最終更新日:2024/06/17

彼は速くゴールラインに向かって走った。

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He ran rapidly towards the finish line.

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元となった辞書の項目

rapidly

副詞

速く,すみやかに

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解説

以下では、副詞「rapidly」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: rapidly

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): very quickly; at a rapid speed

意味(日本語): とても速く、急速に

「rapidly」は「とても素早く何かが起こる」というニュアンスの副詞です。何かのスピード感を強調したいときに使われ、例えば「状況があっという間に変わった」「成長が急速に進んでいる」のような場面で用いられます。

活用形


  • 副詞なので、動詞の「現在形-過去形-過去分詞形」のような「活用」は基本的にはありません。

  • 形容詞形は “rapid”(形容詞) となり、名詞形は “rapidity” や “rapidness” などがあります。

他の品詞になった時の例


  • 形容詞: rapid (例: a rapid increase「急な増加」)

  • 名詞: rapidity, rapidness (例: the rapidity of change「変化の速さ」)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)


    • 「rapidly」は、日常的な「quickly」よりもややフォーマル・文章的で、ニュースや論文などでもよく使われる単語です。B2レベルくらいだと馴染みも出てくる単語でしょう。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • rapid (形容詞) + -ly (副詞化の接尾語)

    「rapid」は「速い」を意味する形容詞で、「-ly」は副詞を作る典型的な接尾語の一つです。

派生語や類縁語


  • rapid (形容詞): 速い

  • rapidity / rapidness (名詞): 速さ、急速さ

  • rapid-fire (形容詞): 放つのが早い(例: rapid-fire questions「矢継ぎ早の質問」)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. expanding rapidly(急速に拡大している)

  2. growing rapidly(急速に成長している)

  3. changing rapidly(急速に変化している)

  4. increasing rapidly(急速に増加している)

  5. declining rapidly(急速に減少している)

  6. spreading rapidly(急速に広がっている)

  7. rapidly approach(急速に近づく)

  8. rapidly evolve(急速に進化する)

  9. move rapidly(素早く移動する)

  10. accelerate rapidly(急激に加速する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「rapid」の起源はラテン語の “rapidus” (素早く流れる)に由来します。もともとは「流れが速い」という意味合いがあり、それが転じて物事が速く進むニュアンスへと広がりました。

微妙なニュアンス・使用上の注意


  • 「quickly」や「fast」よりも、ややフォーマルな響きを持つことが多いです。特に学術的文章やビジネス文書で「急速に〜している」といった文章を書く際には「rapidly」がよく使われます。

  • カジュアルな会話でも「quickly」と同程度に使われることもありますが、少し「速さ」を強調したニュアンスを出したいとき、またはやや改まった印象を与えたいときに使いやすい副詞です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文例


  • S + V + rapidly: 主語 + 動詞 + 急速に ~。

    例: The situation changed rapidly.(状況は急速に変化した。)

  • rapidly + V: 副詞なので、動詞の直前にも置けます。

    例: The technology rapidly evolved.(その技術は急速に進化した。)

フォーマル/カジュアル


  • 「rapidly」は比較的フォーマルな表現に向いていますが、日常会話でも「quickly」と同様の場面で使われます。

他動詞/自動詞の使い分け等


  • 「rapidly」は飽くまで副詞なので、動詞が他動詞か自動詞かにかかわらず修飾することができます。

  • 名詞 (可算・不可算) の問題は、形容詞である「rapid」が名詞を修飾する場合に関わってきますが、「rapidly」自体は副詞なので、その区別はありません。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文(3つ)


  1. “I need to finish my homework rapidly before dinner.”

    (夕食前に急いで宿題を終わらせなきゃ。)


  2. “The weather changed so rapidly that I got soaked in the rain.”

    (天気があっという間に変わってしまって、雨でびしょ濡れになったよ。)


  3. “Traffic is building up rapidly due to the accident.”

    (事故のせいで急速に渋滞がひどくなっているね。)


(2) ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Our company is expanding rapidly in the Asian market.”

    (当社はアジア市場で急速に事業を拡大しています。)


  2. “The new product’s sales are rapidly increasing.”

    (新製品の売上は急激に伸びています。)


  3. “We need to adapt rapidly to the changing trends.”

    (変化し続けるトレンドに素早く対応する必要があります。)


(3) 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The virus spread rapidly among the population.”

    (ウイルスは集団の間で急速に広がった。)


  2. “Data processing speeds have advanced rapidly over the last decade.”

    (過去10年でデータ処理速度は飛躍的に向上した。)


  3. “Researchers observed that the cells multiplied rapidly under these conditions.”

    (研究者たちは、これらの条件下で細胞が急速に増殖することを観察した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. quickly(素早く)


    • 「rapidly」よりカジュアルで、日常会話でよく使う。


  2. swiftly(素早く、すばやく)


    • 「rapidly」とよく似た意味だが「しなやかな速さ」をイメージさせることがある。


  3. promptly(即座に、遅れずに)


    • 時間通りに、すぐにというニュアンスに強み。


  4. speedily(迅速に)


    • 「速度がある」というニュアンスを強調するとき。


  5. at high speed(高速で)


    • より物理的なスピードを強調するとき。


反意語 (Antonyms)


  1. slowly(ゆっくりと)

  2. gradually(徐々に)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • /ˈræpɪdli/ (アメリカ英語・イギリス英語共通でほぼ同様)

強勢(アクセント)の位置


  • 「rápid-ly」→ 第1音節「ráp」に強勢があります。

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • アクセントの置き方はほぼ同じです。微妙な母音の発音(ɪ と ə)などの差はあるものの、大きく変わりません。

よくある発音の間違い


  • 「ラピッドリー」ではなく、「ラピドゥリー」のように /d/ から /l/へスムーズに繋げる意識をすると自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “rapdly” (pを抜かしてしまう) や “rapiddly” (dを重ねてしまう)など。

  • 同音異義語との混同: “rabidly” (rabid: 狂暴な) などと混同しないように注意しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検のリーディングでも「急速に」という副詞表現として出題される場合があります。文脈から意味を理解しやすいですが、「rapidly」「quickly」「swiftly」などの近義語の使い分けを問われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「rapid」は「ラピッド」とはっきり発音するイメージをまず持ち、「-ly」を付ける感覚で「早い状態を作る副詞」だと理解しましょう。

  • イメージとしては「急流(rapid river)」を思い浮かべると、強い流れを想像しやすく、それが「急速さ=rapidly」の印象に繋がります。

  • 会話や文章で「すごく速い!」「あっという間!」を表現したいときに使う、と覚えておくとよいでしょう。


以上が、副詞「rapidly」の詳細解説です。すぐに使えて応用の幅が広い単語ですので、日常会話からビジネス・学術的な文章などで、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
rapidly
意味(1)

速く,すみやかに

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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