protect
1. 基本情報と概要
単語: protect
品詞: 動詞 (Verb)
活用形:
- 現在形: protect / protects
- 過去形: protected
- 過去分詞: protected
- 現在分詞: protecting
英語での意味:
To keep someone or something safe from harm or danger.
日本語での意味:
「危害や危険から守る」という意味です。「相手や物を守る、危険にさらさないようにする」というニュアンスで、日常会話からビジネス、法律関係など幅広い場面で使われます。
その他の品詞例:
- 名詞形: protection(保護、守ること)
- 形容詞形: protective(保護する、保護的な)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
→ 日常会話やニュースなどで比較的よく使われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語 pro- : 「前へ、前に」という意味を持ち、前方へのイメージを持ちます。
- 語幹 tect : ラテン語“tegere”(覆う)に由来します。「覆う」「包む」というニュアンスです。
関連する派生語や類縁語
- protection (n.) : 保護
- protective (adj.) : 保護的な
- protector (n.) : 保護者、守護者
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- protect the environment → 環境を守る
- protect rights → 権利を守る
- protect oneself → 自分自身を守る
- protect from harm → 危害から守る
- protect against infection → 感染を防ぐ
- protect data → データを保護する
- protect privacy → プライバシーを守る
- protect wildlife → 野生生物を守る
- protect vulnerable groups → 弱い立場にある集団を守る
- protect property → 財産を守る
3. 語源とニュアンス
語源
ラテン語の “prōtegere” (prō-「前に」+ tegere「覆う」) が由来で、「前方を覆って守る」というイメージがあります。
微妙なニュアンス・使用時の注意点
- 「持ちこたえる」「攻撃から防御する」という積極的な守りのニュアンスが強い。
- カジュアルにもフォーマルにもよく使われる単語です。
- 日常会話で「守る」の意味で簡単に使うほか、法律文書や契約書などでも「権利を守る」「秘密を守る」などフォーマルな場面でも頻出。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞 (transitive verb) として使われることが多く、「protect + 対象 + from/against + 原因・状況」という形で用います。
例: “They protected the villagers from the storm.”イディオムやよくある構文
- “protect against something” → 「何かから守る」
- “protect from harm/danger” → 「危害/危険から守る」
- “protect against something” → 「何かから守る」
フォーマル/カジュアル
- 日常会話/ビジネス/法律文書などオールラウンドで使われる。
- 日常会話/ビジネス/法律文書などオールラウンドで使われる。
5. 実例と例文
A) 日常会話での例文 (3つ)
“I always wear sunglasses to protect my eyes from the sun.”
- (いつも太陽から目を守るためにサングラスをかけています。)
“Make sure you protect your phone with a sturdy case.”
- (丈夫なケースであなたのスマホをちゃんと守ってね。)
“This sunscreen can protect your skin against UV rays.”
- (この日焼け止めは紫外線から肌を守ってくれます。)
B) ビジネスシーンでの例文 (3つ)
“We need new security measures to protect our company’s data.”
- (会社のデータを守るために新しいセキュリティ対策が必要です。)
“We should protect the brand’s reputation by monitoring social media.”
- (ソーシャルメディアを監視してブランドの評判を守るべきです。)
“These regulations protect both employees and consumers.”
- (これらの規制は従業員と消費者の両方を保護します。)
C) 学術的または公的な文脈での例文 (3つ)
“Conservation efforts aim to protect endangered species from extinction.”
- (保護活動は絶滅の危機にある種を絶滅から守ることを目的としています。)
“International law exists to protect human rights worldwide.”
- (国際法は世界中の人権を守るために存在します。)
“Wearing a mask helps protect communities against the spread of viruses.”
- (マスクの着用はウイルスの拡散から地域社会を守るのに役立ちます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- defend (守る)
- 少し攻撃に対する防御のニュアンスが強い。
- 少し攻撃に対する防御のニュアンスが強い。
- shield (盾で防ぐ)
- 物理的に覆うイメージが強い表現。
- 物理的に覆うイメージが強い表現。
- guard (張り付いて守る)
- 見張りをする、警護するニュアンスがある。
- 見張りをする、警護するニュアンスがある。
- keep safe (安全に保つ)
- よりカジュアルで日常的な表現。
- よりカジュアルで日常的な表現。
反意語 (Antonyms)
- attack (攻撃する)
- harm (害を与える)
- endanger (危険にさらす)
7. 発音とアクセントの特徴
IPA表記
- アメリカ英語: /prəˈtɛkt/
- イギリス英語: /prəˈtɛkt/
強勢 (アクセント)
- “pro-tect” の第2音節「-tect」に強勢があります。
よくある発音の間違い
- “proTEST” (プロテスト) などと混同しないように注意。
- “protect” の「pro-」部分は比較的弱く、シュワー(ə)に近い発音になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: project, protest と混同しがち。
- 前置詞の選択ミス: “protect from/against” のあとには「何から守るか」が必要。
- 試験での出題傾向:
- TOEICや英検などでも、文脈の中で「この単語の意味を問う」問題がよく出る。
- ビジネス文脈(データ保護)や環境文脈(環境保護)で出題されやすい。
- TOEICや英検などでも、文脈の中で「この単語の意味を問う」問題がよく出る。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源イメージ: 「前(pro)を覆う(tect)」 →「前面を覆って守る」という絵をイメージするとわかりやすい。
- 勉強テクニック: protest(抗議する)とprotect(守る)のつづりと意味をセットで覚えて、発音や文脈の違いを意識すると混同を防ぎやすい。
- 関連ストーリー: 「盾(cover)で前から来る攻撃を防ぐ」イメージを頭に描くと記憶に残りやすい。
以上が、動詞 “protect” の詳細な解説です。日常からビジネス・学術分野に至るまで幅広く使われるため、ぜひ使いこなせるように練習してみてください。
(危険・損害などから)…‘を'守る,保護する《+名+from(against)+名(do*ing*)》
〈国内産業〉‘を'保護する