最終更新日:2025/08/18

新しいソフトウェアの使い方を教えます。

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元となった辞書の項目

instruct

動詞

…‘に'知識(情報,技術など)を与える,教える,知らせる / 〈人〉‘に'指示する,命令する

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解説

動詞「instruct」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語の意味

“to teach or direct someone to do something”(人に何かを教える、または指示を与える)

日本語の意味

「指示する」「教える」「指導する」といった意味です。相手に何かをやるように命じたり、正しいやり方を解説したりするときに使われます。フォーマルな場面でもよく使われる表現です。


  • 品詞: 動詞 (verb)

  • 活用形:


    • 原形: instruct

    • 三人称単数現在形: instructs

    • 過去形: instructed

    • 過去分詞形: instructed

    • 現在分詞形: instructing


  • 他の品詞形:


    • instruction(名詞)「指示・命令、指導、教え」

    • instructive(形容詞)「ためになる、教訓的な」


  • CEFRレベル目安: B2(中上級)

    フォーマル寄りの表現で、ビジネスや公的な文書など、やや改まった場面でよく使われる単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: “in-” → 「中へ」「内側へ」という意味を持つ場合が多い接頭語。ただし、ラテン語からの派生では単純に「~へ」「~に対して」という機能を果たすことが多い。

  • 語幹: “struct” → ラテン語 “struere”(積み上げる、構築する)が由来。

「build(構築する)」というニュアンスが含まれており、「人の知識や行動を導き、築き上げる」というイメージで理解すると覚えやすいです。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. instruct someone to do something

    (人に~するように指示する)

  2. instruct someone on a topic

    (ある話題について教示する)

  3. be instructed by a supervisor

    (上司から指示を受ける)

  4. instruct the jury

    (陪審員に法的指示を与える)

  5. instruct students in a subject

    (学生に科目を教える)

  6. issue an instructing order

    (指示命令を出す)

  7. instruct properly

    (適切に指導する)

  8. instruct in detail

    (詳細に教える/説明する)

  9. instruct through examples

    (例を通じて教える)

  10. instruct with precision

    (正確に指揮する/教える)


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語 “instruere” → “in-”(~の中へ)+ “struere”(積み上げる、構築する)。

「内面を築きあげる」→「教える、指示する」という流れが感じられます。

ニュアンスや使用時の注意点


  • ややフォーマルな響きがあるので、ビジネスや公的な場面で「指示する」「命じる」という場合によく用いられます。

  • 口語では「teach」「tell」「order」などと置き換えるシーンも多いですが、より改まった感を出したいときに「instruct」を使います。

  • ビジネスメールや正式なドキュメントで用いるとしっくりくる場合が多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞として使い、目的語に「人」を置き、その後「to + 動詞」や「in + 名詞」などを続けるのが一般的です。


    • 例: “I instructed him to finish the report.”


  • 受け身で使われる場合も多いです。


    • 例: “He was instructed to leave immediately.”


よく使われる構文・イディオム


  • instruct A to do B: AにBするように指示する

  • be instructed that + 文: ~という指示を受ける

  • instruct A in B: AにB(技能・科目など)を教える

フォーマル / カジュアル


  • 「instruct」は比較的フォーマルな語。

  • カジュアルな場面では “tell” や “ask” を使うほうが自然な場合も。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Could you instruct me on how to set up this new phone?”

    「新しいスマホのセットアップの仕方を教えてくれない?(指示してくれない?)」

  2. “My friend instructed me to arrive early, so I won’t be late this time.”

    「友達が早めに来るようにって言ったから、今回は遅刻しないようにするよ。」

  3. “The manual instructs us to charge the device fully before use.”

    「マニュアルには使用前に完全充電するようにと書いてあるよ。」

ビジネスシーン


  1. “Our manager instructed all team members to submit their reports by Friday.”

    「マネージャーはチーム全員に、金曜日までにレポートを提出するよう指示しました。」

  2. “I was instructed to lead the project from next month.”

    「来月からこのプロジェクトを任されるよう指示されました。」

  3. “Please instruct your subordinates clearly to avoid any confusion.”

    「混乱を避けるため、部下に明確に指示してください。」

学術的・公的文脈


  1. “The professor instructed the students in proper research methodology.”

    「教授は学生に正しい研究方法を指導しました。」

  2. “The government instructed local authorities on new safety regulations.”

    「政府は新しい安全規則について、地方自治体に指示を出しました。」

  3. “The manual instructs researchers to record every step meticulously.”

    「そのマニュアルには、研究者はすべての工程を細かく記録するよう記載されています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. teach(教える)


    • 一般的に知識や技能を伝える意味。より広い文脈で使われる。


  2. order(命令する)


    • 命令色が強く、受け手に選択の余地を与えないニュアンスが強い。


  3. tell(言う、伝える)


    • カジュアルに、単に情報を伝える、またはお願いするニュアンス。


  4. direct(指揮する、方向付ける)


    • 具体的な行動や動きに対して直接指示を与えるイメージ。少しフォーマル。


  5. command(命令する)


    • 権威ある立場から命令を下すイメージが強い。軍隊や職権で使われる場合も多い。


反意語(厳密な反意語は少ないが、逆の行為を暗示する語)


  • mislead(誤解させる)

  • ignore(無視する)

  • ask for advice(助言を求める) - 指示を受けるのではなく求める方向。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ɪnˈstrʌkt/

  • 強勢(アクセント): 第2音節の struct に強勢が置かれます。(in-STRUCT)

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語は /ɪnˈstrʌkt/、イギリス英語ではやや /ɪnˈstrʌkt/ の /ʌ/ が短めに発音されることがあります。

  • よくある発音の間違い: /ɪn/ を /iːn/ と伸ばしすぎたり、“struct” の /ʌ/ を /u/ と混同し “instrukt” としてしまったりする場合があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • instruct → instrcut, instuct などと母音・子音の位置を間違えやすい。


  • 同音異義語との混同: “construct(構築する)” など “-struct” を含む別単語と混同することがある。

  • TOEICや英検での出題


    • ビジネス文書や指示に関連する問題で「指示する」という文脈で出題されやすい。

    • 書き換え問題(tell, order などとの比較)としても出やすい。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「中へ(in)+構築する(struct)」 → 「(人の知識や行動を)内面から築き上げる」イメージで理解すると覚えやすいです。

  • スペリングのポイントは “in + struct” で、「構築(construct)」とつづりが似ているので一緒に覚えると記憶しやすくなります。

  • 「命令」と「教える」の中間くらいの話し方で、ビジネスやフォーマルな場面での「指示」に便利な単語です。


以上が「instruct」の詳しい解説です。ビジネスシーンや公的な文脈でよく使われる単語なので、ぜひ使い方に慣れておきましょう。

意味のイメージ
instruct
意味(1)

…‘に'知識(情報,技術など)を与える,教える,知らせる

意味(2)

〈人〉‘に'指示する,命令する

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