最終更新日:2025/10/05

The company hired a marketing agency to publicize their new product.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

publicize

動詞

〈他〉を公表する / を広告する,宣伝する

このボタンはなに?

会社は新製品を宣伝するためにマーケティングエージェンシーを雇いました。

このボタンはなに?
解説

以下では、動詞「publicize」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語での意味

“Publicize” means “to make something generally known or to bring it to the attention of the public.”

日本語での意味

「publicize」は「(物事・情報などを)公にする、宣伝する、公表する」という意味です。

企業の新商品を広めたり、イベントを周知させたりするときに使われる動詞で、「何かを広く世間に知らせる」というニュアンスがあります。

品詞


  • 動詞(他動詞)

活用形


  • 原形: publicize

  • 三人称単数現在: publicizes

  • 現在分詞・動名詞: publicizing

  • 過去形・過去分詞: publicized

他の品詞形


  • publicized (形容詞的に使われる場合)

    例: The publicized event had a large turnout. (宣伝されたイベントは多くの参加者を集めた)


  • 名詞形としては “publicity” (宣伝、広報) があります。


CEFRレベル


  • B2(中上級)

    「publicize」は、中上級学習者がビジネス文書やニュース記事などで目にする語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “public”(公の、公共の)

  • 接尾辞: “-ize”(〜にする、〜化するという意味の動詞化の接尾辞)

“public”に接尾辞“-ize”をつけて、「公のものにする」というニュアンスを強調しています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. publicize a product(製品を宣伝する)

  2. publicize an event(イベントを公表する/広める)

  3. publicize a campaign(キャンペーンを宣伝する)

  4. heavily publicize(強く宣伝する)

  5. publicize the results(結果を公表する)

  6. publicize one’s findings(研究成果を公表する)

  7. publicize the issue(問題を世間に訴える)

  8. publicize locally(地元で広報活動を行う)

  9. publicize nationally(全国的に宣伝する)

  10. publicize through social media(SNSを通じて広める)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “publicize”の由来は、“public”(公共の)に、動詞を作る接尾辞“-ize”が付いたものです。

  • “public”自体はラテン語の“publicus”に由来し、「人々に共有されている」という意味を持ちます。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「公の場に広める」「世間に広く伝える」というニュアンスが強いため、ビジネスや広報、広告などのシーンでよく使われます。

  • 口語でも使いますが、どちらかというとビジネス・フォーマルよりの文脈で頻出する単語です。

  • 公的に注意喚起したり、イベントを「広く告知する」ようなフォーマルなシーンでよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • “publicize”は他動詞です。目的語として「publicize + 何を」の形をとります。

  • 「publicize that + 主語 + 動詞」の形で、節を伴って「〜であることを公表する」と表すこともできます。

一般的な構文例


  1. publicize + 目的語

    例: They plan to publicize the new policy.

  2. publicize + wh節/that節

    例: The government will publicize that the tax laws have changed.

フォーマル/カジュアルでの使い分け


  • フォーマルな書き言葉やビジネス文書で非常に通じやすい表現です。

  • カジュアルな場面でも “promote” や “spread the word” と同じ意味で使えますが、やや書き言葉・宣伝系文脈の語感があります。


5. 実例と例文

「publicize」は、以下のようにさまざまな文脈で使われます。

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “We should publicize the bake sale so more people come.”

    (もっと多くの人が来るようにベイクセールを宣伝したほうがいいよ。)


  2. “He’s trying to publicize his band’s live show on social media.”

    (彼はSNSでバンドのライブを広めようとしているんだ。)


  3. “Don’t forget to publicize your charity event at school!”

    (学校でチャリティーイベントをちゃんと宣伝するのを忘れずにね!)


ビジネス(フォーマル寄り)での例文


  1. “Our marketing team has been working hard to publicize the upcoming product launch.”

    (マーケティングチームは、まもなく始まる新製品のローンチを宣伝するために懸命に取り組んでいます。)


  2. “The organization plans to publicize the survey findings through a press conference.”

    (その団体は、調査結果を記者会見を通じて公表する予定です。)


  3. “We need to publicize our new partnership to attract potential clients.”

    (新しい提携関係を広く宣伝して、見込み顧客を引き付ける必要があります。)


学術的な文脈での例文


  1. “The researchers decided to publicize their groundbreaking discovery in several academic journals.”

    (研究者たちは、画期的な発見をいくつかの学術誌で公表することにしました。)


  2. “Universities often publicize significant achievements by their faculty to boost reputation.”

    (大学はしばしば、教員による重要な業績を広報して評判を高めます。)


  3. “He will publicize his findings at the international conference next month.”

    (彼は来月の国際学会で自らの研究成果を発表する予定です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. advertise(広告する)


    • 多くの場合、商業的な目的で商品やサービスを宣伝する際に使います。


  2. promote(宣伝する、促進する)


    • 商品やイベント、計画などを前面に押し出して推進するニュアンス。


  3. broadcast(放送する、広める)


    • テレビやラジオ、SNSなどで幅広く周知する際に使われます。


  4. announce(発表する)


    • 特定の情報やニュースを正式に伝えるとき。


  5. disseminate(情報を広める)


    • 主に学術的や公的な場面で情報や考えを広範囲に行き渡らせるというニュアンス。


反意語


  • conceal(隠す)

  • hide(隠蔽する)

  • keep secret(秘密にする)

これらは「秘密にする」「公にしない」という意味で「publicize」の反対の行為を示します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈpʌblɪsaɪz/

  • イギリス英語: /ˈpʌblɪsaɪz/

強勢(アクセント)は、単語の第1音節(pub-)に来ます。

“pub-li-cize”と3つに区切ると、最初の “pub” を強く発音します。

よくある発音の間違い


  • “publicize” の “li” を「ライ」と発音せず、「リ」と短く発音するところに注意しましょう。

  • “pub-lic-ize” と区切るようにして意識すると正確になりやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスで “publicise” (イギリス英語のつづり) “publicize” (アメリカ英語のつづり) の混同が起こりやすいです。イギリス英語では “-ise”、アメリカ英語では “-ize” となることが多いです。

  • “publish” と混同しやすいですが、“publish” は基本的に書籍や記事を「出版する」という意味合いなのに対し、“publicize” は「広報する、宣伝する」という意味で、目的が「世間への周知」にあります。

  • TOEICや英検などの資格試験では、会社情報やニュース、広告に関する長文問題などで見かけることがあります。読み手にとって「広報する」「宣伝する」という文脈を理解する上で大切な単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「public + ize」で、「public(公的)にする」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • “publicize” は、「パブリシティ(publicity)」を作るという連想でも覚えられます。

  • 何かを「公」に広める動きを思い描きながら覚えると、スペル・意味ともにしっかり定着します。

  • 実際に新聞広告やSNSで何かを広めたいときのイメージとリンクさせるといいでしょう。


以上が、動詞「publicize」の詳細解説です。

「公にする」「宣伝する」というニュアンスをしっかり押さえておくと、ビジネスやメディアの文脈で便利に使えます。ぜひ参考にしてください。

意味のイメージ
publicize
意味(1)

(事実・出来事など)を公表する

意味(2)

(出版物など)を広告する,宣伝する(advertise)

TOEIC英単語(TSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★