humidity
1. 基本情報と概要
単語: humidity
品詞: 名詞 (noun)
意味 (英語): the amount of water vapor in the air
意味 (日本語): 空気中に含まれる水蒸気の量のこと
「空気がしめっている状態や、蒸し暑さを表すときに用いられる単語です。夏の蒸し暑さを表現するときなどによく使われ、髪の毛がうねるのを気にするときや、洗濯物が乾きにくいなどの状況にも登場します。」
活用形:
- 名詞なので、動詞のような変化はありません。
- 複数形は “humidities” ですが、日常的にはほとんど使われません。
他の品詞形:
- humid (形容詞: 湿った)
- humidify (動詞: 湿度を上げる)
- dehumidify (動詞: 除湿する)
CEFR レベル: B2(中上級)
「科学的データや気候などについて話すときに使うため、ある程度の語彙力が必要になります。」
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: “humid” (湿り気のある)
- 接尾語: “-ity” (名詞を作る接尾語。形容詞 humid に「状態・性質」を表す名詞化の要素が付いた形)
関連語や派生語:
- humidity sensor (湿度センサー)
- relative humidity (相対湿度)
- absolute humidity (絶対湿度)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10 個)
- high humidity → 高い湿度
- low humidity → 低い湿度
- relative humidity → 相対湿度
- humidity level → 湿度のレベル
- humidity control → 湿度制御
- humidity rises → 湿度が上がる
- humidity drops → 湿度が下がる
- humidity index → 湿度指数
- humidity causes discomfort → 湿度が不快感をもたらす
- measure the humidity → 湿度を測定する
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “humidus” に由来し、「湿っている状態」を意味していました。
- 歴史的背景: 古代から医療や天気予報など、人々の日常生活に深く関わってきた概念です。
- ニュアンス:
- 湿気や蒸し暑さに焦点を当てるときに使われます。
- カジュアルな会話からフォーマルな文書、学術的な文脈でも使われる幅広い単語ですが、日常会話では主に「蒸し暑さ」に関連して出てきます。
- 湿気や蒸し暑さに焦点を当てるときに使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: humidity は基本的に不可算名詞として扱われます。
- 例: “The humidity is high today.” (× “The humidities are high.”)
- 例: “The humidity is high today.” (× “The humidities are high.”)
- 使用シーン:
- 会話でも文書でも使用可能。
- フォーマルかカジュアルかというよりは、気象や環境の状態を客観的に表す言葉。
- 会話でも文書でも使用可能。
一般的な構文やイディオム
- “Humidity is killing me.” (口語的に「湿度が高すぎてつらい」という表現)
- “Due to the high humidity, it feels much hotter.” (湿度が高いせいでずっと暑く感じる)
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアルシーン)
“I can’t stand the humidity today. It’s so muggy!”
- (今日は湿度が高くてたまらないよ。蒸し暑いね!)
- (今日は湿度が高くてたまらないよ。蒸し暑いね!)
“Because of the humidity, my hair is frizzy.”
- (湿度のせいで髪がボサボサになっちゃうよ。)
- (湿度のせいで髪がボサボサになっちゃうよ。)
“If the humidity stays high, let’s use a dehumidifier.”
- (もし湿度が高いままなら、除湿機を使おう。)
- (もし湿度が高いままなら、除湿機を使おう。)
ビジネスシーン
“We need to maintain the proper humidity in the server room.”
- (サーバールームの適切な湿度を保つ必要があります。)
- (サーバールームの適切な湿度を保つ必要があります。)
“Our product’s performance can vary depending on temperature and humidity.”
- (当社製品の性能は温度や湿度によって異なる可能性があります。)
- (当社製品の性能は温度や湿度によって異なる可能性があります。)
“Please record today’s relative humidity for our monitoring report.”
- (モニタリング報告用に、今日の相対湿度を記録してください。)
- (モニタリング報告用に、今日の相対湿度を記録してください。)
学術的な文脈
“Humidity significantly affects the rate of bacterial growth.”
- (湿度は細菌の増殖速度に大きく影響します。)
- (湿度は細菌の増殖速度に大きく影響します。)
“The greenhouse environment must maintain a constant humidity level.”
- (温室では一定の湿度を保つ必要があります。)
- (温室では一定の湿度を保つ必要があります。)
“In meteorology, humidity is one of the key factors in weather forecasting.”
- (気象学では、湿度は天気予報をするうえで重要な要素の一つです。)
- (気象学では、湿度は天気予報をするうえで重要な要素の一つです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
moisture (水分):
- 一般に「水分」「湿気」を表す広い概念。humidity よりも「水分・湿り気」自体を表す。
- 例: “The moisture in the soil helps the plants.”
- 一般に「水分」「湿気」を表す広い概念。humidity よりも「水分・湿り気」自体を表す。
dampness (湿り気, かび臭い感じ):
- 不快感のある「じっとりとした湿り」を表すニュアンスが強い。
- 例: “The room has a sense of dampness.”
- 不快感のある「じっとりとした湿り」を表すニュアンスが強い。
wetness (濡れている状態):
- 「濡れている状態」を直接的に表す語。
- 例: “Watch out for wetness on the floor.”
- 「濡れている状態」を直接的に表す語。
☆ humidity は「空気中の水分量」にフォーカスしており、日常的に気候や環境を表すときによく使う。
反意語
- dryness (乾燥):
- 湿度が低く乾いている状態。
- 例: “The dryness in the desert can be extreme.”
- 湿度が低く乾いている状態。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /hjuːˈmɪd.ə.ti/ (イギリス英語), /hjuːˈmɪd.ə.t̬i/ または /juːˈmɪd.ə.t̬i/ (アメリカ英語)
- アクセント: hu-MID-i-ty の「MID」にストレスがあります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: H の発音を強く意識しない人もおり、/juː/ の部分が /hjuː/ に聞こえにくくなることもあります。
- よくある発音の間違い: /haɪˈmɪd.ɪti/ といった形で「h」以外の音を混ぜてしまうミスなど。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペル: “humid” + “ity” = humidity。
- “humitidy” や “humidaty” など、母音を間違えないように注意。
- “humitidy” や “humidaty” など、母音を間違えないように注意。
- 同音異義語との混同: 特にありませんが、同じ “h” から始まる “humility (謙虚さ)” とはまったく別物なので注意。
- 試験対策 (TOEIC・英検など):
- 天気や環境に関する文脈で選択肢に出ることがある。意味を正確に把握して回答できるようにしておくと良い。
- 天気や環境に関する文脈で選択肢に出ることがある。意味を正確に把握して回答できるようにしておくと良い。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「湿った (humid)」+「状態 (−ity)」と覚えるとスペルミスを防げます。
- 「ヒューミディティ」というカタカナ発音でざっくり覚えると表記の頭文字 “h” を忘れにくいです。
- 天気予報の「湿度○%」を思い浮かべ、「humid」のイメージを思い出すことで覚えやすくなります。
以上が “humidity” の詳細解説です。空気の水蒸気量を表したいとき・蒸し暑い雰囲気を伝えたいときに使う重要な単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。
湿気,湿度