最終更新日:2024/06/17

私たちは私たちの決定を再考すべきだと思います。

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元となった辞書の項目

reconsider

動詞

…‘を'再考する,考え直す

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: reconsider

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語): to think about something again, especially to change a decision or opinion about it.

意味(日本語): ある事柄について、再度考えること。特に、すでに下した決定や意見を変える可能性を含めて考え直すこと。

→ 「いったん決めたことをもう一度よく考えてみる」というニュアンスで使われます。主に「判断の変更や修正」の可能性を含めたトーンがあります。

活用形


  • 原形: reconsider

  • 三人称単数現在形: reconsiders

  • 過去形: reconsidered

  • 過去分詞形: reconsidered

  • 現在分詞形 / 動名詞形: reconsidering

他の品詞になった場合の例


  • 名詞形: reconsideration


    • 例: “I suggest a reconsideration of the plan.”


  • 形容詞形: 直接的にはありませんが、名詞のreconsiderationを用いた形容詞的修飾は可能です。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 基本語彙の“consider”をあらためて“re-”で強調するため、やや抽象的な表現力が必要です。


2. 語構成と詳細な意味


  • re- (接頭辞): 「再び」「もう一度」の意味を持つ。

  • consider (語幹): 「よく考える」「熟考する」という意味。

これらが組み合わさり、「もう一度よく考える」という意味になります。

派生語や類縁語


  • consider (動詞): 「~を熟考する」

  • reconsideration (名詞): 「再考、再検討」

  • considerate (形容詞): 「思いやりのある」 (意味合いは異なるが、語源としては同じconsiderの派生)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. reconsider one’s decision(自分の決定を再考する)

  2. reconsider one’s stance(自分の立場を再考する)

  3. reconsider the proposal(提案を再考する)

  4. reconsider the approach(アプローチを再考する)

  5. reconsider a plan(計画を再考する)

  6. carefully reconsider(慎重に再考する)

  7. seriously reconsider(真剣に再考する)

  8. urge someone to reconsider(~に再考するよう促す)

  9. reconsider a policy(政策を再考する)

  10. be forced to reconsider(再考を余儀なくされる)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「consider」はラテン語の “considerare”(注意深く調べる)に由来すると言われます。さらに “re-” が付加されることで、「再びよく考える」という意味を強調しています。

  • ニュアンス: 単に「もう一度考える」だけでなく、「決定を変更することをあり得る選択肢としてイメージしながら考える」ニュアンスがあります。

  • 使用時の注意点:


    • 決定や意見を「取り下げる」ニュアンスも含むので、すでに合意したものを再検討する場合に使われます。

    • 場面: ビジネス文書、会議、議論、日常会話など、比較的広い場面で使われます。カジュアルからフォーマルまで幅広く利用可能です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞(transitive verb)として使われることが多く、目的語を取ります。

    例: “We should reconsider our strategy.”

  • フォーマル/カジュアルの使い分け:


    • フォーマル: 公的なスピーチやビジネス文章などで「reconsider the proposal」のように使われます。

    • カジュアル: 日常の会話でも、柔らかめに「I think I need to reconsider.」などと言えます。


  • 名詞(reconsideration)として使う場合は可算名詞か不可算名詞か文脈次第ですが、政策や提案そのものを1つの単位とみなす場合は可算 (a reconsideration) として使われることが多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例 (3つ)


  1. “I need to reconsider my weekend plans; maybe I'll stay home instead of going out.”

    (週末の予定を考え直す必要があるかも。外出をやめて家にいるほうがいいかもしれない。)


  2. “Could you reconsider what you said earlier? It might have hurt her feelings.”

    (さっき言ったことをもう一度考え直してくれない?彼女を傷つけたかもしれないよ。)


  3. “I’ve decided to reconsider my approach to cooking; I want to try healthier recipes.”

    (料理のやり方を見直すことにしたんだ。もっと健康的なレシピに挑戦したいんだ。)


ビジネスでの例 (3つ)


  1. “We should reconsider the timeline for this project, as the current schedule seems unrealistic.”

    (このプロジェクトのスケジュールを再考する必要がある。今の計画は現実的ではないようだ。)


  2. “The board will reconsider your proposal at the next meeting.”

    (取締役会は次回の会議であなたの提案を再度検討します。)


  3. “After reviewing the budget cuts, we have to reconsider our hiring strategy.”

    (予算削減を検討した結果、採用戦略を見直さなくてはなりません。)


学術的な文脈での例 (3つ)


  1. “The researchers decided to reconsider their initial hypothesis due to conflicting data.”

    (研究者たちは、矛盾するデータを受けて最初の仮説を再考することにした。)


  2. “In light of recent findings, we must reconsider the conclusions drawn from the previous experiment.”

    (最近の発見を踏まえて、前回の実験から導き出した結論を再検討しなければなりません。)


  3. “This paper calls on historians to reconsider the significance of oral testimonies in their work.”

    (この論文は、歴史家たちに対し、口述証言の重要性を再考するよう呼びかけています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. reevaluate(再評価する)


    • 意味: 数値や価値評価・見積などを改めて評価し直す。

    • 違い: reconsiderよりも定量的・分析的なニュアンスが強い。


  2. reexamine(再検証する)


    • 意味: 証拠や事実を再度チェックする。

    • 違い: より厳密な調査や検証のニュアンス。


  3. review(再検討する、見直す)


    • 意味: 全体を改めて見なおすこと。

    • 違い: 一般的に幅広い文脈で使用。必ずしも「決定の変更」を含意しない場合も。


反意語


  1. confirm(確認する、確定する)


    • 意味: そのまま決定を揺るがない形で確定させること。


  2. finalize(最終決定する)


    • 意味: 結論に到達し、すべてを確定すること。


これらは「変更するかもしれない」という意味を含まないため、reconsiderとは対極になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /ˌriː.kənˈsɪd.ər/


    • アクセントは “-sid-” の部分にきます。


  • アメリカ英語 / イギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語では「リーカーンシダー」に近く、イギリス英語では「リーコンシダー」に聞こえることがあります。

  • よくある発音の間違い: 語尾の「-er」を「アー」と発音してしまったり、re- をただ「リ」と短く発音しがちですが、正しくは /riː/ と引き伸ばすイメージです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: reconsider のつづりは「re- + consider」。“-cider”部分を間違えて “reconside” と書いてしまうなどに注意。

  • 同音異義語との混同: “reconsider” と似た音の単語はあまりないが、 “consider” と混同してしまい意味を違えて伝えてしまうケースがある。

  • 試験対策: TOEICや英検などで “reconsider” は、ビジネスや議論における再検討のニュアンスを問われる可能性があります。難易度は中級~上級レベルです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「もう一度(con)よく見る(sider)」+「re(再)」 というイメージで、何度も立ち止まって考え直す姿を思い浮かべると覚えやすいです。

  • スペリングで一番注意すべきは「re-」と「consider」がつながる部分。“recon-sider”のイメージを保つと混同しにくいでしょう。

  • 勉強テクニックとしては、実際に「自分が何かを再検討する状況」を想定して日英両方で文章作成すると記憶に定着しやすくなります。

以上が「reconsider」の詳細解説です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
reconsider
意味(1)

…‘を'再考する,考え直す

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