最終更新日:2024/06/12

候補者を採用するかどうかの決定は、面接が始まる前に CEO によって事前に決定されていました。

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元となった辞書の項目

predetermine

動詞

を前もって決める, 《...するよう》を前もって定める《to do》 / ...の方向を定める / を見積もる

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候補者を採用するかどうかの決定は、面接が始まる前に CEO によって事前に決定されていました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: predetermine

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語): to decide or establish something in advance

意味(日本語): あらかじめ何かを決定する、または設定すること

「predetermine」は、「何かの結果や結論を前もって決めてしまう」というニュアンスがあります。会話ではそれほど日常的に頻繁には使われませんが、ビジネスや学術的な場面で「結果や状況をあらかじめ決める」「規定する」という文脈で使われやすい単語です。

活用形:


  • 現在形: predetermine, predetermines (三人称単数形)

  • 過去形: predetermined

  • 過去分詞形: predetermined

  • 現在分詞形: predetermining

他の品詞形:


  • 名詞形: predetermination (決定があらかじめなされること、前もっての決定)

CEFRレベル目安: B2(中上級)

前もって物事を決めるなど、抽象的な意味合いを扱うため、中上級レベルの英語学習者にお勧めです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: “pre-” (「前もって」「事前に」)

  • 語幹: “determine” (「決める」「決定する」)

“pre-”は「前」「先」を表し、“determine”は「決定する」という意味です。これが合わさって「あらかじめ決定する」という意味になります。

派生語・関連語:


  • “predetermination” (名詞): あらかじめの決定、予定

  • “determine” (動詞): 決定する

  • “predestine” (動詞): 運命づける(より宗教的・運命論的なニュアンス)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


  1. “predetermine the outcome” → 結果をあらかじめ決める

  2. “predetermine the result” → 結論を事前に決める

  3. “predetermine the course of action” → 行動方針を事前に定める

  4. “predetermine fate” → 運命をあらかじめ決める

  5. “predetermine one’s decision” → (人の)決定を前もって決める

  6. “be predetermined by law” → 法によってあらかじめ決められる

  7. “the predetermined schedule” → 所定のスケジュール

  8. “predetermined factor” → 事前に決められた要因

  9. “predetermined date” → あらかじめ決まっている日付

  10. “predetermined destiny” → あらかじめ定められた運命


3. 語源とニュアンス

語源:


  • “pre-” はラテン語の「前に」を表す接頭語

  • “determine” はラテン語の “determinare”(境界を定める・決定する)からきています

歴史的には、何かの結論や境界を「前もって確定する」という文脈で使われてきました。運命論的な文脈(たとえば「運命はあらかじめ決まっている」など)でも使われるため、少し堅め・フォーマル寄りの単語です。

使用時の注意点や微妙なニュアンス:


  • ややかたい響きがあるため、日常会話というよりは文章やビジネス、学術的な文脈で目にすることが多いです。

  • 「運命が決まっている」など、確定的なニュアンスを強調する際にも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): “predetermine” の対象となるもの(結果、運命、要因など)が必要になります。

    例: “They predetermined the outcome of the experiment.”

  • 一般的に「predetermine + 目的語」の形で使われます。受動態もよく使われ、「be predetermined by 何々」という形で「~によってあらかじめ決められている」という意味を表します。

イディオムや構文例:


  • “be predetermined to do ~” → 「~するようにあらかじめ決められている」

  • “S is predetermined by ~” → 「Sは~によってあらかじめ決定(規定)されている」

フォーマル/カジュアル:


  • 「predetermine」は主にフォーマルまたは学術的なシーンで使われます。


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3つ)


  1. “I don’t think our lives are predetermined; we have choices.”

    (私たちの人生があらかじめ決まっているなんて思わないよ。私たちには選択肢があるし。)


  2. “The menu for tonight isn't predetermined; let's decide together.”

    (今日の夕飯のメニューは決まっているわけじゃない。一緒に決めようよ。)


  3. “Don’t let anyone predetermine your future. Make your own decisions.”

    (誰にもあなたの未来を勝手に決めさせないで。自分で決めなよ。)


5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The board predetermined the budget for the next quarter.”

    (取締役会は次の四半期の予算をあらかじめ決定しました。)


  2. “All objectives were predetermined by the executive team.”

    (すべての目標は、経営陣によって事前に設定されていました。)


  3. “We need to check if the terms were predetermined in the contract.”

    (契約書で条件があらかじめ定められていたか確認する必要があります。)


5.3 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “In many theories, the outcome of an event is not strictly predetermined.”

    (多くの理論では、事象の結果が厳密にあらかじめ決まっているわけではありません。)


  2. “This experiment aims to determine whether behavioral patterns are predetermined by genetics.”

    (この実験は、行動パターンが遺伝子によってあらかじめ決定されるかどうかを確かめることを目的としています。)


  3. “Philosophers have long debated whether human actions are predetermined or driven by free will.”

    (人間の行動はあらかじめ決められているのか、それとも自由意志によるのか、哲学者たちは長い間議論してきました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. “foreordain” (運命を定める)

  2. “predestine” (運命づける)

  3. “preordain” (前もって定める)

  4. “dictate” (決定づける/指示する)

  5. “settle in advance” (あらかじめ決める)

これらは「前もって決める」という点では共通しますが、宗教的・運命論的な響きが強いもの(“foreordain”、”predestine”)もあれば、口語的に行為や方針を「強く決定する」ニュアンスのもの(“dictate”)もあります。

反意語 (Antonyms):


  1. “leave (something) open” (決めずに残す)

  2. “leave (something) undecided” (未決定のままにする)

  3. “postpone the decision” (決定を先延ばしにする)

これらは「あらかじめ決めない」という意味合いを持っています。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • イギリス英語 (BrE): /ˌpriːdɪˈtɜːmɪn/

  • アメリカ英語 (AmE): /ˌpriːdɪˈtɝːmɪn/

アクセント: “pre-de-TER-mine” の “TER” の部分に強勢があります。

よくある発音間違い:


  • “pre” の部分を弱く発音しすぎたり、逆に強調しすぎたりしてリズムがずれることがあります。

  • “determine” の母音 /ɪ/ や /ə/を間違って長く発音してしまうケースがあるので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “predetermine” は “pre-deter-mine” と区切って覚えるとスペルを間違えにくいです。“-mine” の部分を “-mune” と書いたりするミスもたまにあります。

  • 同音異義語との混同: 直接的な同音異義語はありませんが、“predestine” や “predesign” といった似たスペルの単語と混同しないように注意しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などの試験で出る場合は、文脈から「あらかじめ決定されたもの」「事前に焦点があてられている」などのニュアンスを取り違えないよう、受動態の用法 (be predetermined by ...) もあわせて覚えておくと良いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「pre-」は「before(前に)」、そして「determine」は「決定する」。組み合わせて「前もって決定する」という直訳イメージで覚えると意味を取りこぼしにくいです。

  • “pre” という接頭語を使う単語例 (“preview”, “predict”, “prepare”, “prevent” など) を関連付けて覚えると、前もって何かをするという共通イメージがつきやすくなります。

  • 「predetermine」と「運命論」などをイメージすると、「運命はあらかじめ決まっている」という文脈と一緒に覚えやすいかもしれません。

以上が “predetermine” の詳細解説です。ぜひ学習に活用してみてください。

意味のイメージ
predetermine
意味(1)

…‘を'前もって定める;(…するよう)…‘を'前もって定める《++to do》

意味(2)

〈生産量,経費など〉‘を'見積もる

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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