最終更新日:2025/10/01

The drought has caused a severe water shortage in the region.

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元となった辞書の項目

drought

名詞

〈U〉〈C〉干ばつ, 日照り続き

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干ばつが地域で深刻な水不足を引き起こしています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: drought

品詞: 名詞 (通常は不可算名詞として扱われることが多いですが、可算の用法もあります)

CEFR レベルの目安: B2(中上級)


  • B2:ある程度複雑な話題についても理解でき、複数の文脈で使いこなせるレベル

意味 (英語): A prolonged period of abnormally low rainfall, leading to a shortage of water.

意味 (日本語): 「干ばつ」、長期間ほとんど雨が降らず、水不足になる状況を指します。


こういった「水不足」や「雨不足」の状況を指す専門的な単語で、農業や自然環境の文脈でよく使われます。


活用形


  • 名詞なので動詞のように時制の活用はありませんが、可算用法の場合は「droughts」という複数形が使えます。


    • 例: “The region has experienced several severe droughts over the last decade.”


他の品詞になった場合の例


  • 「dry (形容詞/動詞)」などは別単語ですが、”dry” が形容詞・動詞として使われ、それに派生して「dryness (名詞)」、あるいは 「dry up (句動詞)」などがあります。

  • 「drought」という単語自体が他品詞で使われることは基本的にありません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • この単語は明確な接頭語・接尾語がついた形ではなく、古英語の形から変化してきた単語です。

  • 「drought」は古英語の “drūgath” に由来し、「dry (乾く・乾いた)」という意味と深い関連があります。

派生語・類縁語


  • dry (形容詞/動詞):「乾いた、乾かす」

  • dryness (名詞):「乾燥」

  • arid (形容詞):「乾燥した、不毛の」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. severe drought : 深刻な干ばつ

  2. prolonged drought : 長引く干ばつ

  3. devastating drought : 破壊的な干ばつ

  4. worst drought in decades : 数十年ぶりの最悪の干ばつ

  5. drought-stricken area : 干ばつに苦しむ地域

  6. drought relief : 干ばつ救済措置

  7. water shortage caused by drought : 干ばつによる水不足

  8. agricultural drought : 農業に影響を与える干ばつ

  9. hydrological drought : 水資源に影響がある干ばつ

  10. meteorological drought : 気象学的観点からの干ばつ


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 英語の古い形 “drūgath” に由来し、「乾燥」、「干上がる」などの意味を持つ “dry” と同じルーツを持ちます。

歴史的使用:


  • 古くから農業社会では雨不足は死活問題だったため、聖書や古英語の文献などでも干ばつはたびたび言及されています。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「drought」は深刻性を帯びる表現で、単なる「晴れが続いている」よりもはるかに深刻な状況を指します。

  • 口語でも文書でもよく用いられますが、特にニュースや専門的な環境レポートなど、フォーマルな場面でもよく見かけます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 不可算名詞/可算名詞


    • ほとんどの場合は不可算名詞として扱われます。


      • 例) “They are experiencing drought conditions in the region.”


    • 期間や回数を強調するときには可算で使います。


      • 例) “There have been two major droughts in the last five years.”



  2. 一般的な構文例


    • “to suffer from drought” : 干ばつに苦しむ

    • “to overcome a drought” : 干ばつを克服する

    • “to prepare for a drought” : 干ばつへの備えをする


  3. 使用シーン


    • フォーマル: ニュース記事、学術論文、政府報告など

    • カジュアル: 口語で「今年は全然雨が降らないね」程度にも使われるが、一般的に少し深刻なトーン



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “We haven't had rain for weeks. It feels like we're heading into a drought.”

    (ここ数週間雨が降っていないよ。干ばつに向かってるように感じる。)


  2. “This summer’s drought really damaged our garden plants.”

    (今年の夏の干ばつは、うちの庭の植物を本当にだめにしちゃった。)


  3. “My grandparents often talk about the big drought when they were young.”

    (祖父母は自分たちが若い頃にあった大きな干ばつの話をよくするんだ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our company must strategize to minimize losses during prolonged droughts.”

    (我が社は、長引く干ばつの間の損失を最小限に抑えるための戦略を立てる必要があります。)


  2. “The agricultural sector is severely affected by the ongoing drought conditions.”

    (農業部門は続く干ばつによって深刻な影響を受けています。)


  3. “We are looking into drought-resistant crop varieties for future investments.”

    (今後の投資のために、干ばつに強い作物の品種を調べています。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Climate scientists warn that severe droughts may become more frequent due to global warming.”

    (気候科学者たちは、地球温暖化により深刻な干ばつがより頻繁に起こるかもしれないと警告している。)


  2. “The study analyzes the socioeconomic impacts of recurring droughts in arid regions.”

    (この研究は、乾燥地域で繰り返し発生する干ばつの社会経済的影響を分析している。)


  3. “Developing drought mitigation tactics can significantly reduce human and economic losses.”

    (干ばつ対策の方法を開発することで、人命や経済的損失を大幅に抑えることができる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. water shortage (水不足)


    • 「水不足」という意味でより直接的だが、雨不足以外の原因の場合にも使える。


  2. dry spell (雨が降らない期間/乾期)


    • “drought” よりは短期間の雨不足を示すことが多い。


  3. aridity (乾燥状態)


    • より学術的・抽象的表現で、地域・環境全体が乾燥していることを示す。


反意語


  1. flood (洪水)


    • 水があふれる状態を示す。


  2. rainy season (雨季)


    • 逆に雨が多い季節を指す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /draʊt/

  • 多くの学習者が “drought” と “draught (/drɑːft/)” を混同しやすいので注意。

  • アメリカ英語もイギリス英語も基本的には同じ /draʊt/ ですが、地域によって若干の差がある場合あり。

  • アクセントは単語の先頭 (drou) に置かれているイメージです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「drougt」「draught」などと綴ってしまう間違いが多い。

  2. 同音・類似スペルとの混同: “draught” (英: /drɑːft/, 米: /dræft/ または /drɑːft/) は「隙間風」「一杯のビール」「下書き」など別の単語。

  3. 試験対策:


    • TOEIC や英検などのリーディング問題で環境問題文脈に出題されることがある。

    • 複数形 “droughts” の見落としに注意。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “drought” = “dry out(乾く)” に近い発音とつづりなので、“dry” を意識すると覚えやすいです。

  • 「雨が降らない苦しい状態」をイメージして、つづりの最後の “-ought” を「買い物袋が空っぽになっている」とイメージすると記憶に残りやすいかもしれません。

  • スペルは “d-r-o-u-g-h-t” ですが「draut」のように読むので、発音とスペルのギャップに気をつけて勉強すると良いでしょう。


以上が「drought」の詳細解説です。長期間雨が降らず水不足となる深刻な状態を表す重要な単語です。学習の際にはスペルと発音のずれに注意しながら、ニュースや気候変動の話題などでぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
drought
意味(1)

干ばつ,日照り続き

TOEIC英単語(TSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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