lifeguard
以下では、英単語「lifeguard」について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: lifeguard
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語)
A person employed to supervise and protect swimmers or other participants in water activities, often at pools or beaches.
意味(日本語)
プールや海辺など、水辺で人々を見守り、溺れやけがなどの事故が起きないように保護する役割を担う人のことです。
「海で泳いでいる人が危険な状況に陥らないように監視して助ける」というニュアンスがあります。
夏の海やプールで、制服を着て高い監視台から泳いでいる人たちを見守っている姿をイメージできます。
活用形
- 単数形: lifeguard
- 複数形: lifeguards
動詞形はありませんが、「lifeguard(名)」から派生した動名詞的な形として “lifeguarding” という表現(「救助員としての活動」)が使われることがあります。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
・B1(中級): 日常的な状況や具体的な話題についてある程度理解でき、意見交換ができるレベル。
この単語は主に実用的な文脈で使われるやや専門的な語なので、初心者レベルよりは少し上の認識が必要と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- life: 「命」「人生」の意味を持つ語根
- guard: 「守る」「警戒する」「監視する」の意味を持つ語
これらが組み合わさって「命を守る人」「命を見張る人」という直感的な意味合いを持つようになっています。
派生語や類縁語
- lifeguarding (n.): ライフガードの業務や活動
- guard (v./n.): 守る、見張る/警備員
- life (n.): 生命、人生
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- beach lifeguard(ビーチのライフガード)
- pool lifeguard(プールのライフガード)
- trained lifeguard(訓練を受けたライフガード)
- on-duty lifeguard(勤務中のライフガード)
- certified lifeguard(資格を取得したライフガード)
- lifeguard tower(ライフガードの監視台)
- lifeguard station(ライフガード詰所)
- lifeguard chair(ライフガードが座る高い椅子)
- emergency lifeguard rescue(ライフガードによる緊急救助)
- lifeguard training program(ライフガード訓練プログラム)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「life(命)」と「guard(守る、見張る)」が合わさった比較的新しい合成語です。
- 歴史的には、水辺での事故を防ぐために監視・救助の専門知識を持つ人を指す言葉として19世紀後半から用いられてきたといわれています。
ニュアンスや使用時の注意点
- 海辺やプールなどの水辺で、監視員というフォーマルな職業を指します。
- 口語・文章ともに広く使われますが、職業名なので、ある程度フォーマルな響きもあります。
- “lifeguard” と言っても、プールだけでなく海、湖、ウォーターパークなどあらゆる水域における救助活動を行う人全般を指すことが可能です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞
- 「a lifeguard」「two lifeguards」など、数えられる名詞として用います。
- 使用シーン
- 水辺の安全管理に関する文脈で使われるので、セットで “at the beach,” “by the pool,” “on duty,” “qualified,” などとよく呼応します。
- 構文例
- “He works as a lifeguard at the local pool.”
- “They hired several lifeguards for the summer season.”
- “He works as a lifeguard at the local pool.”
イディオムというよりは、特定の状況を表すときに、 “lifeguard on duty” などの表現を使うことが多いです。
5. 実例と例文
(A) 日常会話での例文
- “I feel safer swimming when a lifeguard is on duty.”
「ライフガードが勤務しているときは、泳いでいて安心するわ。」 - “Did you see the lifeguard blow his whistle? Someone was too far out.”
「ライフガードが笛を吹いたの見た? 誰かが沖に行き過ぎてたんだって。」 - “My brother got a summer job as a lifeguard at the community pool.”
「弟が地域のプールでライフガードの夏のアルバイトを始めたの。」
(B) ビジネスシーンでの例文
- “Our company sponsors lifeguard training programs at local beaches.”
「私たちの会社は地元のビーチでのライフガード訓練プログラムを支援しています。」 - “A certified lifeguard must be present during all pool hours for insurance purposes.”
「保険の都合上、プールの営業時間中は必ず資格を持ったライフガードがいなければいけません。」 - “We’re recruiting temporary lifeguards for the summer season.”
「夏の繁忙期に向けて、臨時のライフガードを募集しています。」
(C) 学術的・専門的文脈での例文
- “Studies show that having adequately trained lifeguards significantly reduces drowning incidents.”
「適切に訓練されたライフガードの配置が、溺死事故を大幅に減らすという研究結果があります。」 - “The Lifeguard Association emphasizes rigorous physical fitness standards.”
「ライフガード協会は厳格な体力基準を重視しています。」 - “A longitudinal survey examined the impact of lifeguard presence on public health outcomes.”
「縦断調査では、ライフガードの常駐が公衆衛生の成果に与える影響を検証しました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- lifesaver(ライフセーバー)
- 救助活動をする人という点で近いですが、オーストラリアなど特定の地域で正式な呼び方として使われることが多いです。また、キャンディの「Life Savers」と混同されることもあるため、その文脈に注意が必要です。
- rescue swimmer(レスキュースイマー)
- 水難救助の専門家ですが、これはより軍隊や海洋救助隊など専門度の高い環境で使われる印象があります。日常的なプール・ビーチの監視よりも、救命活動に特化した場合に使われます。
- 水難救助の専門家ですが、これはより軍隊や海洋救助隊など専門度の高い環境で使われる印象があります。日常的なプール・ビーチの監視よりも、救命活動に特化した場合に使われます。
反意語
- 厳密な反意語はありません。職業としての反対語は存在しないため、ここでは提示しません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (米国英語): /ˈlaɪf.ɡɑːrd/
- IPA (英国英語): /ˈlaɪf.ɡɑːd/
- アクセントは “life” の母音“aɪ”と “guard” の母音“ɑː(r)”に注意しましょう。
- アメリカ英語は「ライフガール(d)」、イギリス英語は「ライフガード」のように発音されます。
- “guard” の発音を「ガード」とカタカナに引きずられないように注意してください(英語ではもう少し口を大きめに開くイメージです)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- ×「lifegard」(eを抜かす)
- life + guard ときちんと意識して書きましょう。
- ×「lifegard」(eを抜かす)
- 混同しやすい単語
- lifesaver: お菓子のブランド名にもなっているため、混ざらないように気をつけましょう。
- 試験での出題傾向
- TOEICなど日常英語の試験では、職業や施設、屋外活動に関する内容で登場する可能性があります。
- 語彙力強化のセクションやリスニング問題で、プールやビーチの話題などと絡めて出る場合があります。
- TOEICなど日常英語の試験では、職業や施設、屋外活動に関する内容で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- life + guard: 「命を守る人」と覚えると、語源からイメージしやすいです。
- 夏や海・プールのイメージとセットで考えると記憶に残りやすいでしょう。
- スペリングの際は “life” と “guard” がそのまま単語として合わさっている点に注意。
- ライフジャケット(life jacket)や救護員(guard)を連想してリンク付けするのも効果的です。
上記のように「lifeguard」は、人々の安全を確保する、海辺やプールで大活躍する職業を示す単語です。日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く使われるので、ぜひ覚えて活用してみてください。
(海水浴場などの)看視人,見張り人