最終更新日:2025/10/10

The inspector examined the crime scene for any evidence.

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元となった辞書の項目

inspector

名詞

〈C〉視察官, 調査官, 監査人(役) / 警部

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警察官は犯罪現場を証拠物を探すために調査しました。

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解説

名詞 “inspector” の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: inspector

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A person whose job is to inspect or examine something; commonly used for officials who check compliance with regulations or a rank in a police force (especially in the UK).

意味(日本語): 検査官、視察官、監督官、あるいは(イギリスなどで)警部といった地位を指します。何かを正しく行っているか、基準に合っているかを確認する人です。

「検査官・警部」というニュアンスで、ルールを守っているか、あるいは犯罪を捜査しているかなどを調査・監督する立場の人を想像するとわかりやすいです。

CEFRレベル:B2(中上級)

・ニュースやビジネスシーン、警察階級などを語るときに登場する程度の語彙レベルです。

活用形


  • 通常、名詞として 単数形: inspector / 複数形: inspectors で使われます。

他の品詞形


  • 動詞: inspect (検査をする、視察をする)

  • 名詞: inspection (検査、点検、視察)

  • 形容詞・副詞形はありませんが、inspect の分詞形 “inspecting,” “inspected” は文脈により形容詞的に使われることもあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • inspect (動詞) + -or (名詞化の接尾辞:~する人)


    • 「inspect」は “in(内側)” + “spect(見る)” の要素から成り、何かの中身や細部を調べる意味を持ちます。

    • -or は 「~する人」を表すラテン系の接尾辞です。


関連する派生語


  • inspect (動詞): ~を点検する、検査する

  • inspection (名詞): 点検、検査、調査

  • inspectorate (名詞): 検査局、監察機関

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. building inspector(建物検査官)

  2. safety inspector(安全検査官)

  3. health inspector(衛生検査官)

  4. police inspector(警部)

  5. customs inspector(税関検査官)

  6. ticket inspector(切符検査員)

  7. inspector general(検査総監、監察長官)

  8. chief inspector(主任検査官、警部長)

  9. fire inspector(消防検査官)

  10. inspector on duty(当番の検査官/警部)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “īnspicere” (in + specere「中を見る」) に由来します。

  • 歴史的には監督官や統治のための役職として使われてきました。現在では、警察階級の一つや各種検査官として幅広く使われます。

  • ニュアンスとしては、公的権力や職務権限が感じられる単語で、誰かの活動や何かの物事が基準に適合しているか確認する役割という印象が強いです。

  • 文章でも口語でも使われますが、やや公式寄りの文脈が多いです(カジュアルというよりはフォーマルな場面に近い)。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 不特定の人を指す場合は “an inspector” や “inspectors” と冠詞や複数形を伴います。

  • 一般的に「~職に就いている人」として使われ、役職名として「Inspector + 名前」の形もあります(特に警察の階級など)。

  • イディオム・構文例


    • “Inspector ~”:警察や公的な組織での職位を示す。

    • “He works as an inspector for the city.”(彼は市の検査官として働いている。)


使用シーン:


  • フォーマル(公的書類・ニュース記事・正式発表)からややフォーマル(仕事上での会話)まで幅広く使われます。

  • カジュアルな場面では、職業名としてさらっと口に出す程度に使われる印象です。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “A health inspector came to our restaurant yesterday.”

    (昨日うちのレストランに衛生検査官が来たよ。)

  2. “The ticket inspector is checking everyone’s tickets on the train.”

    (切符検査員が列車内でみんなの切符を確認しているよ。)

  3. “My neighbor is a police inspector, and he often works night shifts.”

    (私の隣人は警部で、夜勤の仕事が多いよ。)

ビジネスシーン (3例)


  1. “We have an inspector reviewing our safety protocols next week.”

    (来週、安全プロトコルを確認しに検査官が来ます。)

  2. “Please prepare the necessary documents for the inspector’s visit.”

    (検査官の来訪に備えて必要書類を準備してください。)

  3. “The inspector’s report highlighted several areas for improvement.”

    (検査官の報告書は改善すべきいくつかの項目を指摘しました。)

学術的 / 公的な文脈 (3例)


  1. “According to the inspector’s findings, the facility met all regulatory standards.”

    (検査官の調査結果によると、その施設はすべての規制基準を満たしていた。)

  2. “The inspector general issued a formal statement regarding the investigation.”

    (検査総監が、その調査について公式声明を発表した。)

  3. “An independent inspector was hired to assess the environmental impact.”

    (環境影響評価のために独立した検査官が雇われた。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. examiner(試験官・検査員)


    • 主に試験・評価する人に焦点。


  2. investigator(捜査官、調査官)


    • 犯罪や問題点を探り出す人に使われることが多い。


  3. supervisor(監督者)


    • 点検よりも管理・監督する立場というニュアンスが強い。


  4. auditor(監査人)


    • 会計監査など特に財務面を調べる職。


反意語 (Antonyms)


  • “subject” (被検査者・対象者)


    • あえて挙げるとすれば、検査を受ける立場。


類義語との違い:


  • “inspector” は主に規定や規律に沿っているかをチェックする役割。

  • “investigator” は捜査・探求する意味がより強い。

  • “examiner” はより多岐にわたり評価やテストを行う印象。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /ɪnˈspek.tər/

    • アメリカ英語 (AmE): /ɪnˈspɛk.tɚ/


  • アクセントは “spec” の部分にきます。

  • よくある間違いとして、「in*s*pector」と「e」や「a」を入れ間違えやすいことがあります (“inspactor” としないよう注意)。

  • 米英両方とも「イン・スペック・ター」くらいのリズムで発音しますが、末尾の r の音が無声化するかどうかが違いです(英:ター(曖昧母音)、米:ター(舌を軽く巻いた r))。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “inspector” を “inspecter” と書いてしまう間違いが起こりやすいです。

  • 同音異義語: 目立った同音異義語はありませんが、音が似た単語として “inspector gadget” (有名なキャラクター名) を思い浮かべる人もいます。別物です。

  • 試験対策: TOEICや英検では、会社や施設などの検査シーン、報告書などの単語問題で出題されやすいかもしれません。また、警察関係の職業や保険の監査などの文脈でも登場することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源: “in (内側)” + “spect (見る)” + “-or (人)” から、「中を調べる人」を想起すると覚えやすいでしょう。

  • イメージ: 拡大鏡やルーペを持った人が、中身をじっくり見ている光景をイメージすると覚えやすいです。

  • スペリング: “inspect + or” という形なので、「inspect(検査する)する人 = inspector」と変換すれば脱スペルミスに有効です。


以上が “inspector” の詳細解説です。検査・監査の専門家や、警察の階級名としてよく登場する単語なので、関連用語も併せてしっかり押さえておくと便利です。

意味のイメージ
inspector
意味(1)

視察官,調査官,監査人(役)

意味(2)

警部

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