最終更新日:2024/06/11

パイプに漏れがありました。

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元となった辞書の項目

leak

名詞

〈U〉〈C〉(水・空気・ガス・光などが)漏れること / 〈C〉漏れ口,漏れ穴 / 〈C〉(秘密などの)漏えい《+of+名》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: leak

品詞: 名詞 (ただし動詞としても使われます)

意味 (英語):

1) The act or instance of leaking (e.g., water, gas, or any substance escaping from a container or enclosure).

2) An unintended discharge of information to the public.

意味 (日本語):

1) 液体や気体などが容器や場所から漏れること、またはその漏れ。

2) 情報などが意図せず外部に流出すること。

「leak」という単語は、主に「液体やガス、情報が漏れること」を指すときに使われます。例えば、水道のパイプから水がポタポタと漏れるときにも「leak」といいますし、会社の機密情報が外部へ流出した場合も「情報漏洩 (information leak)」として使われます。日常からビジネスまで幅広いシーンで登場する単語で、少しトラブルや問題のニュアンスを持ち、ネガティブな状況でよく使われるのが特徴です。

活用形 (名詞としての形)


  • 単数形: leak

  • 複数形: leaks

他の品詞


  • 動詞形 (to leak): 「漏れる・漏らす」


    • 例: The pipe is leaking. (パイプが漏れている)


CEFRレベル目安


  • B1 (中級): 日常の一般的な会話や文章の中でよく登場し、扱いやすい単語です。ただし、情報漏洩のような使い方になるとややビジネス寄りになるため、B2レベルの文脈でも見かけます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: leak

  • 接尾語: なし

「leak」は比較的短い語で、明確な接頭語や接尾語が付かない単語です。動詞形「leak」も同じスペルで、名詞と動詞が同じ形をしています。

派生語・類縁語


  • leakage (名詞): 漏れ、漏出 (より形式的なニュアンス)

  • leaky (形容詞): 漏れやすい、漏れている

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. water leak (水漏れ)

  2. gas leak (ガス漏れ)

  3. oil leak (オイル漏れ)

  4. information leak (情報漏洩)

  5. data leak (データ漏洩)

  6. leak detection (漏れ検知)

  7. fix a leak (漏れを直す)

  8. find/locate a leak (漏れを見つける)

  9. plug a leak (漏れを防ぐ、塞ぐ)

  10. leak point (漏れ箇所)


3. 語源とニュアンス

語源

「leak」は古英語の “leccan”(湿らせる、濡らす)や中英語の “leken” に由来するとされています。もともとは液体が外に出てしまうようなイメージを持つ言葉で、のちに情報や名誉など「形のないものが外部に流出する」場合にも使われるようになりました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「漏れる」というネガティブな状況を示すため、問題が起きているニュアンスが強いです。

  • カジュアルからフォーマルまで幅広く使われ、特に「information leak」は新聞や報道などでよく見られるフォーマルな用例です。

  • 口語では日常的に「There's a leak in the bathroom. (お風呂場から漏れてる)」のように使われます。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての使用ポイント


  • 可算名詞:基本的には可算名詞として扱い、「a leak」「two leaks」のように数えられます。


    • 例: We found three leaks in the pipe. (パイプに3つの漏れを見つけた)


  • 設備や機器に関わるトラブルを表すほか、情報や秘密が外部に流出する状況なども「leak」と表現します。

一般的な構文やイディオム


  • have a leak: 「漏れがある」

  • fix/repair a leak: 「漏れを修理する」

  • plug a leak: 「漏れを塞ぐ」

  • stop the leak: 「漏れを止める」

※ 動詞としては「to leak」(自動詞/他動詞)で「液体などが自然と漏れる」「情報を意図的に漏らす」という文脈でもよく使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I think we have a leak under the sink.”


    • 「シンクの下で水漏れしているみたい。」


  2. “There’s a leak in the tire, so I need to get it fixed.”


    • 「タイヤに空気漏れがあるから修理しないといけない。」


  3. “Did you notice a gas leak smell in the kitchen?”


    • 「キッチンでガス漏れのにおいに気づいた?」


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The company is concerned about the leak of confidential information.”


    • 「その会社は機密情報の漏洩を懸念している。」


  2. “We need to investigate the cause of the data leak.”


    • 「データ漏洩の原因を調査する必要があります。」


  3. “If there’s a leak in our pipeline, it could affect our entire operation.”


    • 「パイプラインに漏れがあると、すべての業務に影響が出る可能性があります。」


学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “A small leak in the cooling system can lead to significant performance issues.”


    • 「冷却システムの小さな漏れが、大きな性能低下を引き起こす可能性があります。」


  2. “Researchers found a leak in the vacuum chamber that compromised the experiment’s results.”


    • 「研究者たちは真空チャンバーの漏れを発見し、それが実験結果に影響した。」


  3. “To prevent gas leaks, the facility regularly conducts pressure tests.”


    • 「ガス漏れを防ぐため、その施設では定期的に圧力テストを行っている。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. spillage (こぼれること) - 液体が誤ってこぼれるときに使われる。

  2. discharge (放出) - 大量に排出されるイメージが強い。

  3. escape (流出) - 気体や液体が外に逃げるニュアンス。

※ ただし「spillage」は「こぼしちゃった」というニュアンスが強いので、故意・偶然を問わずに液体をこぼした場合に使われます。「leak」は容器や仕組みの欠陥による「自然な漏れ」を表すことが多いです。

反意語 (Antonyms)


  • containment (封じ込め) … 「漏れを防ぎ、内側に留める」という対義的なイメージ。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • 米国英語(AmE): /liːk/

  • 英国英語(BrE): /liːk/

どちらも音声的には同じです。発音は「リーク」のように長めの「イー」を意識しましょう。

強勢(アクセント)の位置


  • 単音節なので、単語全体にアクセントがあります。

よくある発音の間違い


  • 「リック」と短い発音になってしまうケースが多いですが、正しくは「リーク」と長い母音(/iː/)で発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「leik」や「leek」(leekはネギの一種、ポロネギ)と混同しないように注意。

  • 同音異義語: 「leek」は野菜のリーキ(西洋ネギ)を意味する別の単語です。音は同じでも意味が全く違います。

  • 情報漏洩を表現するときは「information leak」または「data leak」といった形容詞的な名詞で修飾するパターンが多い。一方で「leak of information」という表現も可能ですが、やや書き言葉的です。

  • TOEICや英検などでも、設備の故障や情報流出の話題で「a leak」や「to leak」が出題される場合があります。特に「leakage」との区別を問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「リーク」と聞いたら、「漏れ」のイメージを頭の中でつなげておくと覚えやすいです。

  • 「leak」と「leek(ネギ)」の混同を避けるために、「情報漏洩が起きるとみんな涙が出る → ネギ(leek)の涙じゃなくて、本物の”leak”だ」というイメージづくりをすると、覚えやすくなるかもしれません。

  • 音読の練習で「リーク」としっかり伸ばすことで、「リック」と紛らわしくならないようにしましょう。


以上が名詞「leak」の詳細解説です。液体や情報の流出というイメージをしっかりと捉えて使えるようになると、日常からビジネス、学術分野など幅広い場面で役立ちます。ぜひ活用してください。

意味のイメージ
leak
意味(1)

〈U〉〈C〉(水・空気・ガス・光などが)漏れること

意味(2)

〈C〉漏れ口,漏れ穴

意味(3)

〈C〉(秘密などの)漏えい《+of+

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