元となった辞書の項目
elevator
解説
名詞 “elevator” の徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: elevator
日本語: エレベーター
意味とニュアンス
- 英語: A platform or compartment housed in a shaft for raising and lowering people or goods to different floors or levels.
- 日本語: 建物の階を上下するための装置のことです。
- ビルやホテル、商業施設などで「上下の階へ移動する」際に使う機械で、「lift(リフト)」ともいいます(特に英国英語)。
- 日常会話でもよく使われる、基礎的な単語です。
- ビルやホテル、商業施設などで「上下の階へ移動する」際に使う機械で、「lift(リフト)」ともいいます(特に英国英語)。
品詞と活用
- 品詞: 名詞 (countable noun)
- 通常複数形は elevators となります。
- 通常複数形は elevators となります。
- 他の品詞形:
- 動詞形: “to elevate (〜を高める/上げる)”
- 名詞形: “elevation (高さ、上昇)” など
- 動詞形: “to elevate (〜を高める/上げる)”
CEFRレベル目安
- A2(初級)
- 「エレベーター」は日常生活でよく使う単語で、旅行英会話でもすぐに登場する単語です。早めに覚えておくと便利です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: なし
- 語幹: “elevat” (「上げる」「持ち上げる」を意味する “elevate” に対応)
- 接尾語: “-or”(行為者や装置を表す接尾語)
もともと “elevate” が「持ち上げる」や「高める」という意味で、その機能を担う装置ということで “elevator” となりました。
関連語や派生語
- elevate (動詞): 〜を高める、持ち上げる
- elevation (名詞): 高さ、標高、上昇
- elevated (形容詞): 高尚な、仰々しい、高い
よく使われるコロケーション(10個)
- take the elevator(エレベーターに乗る)
- ride the elevator(エレベーターに乗る)
- press the elevator button(エレベーターのボタンを押す)
- elevator door(エレベーターの扉)
- elevator shaft(エレベーターのシャフト・縦坑)
- elevator music(エレベーター音楽)
- service elevator(サービス専用エレベーター)
- freight elevator(貨物用エレベーター)
- get off the elevator(エレベーターを降りる)
- elevator pitch(エレベーターピッチ・短いプレゼン)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の “elevare” (上げる、持ち上げる)に由来し、それがフランス語などを経て英語に取り入れられました。
- 建物内を上下する装置として、19世紀頃から “elevator” と呼ばれるようになったといわれています。
ニュアンス・使用時の注意
- アメリカ英語: 一般的に “elevator” を使います。
- イギリス英語: 同じものを “lift” と呼ぶのが一般的です。
- いずれの英語でもフォーマル・カジュアル問わずよく使われる単語ですが、イギリスであえて “elevator” を使うとアメリカ英語らしい響きになります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun) なので、単数・複数の区別があります。
- 単数形: elevator
- 複数形: elevators
- 単数形: elevator
- 「エレベーターに乗る・降りる」といった動作を表すときは、たとえば “take the elevator”、 “get on/off the elevator” などがよく使われます。
よくある構文・イディオム
- take an elevator to 〜: 〜までエレベーターで行く
- elevator pitch: ビジネス用語で、短い時間(エレベーターに乗っている間)で行う簡潔なプレゼン
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Let’s take the elevator instead of the stairs.”
(階段じゃなくてエレベーターに乗ろう。) - “I got stuck in the elevator for ten minutes this morning.”
(今朝エレベーターに10分間閉じ込められたんだ。) - “Could you hold the elevator for me?”
(エレベーターを押さえておいてもらえますか?)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our office is on the 15th floor, so you’ll need to take the elevator.”
(オフィスは15階なので、エレベーターを使ってください。) - “He perfected his elevator pitch for the upcoming investors’ meeting.”
(彼は投資家との会議に備えて、エレベーターピッチを完璧に仕上げた。) - “Do you know where the freight elevator is located?”
(貨物用エレベーターはどこにあるか知っていますか?)
学術的/フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “The construction team inspected the elevator shaft to ensure its structural integrity.”
(建設チームは構造の安全性を保証するためにエレベーターのシャフトを点検した。) - “According to the building code, each elevator must undergo regular safety checks.”
(建築法によれば、各エレベーターは定期的な安全点検を受けなければならない。) - “The efficient design of the hospital’s elevators helps minimize patient transport time.”
(病院のエレベーターの効率的な設計は、患者の搬送時間を短縮するのに役立つ。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- lift (英: リフト)
- 主にイギリス英語で「エレベーター」を指す。アメリカ英語では “elevator” の方が一般的。
- 用例: “Shall we take the lift or the stairs?”(リフトを使う? それとも階段にする?)
- 主にイギリス英語で「エレベーター」を指す。アメリカ英語では “elevator” の方が一般的。
反意語
- 厳密な反意語はありませんが、移動手段としては stairs(階段) が対比的に引き合いに出されることが多いです。
- 用例: “I prefer the stairs to the elevator, for exercise.”(運動のために、エレベーターより階段を使うようにしている。)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈɛl.ɪ.veɪ.tər/ (アメリカ英語), /ˈel.ɪ.veɪ.tə/ (イギリス英語)
- アクセント: “el・e・VA・tor” の第三音節 “ve” に強勢がきます。
- よくある誤り: アクセントを “e” に置いてしまうことがありますが、正しくは「エリヴェイター」のように “ve” を強く読むイメージです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “elavator” や “elevetor” と誤記しやすいので、真ん中の “a” と “o” の位置に注意しましょう。
- イギリス🇬🇧とアメリカ🇺🇸での呼び方の違い:
- イギリスでは “lift” が一般的。TOEICや英検などの試験でも、この違いが出題される場合があります。
- イギリスでは “lift” が一般的。TOEICや英検などの試験でも、この違いが出題される場合があります。
- “elevate” や “elevation” と混同しないように注意。こちらは「上昇させる」「標高」などの意味です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “elevate” (持ち上げる) + “-or” (装置) → “持ち上げる装置” というイメージで覚えるとわかりやすいです。
- スペルの中にある “elevate” を思い出すと混同を防ぎやすいです。
- ビルの中で上下に動く「機械」と覚えて、頭文字の“E”を“上昇 (Elevate)”に結びつけるイメージを持つと覚えやすいでしょう。
以上が “elevator” の詳しい解説です。「階段ではなく、上に持ち上げてくれる装置」という覚え方でイメージすると定着が早いと思います。アメリカ英語では必須の語彙なので、ぜひマスターしてください!
意味のイメージ
意味(1)
《米》エレベーター,昇降機(《英》lift)
意味(2)
(揚げ下ろしの設備のある)穀物倉庫
意味(3)
(飛行機の)昇降舵(だ)