最終更新日:2025/09/30

The company will allocate resources to the new project.

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元となった辞書の項目

allocate

動詞

《...に》...を配分する, を割り当てる《to, for ...》

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会社は新しいプロジェクトにリソースを割り当てます。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: allocate

品詞: 動詞 (transitive verb)

意味(英語): to distribute or assign resources, roles, or responsibilities to particular recipients or purposes.

意味(日本語): 資源や役割、責任などを特定の対象や目的に「割り当てる」「配分する」という意味です。たとえば、予算をプロジェクトごとに割り当てたり、作業を担当者に割り振ったりするときに使われます。主にビジネスや組織での計画・管理など、少しフォーマルな場面でよく耳にする単語です。


  • 活用形:


    • 現在形: allocate

    • 過去形: allocated

    • 過去分詞形: allocated

    • 現在分詞形: allocating


  • 他の品詞になった例:


    • 名詞: allocation (割り当て、配分)

    • 動詞の派生語: reallocate (再割り当てする) → reallocation (再割り当て)


  • CEFRレベル: B2(中上級)。ビジネスや日常生活でのより幅広いトピックを扱えるレベルの学習者がよく使う語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語源・語構成:


    • ラテン語の “ad”(~へ)+ “locare”(置く)が起源と言われ、もともとは「場所を定める」というニュアンスがあります。


  • 他の単語との関連性・派生語:


    • allocation(名詞):割り当て、配分

    • allocate(動詞):割り当てる

    • reallocate(動詞):再割り当てする

    • reallocation(名詞):再割り当て


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10個:


    1. allocate resources(資源を割り当てる)

    2. allocate funds(資金を割り当てる)

    3. allocate budget(予算を割り当てる)

    4. allocate time(時間を割り当てる)

    5. allocate staff(スタッフを割り当てる)

    6. allocate tasks(タスクを割り当てる)

    7. allocate responsibilities(責任を割り当てる)

    8. allocate seats(席を割り当てる)

    9. allocate capital(資本を割り当てる)

    10. allocate attention(注意を向ける/注意を割く)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 先述のとおり、ラテン語 “ad locare” が由来で、「場所を決めてそこに置く」というイメージがあります。

  • 歴史的な使用: 中世頃から「役割や資金を特定の場所に置く」という意味で使われ、現在はビジネスや公共政策などで幅広く使われています。

  • 微妙なニュアンスや感情的響き: 「allocate」は客観的・フォーマルな響きが強く、「お金やモノ、人員を計画的に配分する」といったイメージです。主に組織的な文脈やビジネス的な場面で用いられます。

  • 口語か文章か/カジュアルかフォーマルか: ビジネスや公的な文書、学術の場面でよく使われる比較的フォーマルな動詞です。ただし、日常会話でも必要に応じて使われることはあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 「allocate + 目的語」の形をとり、何をどこへ、誰に、どのくらい、などを「割り当てる」かを明示します。

  • 一般的な構文例:


    • allocate A to B: A(割り当てる対象)をB(対象者/部門/タスク)に割り当てる

    • allocate A for B: B(目的)に向けてA(リソースなど)を割り当てる


  • イディオム・定型表現:


    • “We need to allocate more time to this project.”

    • “The manager allocated the funds for employee training.”


  • 使用シーン(フォーマル/カジュアル): 基本的にはフォーマルな文脈に適しています。カジュアルに使うと少しビジネスライクな印象になります。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例


  1. “I’m going to allocate part of my weekend to organizing my closet.”


    • 「週末の一部の時間をクローゼットの整理に割り当てるつもりなんだ。」


  2. “Let’s allocate some budget for our upcoming trip.”


    • 「今度の旅行のために少し予算を割り当てようよ。」


  3. “I need to allocate a day off for my personal errands.”


    • 「私用を片付けるために休日を1日とらなきゃ。」


(2) ビジネスシーンでの例


  1. “We should allocate more resources to the marketing department.”


    • 「マーケティング部門にもっとリソースを割り当てるべきです。」


  2. “The project manager allocated tasks to each team member based on their expertise.”


    • 「プロジェクトマネージャーは、チームメンバーの専門知識に応じてタスクを割り振りました。」


  3. “Please allocate enough budget for future product development.”


    • 「今後の製品開発のために十分な予算を割り当ててください。」


(3) 学術的な文脈での例


  1. “In this study, we allocated participants to two different groups to compare the results.”


    • 「本研究では、結果を比較するため参加者を2つのグループに割り振りました。」


  2. “The researcher allocated funds to purchase new laboratory equipment.”


    • 「研究者は新しい実験器具を購入するための資金を配分しました。」


  3. “Various grants were allocated to universities to support innovative research.”


    • 「革新的な研究を支援するために様々な助成金が大学に割り当てられました。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. assign(~を割り当てる)


      • より一般的に、仕事や課題などを「振る」という意味で使う


    2. allot(~を割り当てる)


      • allocate とほぼ同じ意味で使われるが、より口語的・やや古風な印象


    3. distribute(分配する)


      • “allocate” よりも「ばらまく」ニュアンスが強い


    4. apportion(配分する)


      • 法的・公式な文脈でも使われ、「公正に割り当てる」ニュアンス


    5. designate(指名する、任命する)


      • 割り当てるよりも「~として指名する」ことに焦点



  • 反意語(文脈による):


    1. withhold(保留する)


      • あえて割り当てない、支給しない


    2. deny(拒否する)


      • 割り当てを拒む




7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語(BrE): /ˈæləkeɪt/

    • アメリカ英語(AmE): /ˈæləkeɪt/


  • アクセント(強勢)の位置: 最初の “al” にアクセントがきます (ˈæ)。


  • よくある発音の間違い:


    • “[æ]” の音が弱まって “ə” にならないように気をつける。

    • 途中の “o” は実質的に “ə” になりがちだが、早口でも “æləkeɪt” のリズムを崩さないよう発音します。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “allocate” は “l” が2つ続く点に注意 (a-l-l-o-c-a-t-e)。まれに “alocate” と一つの “l” だけで綴り間違いが起こりやすいです。

  • 同音異義語との混同: 明確な同音異義語はありませんが、”allocate” と似た響きの “*allay(和らげる)” 等と混同しないように注意しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、「リソースや予算をどのように割り当てるか」という文脈でよく登場する単語です。パート5(文法・語彙問題)やパート7(長文読解)などで見られるでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源からのイメージ: ラテン語 “ad locare”=「どこかの場所に置く」の意味 → 「資金、人員などをきちんと仕分けして配置する」様子をイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングのコツ: 「al + lo + cate」で3つに分けて覚え、「ダブル “l”」に注意してください。

  • 勉強テクニック: ビジネスの文書や経済ニュースの中で “allocate” がどのように使われているか探してみると、実践的に覚えられます。役割・予算・時間など「配分」すべき対象を見つけたときに「allocate」の使用をイメージしましょう。


以上が “allocate” の詳細解説です。プロジェクトや資源を割り振る場面で使いやすい重要単語なので、ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
allocate
意味(1)

(…に)…'を'配分する,割り当てる《++to(for)+

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