any info on the new café in town?”
(町に新しくできたカフェの情報、なにか知ってる?) - “I’ll send you the info later.”
(後で情報を送るね。) - “Can you give me some more info about the event?”
(そのイベントについて、もう少し情報くれない?)
ビジネスでの例文
- “Please forward the project info to the entire team.”
(プロジェクト情報をチーム全員に転送してください。) - “For more info, check the company website.”
(詳細については、会社のウェブサイトをご確認ください。) - “We need to gather all the relevant info before making a decision.”
(決定を下す前に、関連する情報をすべて集める必要があります。)
学術的な文脈での例文
- “The study provides new info on climate change patterns.”
(この研究は気候変動のパターンに関する新たな情報を提供しています。) - “Additional info can be found in the appendix of the paper.”
(さらに詳しい情報は、論文の付録に記載されています。) - “We used the latest statistical info to support our hypothesis.”
(最新の統計情報を用いて仮説を立証しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- information(情報)
- よりフォーマル。論文や公的文書などではこちらが好まれる。
- よりフォーマル。論文や公的文書などではこちらが好まれる。
- data(データ)
- 数値や事実に焦点を当てる場合に使われる。
- 数値や事実に焦点を当てる場合に使われる。
- details(詳細)
- 全体の概略よりも個々の細かい内容を強調するときに使用。
- 全体の概略よりも個々の細かい内容を強調するときに使用。
- facts(事実)
- 「主観ではなく、証拠に基づく事実」であることを強調するときに使う。
- 「主観ではなく、証拠に基づく事実」であることを強調するときに使う。
反意語
- misinformation(誤情報)
- lack of information(情報不足)
これらの反意語は、情報が正しくない、または欠落している場合を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- アメリカ英語: /ˈɪn.foʊ/
- イギリス英語: /ˈɪn.fəʊ/
- アメリカ英語: /ˈɪn.foʊ/
- 強勢(アクセント): 最初の音節 “IN” に強勢があります。
- よくある誤り: “en-fo” と発音したり、/infoʊ/ の /oʊ/ を /u/ や /ɑ/ などにしてしまうこと。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 語尾の母音部分 (oʊ / əʊ) に違いが出ますが、どちらも “in-fo” という2音節です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「infomation」と誤って綴る人がいる(「information」のスペルミス)。
- 品詞の違いに注意: “info”は名詞、動詞としては使えない。
- 同音異義語との混同: 目立ったものはないが“Intel(インテル)”などと混同しないように。
- 試験対策: TOEICや英検などのフォーマルな英語試験では “info” よりも “information” が出題される場合がほとんど。レポートや公式文書にも“information”を使うのが適切。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすいイメージ: 「メモ書きやポスターに書かれた“Info”という見出し」を思い浮かべると、カジュアルな情報を求めるイメージが湧きやすい。
- スペリングのポイント: “info”は“in” + “fo”の2つの要素。
- 勉強テクニック: 「info」がカジュアル版、「information」がフォーマル版とセットで覚えると、単語の使い分けがしやすい。
以上が「info」の詳細な解説です。口語の略称であるため、使いどころを意識してうまく活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
=information