最終更新日:2025/10/30

The cell membrane is a vital component of all living cells.

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元となった辞書の項目

membrane

(生物の)膜,皮膜

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細胞膜はすべての生きた細胞の重要な構成要素です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: membrane

品詞: 名詞 (countable noun)

意味 (英語): A thin layer of tissue or material that covers, separates, or lines different parts or areas.

意味 (日本語): 薄い膜状の組織や素材で、何かを覆ったり区切ったりするもの。生物学では細胞膜や粘膜などを指すことが多いです。

「membrane」は、主に生物学や医学で使われる単語で、細胞や臓器を覆う膜を指します。日常的には少し専門性を帯びていますが、科学関連や技術的な文脈ではよく登場します。


  • CEFRレベル目安: B2(中上級)

    → ある程度学習が進んだ学習者が、科学的・専門的な内容を扱う際に目にする機会が増えます。

活用形:


  • 単数形: membrane

  • 複数形: membranes

関連する品詞:


  • 形容詞形: membranous (膜状の)

  • 他の形容詞例: membrane-bound (膜結合型の, 膜に覆われた)

2. 語構成と詳細な意味


  • 語源的構成:


    • “membr” はラテン語の “membrum”(肢、部分)に由来するといわれ、そこから “membrana” (膜)という形が生まれました。

    • “-ane” は英語で言えば膜状のものを表す要素のひとつとして定着しています。


  • 派生語・類縁語の例:


    • membranous: 膜状の

    • membrane-bound: 膜に囲まれた、膜結合型の

    • mucous membrane: 粘膜


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個):


    1. cell membrane(細胞膜)

    2. basement membrane(基底膜)

    3. mucous membrane(粘膜)

    4. semipermeable membrane(半透膜)

    5. permeable membrane(透過性のある膜)

    6. thin membrane(薄い膜)

    7. protective membrane(保護膜)

    8. membrane-bound organelles(膜結合型小器官)

    9. membrane receptor(膜受容体)

    10. membrane filtration(膜ろ過)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    ラテン語の “membrana” (皮、膜)に由来し、元は “membrum” (身体の部分、四肢)を語源とします。古くから「覆うもの」「別の組織を区切るもの」という意味を持っていました。


  • ニュアンスや使用時の注意:


    • 主に科学・医学分野で用いられるため、日常会話ではやや専門的・学術的に感じられます。

    • 口語でも、フィルターや防水シートなどの文脈で「膜状のもの」を指すことがあります。

    • フォーマルな文書から学術論文まで幅広く使われますが、カジュアルな日常会話ではあまり登場頻度は高くありません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文法:


    • 可算名詞 (a membrane, two membranes)。

    • 科学的文脈での専門用語として使われる場合が多いです。


  • 一般的な構文例:


    • “The cell is surrounded by a membrane.”

    • “Certain molecules can pass through the membrane.”


  • イディオム/定型表現:


    • 厳密なイディオムは少ないですが、scientific writing(科学論文)での表現やビジネス文章内で “membrane technology” などの複合語として使われることがあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I read an article about how a waterproof membrane can protect your phone from moisture.”

    (防水膜がどのように携帯電話を湿気から守るかについての記事を読んだよ。)


  2. “They say that this new jacket has a special membrane to keep you dry in the rain.”

    (この新しいジャケットは、雨の時に乾いた状態を保つための特別な膜があるらしい。)


  3. “I noticed a thin membrane on the surface of the soup when it cooled down.”

    (スープが冷めた時に表面に薄い膜ができているのに気づいたよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company specializes in membrane filtration systems for water treatment.”

    (当社は水処理のための膜ろ過システムを専門としています。)


  2. “The new product features a durable membrane to enhance its overall performance.”

    (新製品は全体的な性能を高めるための耐久性のある膜を備えています。)


  3. “We need to consult with engineers about the membrane manufacturing process.”

    (膜の製造工程についてエンジニアに相談する必要があります。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The cell membrane plays a crucial role in regulating the transmembrane transport of ions.”

    (細胞膜はイオンの膜を横断する輸送を調節するうえで重要な役割を果たします。)


  2. “Researchers discovered a new type of protein embedded in the neuronal membrane.”

    (研究者は神経細胞膜に組み込まれた新しいタイプのタンパク質を発見しました。)


  3. “Mucous membranes protect the body from pathogens by secreting mucus.”

    (粘膜は粘液を分泌することによって病原体から体を保護します。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms):


    1. layer(層)


      • 「膜」に比べて一般的な「層」の意味。膜以外の層構造にも使います。


    2. film(フィルム)


      • 薄い膜状のものを指すが、日常では写真フィルムやラップフィルムなども含めて広い意味。


    3. sheet(シート)


      • 薄い板やシート状のものを広く指す。膜よりは厚め・大きめのイメージ。



  • 反意語 (Antonyms):


    • ※直接的な反意語は存在しませんが、あえて対照をなす概念として “solid mass”(かたまり)を挙げることがあります。


  • 使い分け:

    “membrane” は生体や科学的な機能を伴う薄い膜を指す場合に最も適切です。 “film” はポリエチレンなど、単に薄く広げた素材をイメージする際に広く使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmɛm.breɪn/


    • アクセントは前の “mem” の部分に置かれます: MEM-brane


  • アメリカ英語 / イギリス英語:


    • 両者とも大きな違いはありませんが、アメリカ英語では [ˈmɛm.breɪn](メムブレイン)、イギリス英語でもほぼ同じ発音です。


  • よくある誤り:


    • “membrain” と “membrane” を混同してスペルを間違えるケース。

    • アクセントを後ろにずらしてしまうケース(× mem-BRANE → 正: MEM-brane)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: b と r の位置を取り違える、あるいは余計な i を入れて “membrain” と書いてしまうなどの例が多い。

  • 同音異義語: “membrane” と完璧に同音の完全な同音異義語はありませんが、“membrain” と書いてしまうと “brain” のイメージが混ざるため要注意。

  • 試験対策:


    • TOEIC などの一般的な英語試験では頻出度は高くないが、理系の長文読解などで出題される可能性はある。

    • 英検1級などの上級レベルや医学・理系分野の英語試験では登場しやすい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “mem” から “member”、組織や部分を連想: “member” と語源上の関連があるため、「体の部分 → 覆う膜」とイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • スペル暗記法: “mem + br + ane” と音節ごとに区切って覚えるとバランスよく記憶できます。

  • 絵やイラストでイメージ: 細胞膜 (cell membrane) の図示を頭に思い浮かべると “membrane”=「覆う膜」を連想しやすいです。


以上が “membrane” の詳解です。生物学や医学の話題で頻繁に登場する重要な単語ですので、イメージとともにスペリングにも気をつけて覚えてみてください。

意味のイメージ
membrane
意味(1)

(生物の)膜,皮膜

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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