最終更新日:2025/02/25

ダイヤモンドの輝きは息をのむほどだった。

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元となった辞書の項目

diamond

名詞

〈C〉ダイヤモンド

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: diamond

品詞: 名詞 (一部形容詞的用法もあり)

意味 (英語)


  1. A precious stone composed of pure carbon, the hardest naturally occurring substance.

  2. A shape with four equal straight sides forming two acute and two obtuse angles.

  3. (In baseball) The infield, or the playing field in general.

意味 (日本語)


  1. 炭素のみで構成される、天然で最も硬い宝石。

  2. 4本の辺がすべて等しく、2つの鋭角と2つの鈍角をもつ菱形。

  3. 野球の内野、あるいは野球のフィールド全体を指す場合もある。

「diamond」は「炭素でできた宝石」という最も一般的な意味から、形のことを指したり、野球では内野やフィールドのことを指す時にも使われます。ややフォーマルな響きもありますが、形を説明したり野球の文脈で言及するときは、日常的にもよく使われる単語です。

活用形


  • 名詞のため、基本的に「diamond」が単数形、複数形は「diamonds」となります。

他の品詞


  • 形容詞的に使う場合: 「diamond ring」(ダイヤモンドの指輪)、「diamond necklace」(ダイヤモンドのネックレス)など、名詞の前につけて「ダイヤの〜」と修飾的に用いられます。

  • 直接的に「diamond」という形容詞形はありませんが、「diamond-studded (ダイヤモンドが散りばめられた)」「diamond-shaped (ダイヤ形の)」など、複合語としてはよく使われます。

CEFRレベルの目安


  • B1 (中級): 「diamond」は日常会話でも登場することがあります。宝石や図形、スポーツ(野球)など、ある程度広く使われる語彙なので、B1レベルから理解が求められます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • dia-(ギリシャ語の “through” などの意味)

  • -mond(ギリシャ語の “adamas”〔アダマス:征服できないもの=非常に硬いもの〕が語源)

派生語・類縁語


  • adamant: 極めて硬い、頑固な

  • diamond-studded: ダイヤをあしらった

  • diamond-shaped: ダイヤ形をした

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. diamond ring(ダイヤモンドリング)

  2. diamond necklace(ダイヤモンドのネックレス)

  3. diamond earrings(ダイヤモンドのイヤリング)

  4. diamond mine(ダイヤモンド鉱山)

  5. diamond-cut(ダイヤモンドカット)※ ダイヤカットのデザインとして

  6. diamond in the rough(ダイヤの原石 ⇒ 「荒削りだが将来性のある人/もの」)

  7. a baseball diamond(野球の内野のこと)

  8. diamond trade(ダイヤモンド取引)

  9. diamond jewelry(ダイヤモンドの宝飾品)

  10. diamond pattern(菱形模様、ダイヤ柄)


3. 語源とニュアンス

語源

「diamond」は、ラテン語の “diamas” を経て、古フランス語 “diamant” から英語へ入りました。さらにさかのぼると、ギリシャ語で「征服されない」を意味する “adamas” に由来し、ダイヤモンドの硬さを表しています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • ダイヤモンドは宝石としての価値や美しさ、高級感のあるイメージが強い単語です。

  • 野球用語としての「diamond」は比較的カジュアルな文脈でも使われます。

  • 「diamond in the rough」のように比喩的に使われる場合、ポジティブに「磨けば光る原石」のイメージを伴います。

使用シーン


  • 宝石に関するフォーマル/カジュアル両方で使われますが、高価なものをイメージさせるので、話題がゴージャスなニュアンスを帯びることが多いです。

  • 野球の「内野」を指すときは、スポーツのカジュアルな文脈で使われます。

  • 「diamond shape」は図形やデザインの説明で一般的に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞): a diamond / diamonds

    例: I bought a diamond for her.(彼女のためにダイヤモンドを買った)

  • 野球において「the diamond」といえば、「その内野(フィールド)」という定冠詞付きで使われることが多いです。

イディオム


  • diamond in the rough

    「原石のダイヤモンド」という意味から、「まだ磨かれていない才能や素質をもった人/もの」を表します。

フォーマル/カジュアル


  • 宝石として語る場合は、フォーマルな場もカジュアルな場もともに使用頻度が高いです。

  • 野球用語としての「diamond」はカジュアルに使われることが多いです。


5. 実例と例文

日常会話 (3つ)


  1. “I love the sparkle of a diamond ring, but it can be quite expensive.”

    (ダイヤの指輪のきらめきが好きだけど、とても高価になり得るよね。)

  2. “Did you notice her diamond earrings? They were gorgeous.”

    (彼女のダイヤモンドのイヤリング見た?すごく素敵だったね。)

  3. “He proposed with a beautiful diamond, and she said yes!”

    (彼は美しいダイヤモンドでプロポーズして、彼女はイエスと言ったんだよ!)

ビジネス (3つ)


  1. “Our company specializes in diamond trade across multiple continents.”

    (当社は複数の大陸にわたるダイヤモンド取引を専門としています。)

  2. “We found a new diamond mine that shows great potential.”

    (新しいダイヤモンド鉱山を発見し、大きな可能性があると考えています。)

  3. “The diamond market has been volatile due to recent economic changes.”

    (最近の経済変化によって、ダイヤモンド市場は変動が激しくなっています。)

学術的/専門的 (3つ)


  1. “Diamond is an allotrope of carbon known for its unrivaled hardness.”

    (ダイヤモンドは希少な硬度で知られる炭素の同素体です。)

  2. “Under extreme pressure and temperature, carbon atoms form the diamond lattice.”

    (極度の圧力と温度下では、炭素原子はダイヤモンド構造を形成します。)

  3. “Research on synthetic diamonds has significantly advanced in recent years.”

    (合成ダイヤモンドの研究は近年、大きく進歩しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. gemstone (宝石)


    • 一般的な意味で「宝石」を指すときに使います。「diamond」はその中でも最も硬く高い価値を持つ宝石の一つです。


  2. jewel (宝石、または装飾用の石や機械の受石)


    • 「jewel」も「宝石」を指しますが、より装飾としての用途を表す傾向があります。


  3. crystal (結晶、クリスタル)


    • 「クリスタル」はガラス製品を指したり、結晶一般を指すときに使われます。「diamond」は「最高に硬く高価な宝石」というニュアンスが加わります。


反意語

ダイヤモンドそのものと反対の意味を直接持つ単語はありません。ただし「普通の石 (stone)」「安価な石 (rock)」などは、価値や硬度で「diamond」の対極的立場とみなせるかもしれません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • 米: /ˈdaɪ.ə.mənd/

    • 英: /ˈdaɪ.ə.mənd/


  • アクセントは第一音節 “di-” に置かれます(DAI-uh-muhnd のイメージ)。

  • アメリカ英語もイギリス英語も発音はほぼ同じですが、地域によって /ˈdaɪ.mənd/ のように中間の “ə” が弱くなることがあります。

  • 間違えやすいのは、語末を “ダイアモンド” ではなく “ダイアマンド” に近い音で発音する点。日本語の「ダイヤモンド」をそのまま言うと、英語話者にとって少し不自然に聞こえます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “daimond” と書いてしまうなど、ai と i の位置を間違えるケースがあるので要注意。

  • 発音の混同: 「ダイアモンド」という日本語カナ表記をそのまま英語に当てはめると、強勢位置と母音音がずれてしまいがちです。

  • 同音異義語: 特になし。ただし「die amond」のように分割して誤解されるケースは稀です。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは一般的な単語として、ビジネス文脈や会話文で登場する可能性があります。基本的な単語なので綴りと発音をしっかり覚えましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “DIA-” は “through” (貫く) 、「adamas」は “unconquerable”(征服できない)という由来

    → ダイヤの硬さをイメージすると覚えやすいです。

  • すぐに思い浮かぶのは宝石のキラキラしたイメージ

    → 高級感を思い浮かべると「diamond」のスペルと意味が印象に残りやすくなります。

  • スポーツ好きなら「野球の内野(フィールド)」= diamond

    → 形状が鹵(ろ)状に似ていることを発端にそう呼ばれたと考えると記憶に残りやすいです。


以上が名詞「diamond」の詳細な解説です。ダイヤモンドは美しく価値の高い宝石だけでなく、図形や野球用語など、さまざまな意味をもつ単語なので、ぜひ文脈に合わせて使い分けてください。

意味のイメージ
diamond
意味(1)

ガラス切り

意味(2)

(野球の)内野;野球場

意味(3)

菱(ひし)形[のもの]

意味(4)

ダイヤモンド,ダイヤ,金剛石

意味(5)

(カードの)ダイヤの札

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