tray
1. 基本情報と概要
単語: tray
品詞: 名詞 (countable)
英語での意味: A flat, shallow container used for carrying or displaying items
日本語での意味: 平らで浅い容器や台。食べ物や道具を乗せて運んだり、物を並べたりするのに使うもの。
「お盆」や「トレー」として、飲食店や家庭などでよく見かける道具です。ものをまとめて運ぶイメージの単語です。
活用形: 名詞のため、特別な活用形(複数形以外の変化)はありません。
- 単数形: tray
- 複数形: trays
- 単数形: tray
他の品詞への移行例: 直接的に形容詞や動詞にはなりませんが、複合語や派生表現(例: tray-like「トレーのような」)の形で形容詞的に使われることがあります。
CEFRレベルの目安: A2(初級)
飲食店や身近な生活用品としてよく使われるため、初級レベルで覚えておくと便利です。
2. 語構成と詳細な意味
- tray は短い単語で、接頭語・接尾語がついていない単語です。
- 語幹: 「tray」自体
関連語・派生語
- ashtray(灰皿)
- serving tray(給仕のためのトレー)
よく使われるコロケーション10選
- serving tray(給仕用トレー)
- food tray(食べ物を乗せるトレー)
- lunch tray(ランチ用トレー)
- silver tray(銀製のお盆)
- tray table(トレーテーブル、飛行機の座席についている折りたたみテーブル)
- plastic tray(プラスチック製のお盆)
- paper tray(紙を置くためのトレー、プリンターなどの給紙トレー)
- document tray(書類トレー)
- tray of cookies(クッキーを乗せたトレー)
- tray liner(トレーに敷く紙など)
3. 語源とニュアンス
語源:
古英語の trīg(平らな板を意味する語)に由来します。元々は「薄い板」を指していたものが、現代では「平らな容器」の意味に発展しました。ニュアンス:
日常的に使われるカジュアルな単語です。食べ物や書類など、何かを乗せる・載せるための平らな容器というニュアンスが大部分を占めます。フォーマルな文章でも、物理的なトレーを描写する際にはそのまま使われることがあります。使用時の注意点:
- 基本的には口語・文章どちらでも使用可能。
- 金属製・プラスチック製・木製など素材にかかわらず「tray」と呼べます。
- 基本的には口語・文章どちらでも使用可能。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞 (countable noun):
“a tray” で「1枚のトレー」、 “two trays” で「2枚のトレー」というように数えられます。一般的な構文・イディオム:
- “put (something) on a tray” : 何かをトレーの上に置く
- “carry a tray” : トレーを運ぶ
- “pass around the tray” : (周りの人に)トレーを回す
- “put (something) on a tray” : 何かをトレーの上に置く
フォーマル/カジュアル:
- 飲食時などカジュアルな場面でも、会議資料などを一括で運ぶビジネスシーンでも使われ、場面を選ばない単語です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Could you hand me that tray of cookies?”
(あのクッキーが乗っているトレーを取ってくれる?) - “I always use a tray to carry my breakfast to the living room.”
(リビングまで朝食を運ぶときは、いつもトレーを使います。) - “Be careful! The tray is a bit unsteady.”
(気を付けて! そのトレー、少し不安定だよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Please place all documents in the tray on my desk.”
(私の机の上の書類トレーにすべての書類を入れてください。) - “We’ll distribute the products using a sample tray for our presentation.”
(プレゼンではサンプルトレーを使って製品を配布します。) - “Keep a separate tray for urgent files.”
(緊急ファイル用に別のトレーを用意しておいてください。)
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “The lab technician arranged the samples on a sterile tray.”
(その実験技師は、無菌トレーの上にサンプルを並べました。) - “During the conference, lunch was served on a silver tray.”
(カンファレンス中、昼食は銀製のトレーで提供されました。) - “Researchers placed the specimens on a specially designed tray for observation.”
(研究者たちは、観察用に特別に設計されたトレーの上に標本を置いた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- plate(皿)
- 一般的に食べ物を乗せる平らな皿。持ち運びよりも食事をする際に直接使う印象が強い。
- 一般的に食べ物を乗せる平らな皿。持ち運びよりも食事をする際に直接使う印象が強い。
- platter(大きめの皿、盛り皿)
- 人数分の料理をまとめて盛る大きい皿。大皿のイメージ。
- 人数分の料理をまとめて盛る大きい皿。大皿のイメージ。
- dish(皿・大皿)
- 食事のときに使用する皿の総称。不特定の容器についても使われる。
- plate(皿)
反意語:
- 特に
tray
の明確な反意語はありませんが、生地が深い “bowl”(ボウル)などは形状が全く異なる容器として対比されがちです。
- 特に
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /treɪ/
- アメリカ英語 (AmE): [treɪ]
- イギリス英語 (BrE): [treɪ]
どちらの英語でも発音はほぼ同じです。“ay”は“エイ”と伸ばす音です。
アクセントは単語の最初の音節(ただし1音節しかないため)にあります。日本人学習者は「トゥレイ」のようにならず、“t”と“r”を続けて発音することに注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “tray”を“trey”などと間違えないようにしましょう。
- 同音異義語: “trey”という言葉は英語で主に「トランプの3」や「バスケットボールのスリーポイントシュート」を指す俗語ですが、一般的にはあまり使われません。
- 試験対策: TOEICや英検などで直接出題されることは多くありませんが、日常単語として写真描写問題やリスニングで出る場合があります。イラストに出てきた際に“tray”と回答できるように覚えておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「トレー」は実際に日常で使う身近なアイテムなので、カフェや食堂で「トレーを手にしている自分」をイメージして覚えてください。
- “tray”の“ay”は「エイ」と伸ばす音。日本語の「トレー」というカタカナ発音と近いため、スペリングと音をセットにすると定着しやすいでしょう。
- 紙トレーや書類トレーなど、いろんな用途で使う場面を想像すると印象深くなります。
以上が名詞 “tray” の詳細解説です。日常からビジネスシーンまで幅広く使われる便利な単語なので、ぜひ覚えておきましょう。
浅いへりのついた平たい容器,(料理などを運んだり盛ったりするための)盆,皿
(机上書類用の)整理箱
(また tearful)盆(皿)一杯[の量]