最終更新日:2024/06/12
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He precisely followed the instructions.

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元となった辞書の項目

precisely

副詞

正確に,ちょうど

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解説

以下では、副詞「precisely」について、学習者の方にも分かりやすいように詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: precisely

品詞: 副詞 (adverb)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

意味と簡潔な説明


  • 英語: exactly, accurately

  • 日本語: 「正確に」「ちょうど」「きっちりと」という意味です。


    • ものごとを強調して「まさにその通り」というニュアンスを表すときに使われます。丁寧でフォーマルな印象を与えることが多いです。


活用形と他の品詞形


  • 副詞なので人称や時制による変化はありません。

  • 他の品詞に変化するとしたら、形容詞の “precise” や名詞の “precision” などがあります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “precise”(形容詞)

  • 接尾語: “-ly”(形容詞を副詞にする典型的な語尾)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. precisely accurate → 非常に正確な

  2. precisely defined → 正確に定義された

  3. precisely the same → まったく同じ

  4. precisely measured → 正確に測定された

  5. precisely aligned → きちんと整列した

  6. precisely because → まさに〜だから

  7. answer precisely → 正確に答える

  8. calculate precisely → 正確に計算する

  9. pinpoint precisely → 正確に特定する

  10. see precisely → はっきりと(正確に)見る


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “praecīsus”(切り落とす)に由来し、“pre-”(前)と “caedere”(切る)から成り立ちます。ものごとを「余分な部分を切り落として、正確にする」というイメージです。

  • 歴史的使用: 16世紀ごろから “precise” として「厳密な、正確な」という意味で使われました。その副詞形である “precisely” は、強調表現としても使われます。

  • ニュアンス:


    • フォーマル・科学的な文章でよく使われます。

    • 口語でも「Exactly!(まったくその通り)」というニュアンスで強調をするときに使われることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞なので、動詞や形容詞、他の副詞を修飾します。文中ではたいてい場所や時間を補足するのではなく、「どの程度正確か」を強調します。

  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマルな文書・学術論文・ビジネス文書で多用されます。

    • 口語でも使えますが、必ずしも頻繁ではなく、強調したいときに用いられるイメージがあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I know precisely how you feel.”


    • 「あなたの気持ちが正確に分かります。」


  2. “That’s precisely what I was thinking!”


    • 「それはまさに私が考えていたことだよ!」


  3. “I can’t tell precisely when he’ll arrive, but it should be soon.”


    • 「彼がいつ到着するか正確には言えないけど、もうすぐだと思うよ。」


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We need to calculate our expenses precisely to ensure profitability.”


    • 「収益性を確保するために、経費を正確に計算する必要があります。」


  2. “Could you please specify precisely what you require in your proposal?”


    • 「ご提案で何が必要なのか、正確にご指定いただけますか?」


  3. “It’s crucial to follow the instructions precisely when operating this machine.”


    • 「この機械を操作する際には、指示を厳密に守ることが極めて重要です。」


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The experiment confirms precisely the theoretical predictions.”


    • 「その実験は理論的予測を正確に裏付けています。」


  2. “The data must be recorded precisely to maintain the validity of the study.”


    • 「研究の妥当性を保つために、データは正確に記録されなければなりません。」


  3. “The survey was designed to measure precisely the correlation between these two variables.”


    • 「この調査は、これら2つの変数の相関関係を正確に測定するように設計されています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. exactly(正確に)


    • 「時間や数量などがまったく同じ」というニュアンス。日常会話において「まさに!」という意味でも多用。


  2. accurately(的確に)


    • 「誤差なく正しい」という焦点があり、特に計測や評価に関する文脈で用いられる傾向。


  3. correctly(正しく)


    • 「間違いがない」という意味。物事の正誤を強調する際に使われる。


反意語


  1. roughly(およそ、ざっくり)


    • 大まかなニュアンスを表す。


  2. approximately(おおよそ)


    • ほぼ正確だが完全ではない場合に使う。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /prɪˈsaɪsli/

  • アクセント位置: “pre-CISE-ly” の “-cise-” の部分に主アクセント。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: ほぼ同じ発音。アメリカ英語は /pri-/, イギリス英語は /prɪ-/ の音になることが多い。

  • よくある発音ミス: “precisely” の “s” が /z/ になってしまう人がいるため要注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “preciously” と混同してしまう(precious: 「貴重な」)。

  2. 同音異義語との混同: 同音ではありませんが、“precise” と “precision” を混在して使わないように注意。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検などでも「強調を表す副詞」として出題される可能性あり。

    • 文脈の言い換え問題などで “exactly” や “accurately” との使い分けに注目を。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “precise” は「不要なものを切り落とす(pre- + cise)」が語源なので、「本当に必要な部分だけを残して正確にする」というイメージで覚えると定着しやすいです。

  • 「正確さ」を強調したいときには、四角四面できっちりしているイメージで使う、とイメージの暗記をすると便利です。

  • つづりのポイントは “pre + cise + ly” です。先に “precise” を正確に書けるようにしてから “+ ly” を加えると間違いにくくなります。


以上が副詞「precisely」の詳細な解説です。ものごとを強調して「正確に」というニュアンスを出したいときにぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
precisely
意味(1)

正確に,明確に,はっきり

意味(2)

几帳面に

意味(3)

かっきりと,ちょうど

意味(4)

《人に同意して》全くそのとおり

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