最終更新日:2024/06/11

The inefficiency of the system is causing delays in production.

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元となった辞書の項目

inefficiency

むだ,無能

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システムのむだが生産の遅れを引き起こしています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: inefficiency

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語):

The state or quality of being inefficient; a lack of efficiency or effectiveness.

意味(日本語):

「非効率」や「効率が悪い状態」を指す言葉です。何かを行うときに、最適な方法や資源の使い方ができておらず、無駄が多かったり成果が十分に得られなかったりする状況を表します。日常会話だけでなくビジネスや学術の場面でも幅広く使われる表現です。

活用形の例:


  • 単数形: inefficiency

  • 複数形: inefficiencies

「inefficient (形容詞)」→「inefficiency (名詞)」のように品詞転換する例がよくあります。

CEFRレベル目安: B2(中上級)

(日常的にも使われるが、やや専門的な文脈でも登場する単語)


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: in-

    「否定」を表す接頭語で、「効率がない」「効率的でない」というニュアンスを作り出します。

  • 語幹: efficient

    「効率的な」という意味。ラテン語“efficere”(完遂する)が由来です。

  • 接尾語: -cy

    名詞化を示す接尾語。形容詞を名詞に変える働きをします。

他の単語との関連性


  • efficient (形容詞): 効率的な

  • inefficient (形容詞): 非効率的な

  • efficiency (名詞): 効率性

  • inefficiently (副詞): 非効率的に

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. reduce inefficiency → [非効率を削減する]

  2. address inefficiency → [非効率に対処する]

  3. source of inefficiency → [非効率の原因]

  4. operational inefficiency → [運用上の非効率]

  5. eliminate inefficiencies → [非効率を取り除く]

  6. cost inefficiency → [コストの無駄]

  7. inefficiency in the process → [プロセスにおける非効率]

  8. identify inefficiencies → [非効率な部分を見極める]

  9. inefficiency within the system → [システム内の非効率]

  10. symptom of inefficiency → [非効率の現れ]


3. 語源とニュアンス

語源:


  • “inefficiency” は「in- (否定)」+「efficient (効率的)」+「-cy (名詞化)」から生まれました。ラテン語の“efficere”(なす、成し遂げる)が語源となっています。

歴史的背景:


  • 産業革命以降、「効率性」や「生産性」は経済や工学で重要なテーマでした。そこから派生して、効率が悪い状態を指す言葉として「inefficiency」が広く使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • ビジネスや公式な文書では、システムや組織の改善点を指摘するときに使われます。

  • 口語でも「このやり方は非効率だよ」のようにカジュアルに使えますが、批判的な文脈になることが多いので、トーンに注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文

可算・不可算:


  • 多くの場合は不可算名詞として扱われますが、具体的な「非効率の種類」を列挙するときは複数形 (inefficiencies) も使われます。

使用シーン:


  • フォーマル: 政策提言書や報告書などで、組織的な非効率を示すとき

  • カジュアル: 個人的な作業や日常場面で「効率が悪い」と指摘するとき

一般的な構文例:


  • “There is (an) inefficiency in …” → 「…に非効率がある」

  • “We must tackle inefficiency in our process.” → 「私たちのプロセスにおける非効率に取り組まなければならない。」


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I feel there’s a lot of inefficiency in my morning routine.”

    「朝のルーティンにかなり無駄が多い気がするんだよね。」


  2. “Because of the inefficiency in planning, we ended up wasting time on our trip.”

    「計画の甘さで、旅行で時間をだいぶ無駄にしちゃったよ。」


  3. “Removing small inefficiencies in your daily life can really free up your schedule.”

    「日常生活の小さな非効率をなくすと、時間が意外と増えるよ。」


(2) ビジネスでの例文


  1. “We need to identify the inefficiencies in our supply chain and reduce costs.”

    「サプライチェーンの非効率を見極めてコストを削減する必要があります。」


  2. “The report highlights major inefficiencies in our customer service operations.”

    「レポートによると、顧客サービス業務に大きな非効率があると指摘しています。」


  3. “By automating certain tasks, we can eliminate inefficiency and improve productivity.”

    「特定の業務を自動化することで、非効率を排除し生産性を向上させることができます。」


(3) 学術的/専門的な文脈での例文


  1. “Economic models often focus on how markets handle inefficiency arising from externalities.”

    「経済学のモデルでは、市場が外部性から生じる非効率をどのように扱うかに焦点を当てることが多い。」


  2. “Researchers pointed out inefficiencies in the algorithm, suggesting possible improvements.”

    「研究者たちはアルゴリズムの非効率を指摘し、改良の可能性を示唆しました。」


  3. “The presence of monopoly power can lead to significant inefficiency in resource allocation.”

    「独占力が存在すると、資源配分に重大な非効率が生じることがあります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. ineffectiveness (非効果的であること)


    • 結果を出せない点に注目する。必ずしも「効率」だけを指すわけではない。


  2. unproductiveness (非生産的であること)


    • 生産性が低いことを強調。成果やアウトプットの少なさに焦点がある。


反意語


  1. efficiency (効率性)


    • 資源や時間を無駄なく使う状態。


  2. effectiveness (効果的であること)


    • 望ましい結果を得る能力が高いこと。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /ˌɪn.ɪˈfɪʃ.ən.si/


  • アクセントは「i-NE-fí-shən-si」のように “fic” の部分(第2音節の「fɪʃ」)に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな差はありませんが、イギリス英語では “ɪ” がややはっきり発音されることがあります。

  • スペルが長いため、つづりを間違えないよう注意しましょう ( “ineffi - ciency” のように“c”が2回出てくる点など)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス:


    • 「inefficiency」の途中で“c”や“i”を抜かすミスが多いです。

    • “ineffeciency”のように“e”を入れすぎる間違いもよくあります。


  • 同音・類似表現との混同:


    • 「insufficiency (不十分)」と混同しないように注意してください。意味が変わります。


  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは、ビジネス関連の文脈で「効率化」と対比させて出題されることもあります。文章全体の前後関係から意味を把握する練習をすると良いでしょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “in” + “efficient” で「効率的ではない」という発想を覚えておくと、接頭語「in-」の否定のニュアンスがすぐに思い出せます。

  • スペリングは「ineffi + c + iency」と、真ん中に “c” が2つ来るイメージで覚えるとよいです。

  • “efficiency” は「Fが2回くる」はずがありませんが、“inefficiency” は「F」が2回出た後に “c”も2回 (合計3つの子音が並ぶ部分) があるため、要注意です。

  • 疑問詞の “why is it so inefficient?” と結びつけてフレーズとして覚えるのもおすすめです。

以上が “inefficiency” の解説となります。時間や資源を無駄にしている状態を示す便利な単語ですが、ネガティブなニュアンスを伴う場合が多いので、使い方やトーンに気をつけましょう。

意味のイメージ
inefficiency
意味(1)

むだ,無能

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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