最終更新日:2025/08/19

彼らの歌い方にはいくつかの類似点がある。

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元となった辞書の項目

similarity

名詞

〈U〉類似,相似 / 〈C〉類似点

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解説

以下では、英単語 “similarity” について、学習者の方が理解しやすいように詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: similarity

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): the state or fact of being similar or alike

意味(日本語): 類似性、相似(互いに似ていること)

「similarity」は「2つ以上のものが似通っていること、その共通点」というニュアンスの単語です。たとえば、音楽のスタイル、性格、性質、パターンなどが似ているときに使います。

主な活用形:


  • 名詞のため、形が変化しません(複数形:“similarities”)。

  • 派生形として、形容詞 “similar”、副詞 “similarly” などがあります。

CEFRレベル目安: B2(中上級)

B2レベルは、自分の興味のある話題だけでなく、抽象的なテーマでも意思疎通ができるレベルです。「類似点」や「共通点」を述べたい場面で使いこなせると、さらに深い表現が可能です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • similar(形容詞: 似ている) + -ity(名詞化の接尾語)

    → 「(似ている)という状態」を表す名詞になっています。

関連語・派生語


  • similar (形容詞): 似ている

  • similarly(副詞): 類似して、類似的に

  • dissimilar (形容詞): 似ていない (opposite of “similar”)

コロケーション・関連フレーズ(例を10個)


  1. “bear a similarity to ~” → 「~に類似点がある」

  2. “striking similarity” → 「顕著な類似点」

  3. “close similarity” → 「非常に近い類似性」

  4. “shared similarity” → 「共有している類似点」

  5. “draw parallels/similarities” → 「類似点を引き合いに出す」

  6. “lack of similarity” → 「類似性の欠如」

  7. “remarkable similarity” → 「注目に値する類似性」

  8. “obvious similarity” → 「明らかな共通点」

  9. “surface similarity” → 「表面的な類似」

  10. “underlying similarity” → 「根本的な、本質的な類似性」


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の「similis(似ている)」が由来です。

  • その後フランス語を経て英語に取り入れられ、「similar」→「similarity」と発展しました。

ニュアンス:


  • “similarity” は比較的客観的に「同じように見える点・同質の特徴」を指すときに使われることが多いです。

  • フォーマル・カジュアル両方で使用可能ですが、カジュアルな日常会話では“similarity”よりも“(very) similar to ~”などの言い回しで表すこともあります。

  • 論文やビジネスシーンなど、より正確に「類似性」を伝えたいときには“similarity”を使うのが適切です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算 / 不可算:


    • “similarity” は文脈によって可算名詞・不可算名詞どちらにもなります。

      例)

    • 不可算的に使うとき: “There is a lot of similarity between these two issues.”

    • 可算的に使うとき: “There are many similarities between these two issues.”


  2. 使用シーン: 日常会話・ビジネス・学術・論文など幅広く使われる。

  3. 構文例:


    • “There is a similarity between A and B regarding ~”

    • “We can observe some similarities in ~”

    • “One key similarity is that ~”



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル) の例


  1. “I noticed a similarity between your painting and mine.”

    (あなたの絵と私の絵の間に似ているところがあることに気づいたよ。)


  2. “They have a striking similarity in the way they talk.”

    (彼らは話し方がとても似ている。)


  3. “I see some similarities between our vacation plans.”

    (私たちの休暇プランにはいくつか共通点がありそうだ。)


ビジネスシーン (ややフォーマル) の例


  1. “We should explore the similarities between these two marketing strategies.”

    (この2つのマーケティング戦略における類似点を検証すべきです。)


  2. “There is a noticeable similarity in the customer feedback across different regions.”

    (異なる地域でも顧客からのフィードバックに顕著な共通点があります。)


  3. “These products share several similarities, which might affect our competitive edge.”

    (これらの製品にはいくつかの類似点があり、当社の競争力に影響を及ぼす可能性があります。)


学術的・アカデミック (フォーマル) の例


  1. “Our research focuses on the similarity in gene expression among various species.”

    (私たちの研究は、さまざまな種の間の遺伝子発現の類似性に焦点を当てています。)


  2. “A significant similarity was observed in the data sets collected from different experiments.”

    (異なる実験で収集されたデータセット間に有意な類似性が観察されました。)


  3. “We need to quantify the similarity between these two algorithms for a clearer comparison.”

    (より明確な比較のために、これら2つのアルゴリズムの類似性を定量化する必要があります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “resemblance” (類似)


    • “resemblance” は見た目や様子などの表面的な点で似ていることを強調します。


  2. “likeness” (酷似)


    • “likeness” は特に外見や肖像が似ている場合に頻繁に使われます。


  3. “analogy” (類推・類比)


    • “analogy” は構造的な共通点を引き合いに出すときに使われ、論理的比較によく現れます。


反意語 (Antonyms)


  1. “difference” (違い)

  2. “dissimilarity” (相違点)

“difference” はよりストレートに「違い」を表現し、 “dissimilarity” は形や状態が「似ていない」ことをややフォーマルに表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌsɪməˈlærəti/


    • アメリカ英語では主に「シマラリティ」のように「ラ」にアクセントがきます。

    • イギリス英語でもほぼ同様ですが、「シミラリティ」に近い発音になることがあります。


  • アクセント: “si-m(i)-LAR-i-ty” の “-LAR-” に強勢。

  • よくある間違い:


    • “similarity” はスペリングが長いため、i の抜け落ちや “-lar-” の位置がずれる間違いなどが起こりやすいです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “similary” や “simularity” などの誤りに注意。

  2. 同音異義語との混同: “similarity” とスペルの一部が似た “similar” と混同すると、品詞を間違えて書きがちです。

  3. TOEIC・英検での出題傾向:


    • 比較・対比を問う問題でよく用いられる。

    • 読解問題で“similarity”の具体例が提示され、正確に内容を把握する必要があるケースが多い。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「similar(似ている)」に「-ity(~性)」がついて「似ているという”状態”」を表す → “similar + ity”

  • 「似ている」という概念と結びつけて覚えるとスペルや発音も定着しやすいです。

  • 語源の「similis(ラテン語)」をしっかりとイメージして、 “similarity = be similar = be alike” と連想する習慣をつけましょう。


「similarity」は、日常的な比較から学術的な分析まで幅広く使える便利な名詞です。論理的に物事を比較・分析する場面では欠かせない単語ですので、ぜひマスターしてみてください。

意味のイメージ
similarity
意味(1)

〈U〉類似,相似(resemblance)

意味(2)

〈C〉類似点

TOEIC英単語(TSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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