最終更新日:2024/06/11
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I enter the room.

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元となった辞書の項目

enter

動詞

…に入る / …に入り込む(penetrate) / …の一員となる,に参加する / 《…に》〈人〉を入学させる, 《...に》...を参加させる《in, fof ...》 / 《…に》…を記入する《in, into, on ...》 / 〈新しい生活・局面など〉に入る / 〈異議など〉を正式に申し出る / 入る / 登場する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: enter

品詞: 動詞 (transitive / intransitive)

意味 (英語):


  1. (to) go or come into a place or area.

  2. (to) begin to be involved in something.

意味 (日本語):


  1. 何かの内部に入る。

  2. ある活動や分野などに参加する。

「enter」は「中に入る、参加する」という意味を持ち、物理的に場所に入る場合や、組織や活動に“加わる”場合にも使います。会話や文章で日常的に使われる、比較的基本的な単語です。


  • 活用形:


    • 原形: enter

    • 過去形: entered

    • 過去分詞形: entered

    • 現在分詞形: entering


  • 他の品詞形:


    • 名詞: entry (「入ること」「入口」「参加」など)


CEFRレベルの目安: A2(初級)

A2レベルでは「入り方、参加の仕方」を表現する程度で頻出する単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 接頭語: なし

    • 語幹: “enter”

    • 接尾語: なし


  • 派生語・類縁語:


    • entry (名詞): 入ること、参加、エントリー

    • entrant (名詞): 大会・競技などの参加者、応募者


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選


    1. enter a room(部屋に入る)

    2. enter the market(市場に参入する)

    3. enter data(データを入力する)

    4. enter into an agreement(契約を結ぶ)

    5. enter university(大学に入学する)

    6. enter one’s mind(心に浮かぶ)

    7. enter politics(政界に進出する)

    8. enter your PIN(PINコードを入力する)

    9. enter a competition(競技に参加する)

    10. enter an order(注文を入力する / 発注する)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「enter」は、古フランス語の “entrer” およびラテン語の “intrare” から来ています。ラテン語 “intra” は「内側へ」や「内部で」を意味し、古くから「中に入る」という意味合いを持っていました。


  • ニュアンス:


    • 物理的に部屋や建物などの内部に踏み込む時に使います。

    • 組織や活動に新しく加わる際にも使われます。

    • 文章ではフォーマル・カジュアルどちらでも使えますが、「go in」などよりも少しフォーマルな響きを持つ場合があります。

    • 口語でも日常的に使われ、あまり堅苦しい印象はありません。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 / 自動詞:


    • 他動詞 (transitive): 「enter + 場所/対象」の形で目的語をとります。例: “enter a building”

    • 自動詞 (intransitive): 「(人が)入る」という動作のみで目的語を伴わないこともありますが、比較的まれで、正式には「in/into」を伴うことが多いです。 例: “He knocked and then entered.” (文脈によっては目的語を省略)


  • 構文例:


    • “enter [場所]” : 「[場所]に入る」

    • “enter (into) [契約/合意など抽象的なもの]” : 「[契約など]を結ぶ / 参加する」

    • “enter [団体/競争]” : 「[団体/競争]に参加する」


  • 使用シーン:


    • フォーマル: 書類や正式な文書で「入る/参入する」と表現する際に使用。

    • カジュアル: 口語でも「入る」という意味で広く使用。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you please knock before you enter?”


    • (入る前にノックしてもらえる?)


  2. “I’m going to enter the kitchen to get a glass of water.”


    • (水を一杯取ってくるためにキッチンに入るね。)


  3. “Don’t enter the room without permission.”


    • (許可なしにその部屋に入らないでね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We plan to enter the European market next year.”


    • (私たちは来年、ヨーロッパ市場に参入する予定です。)


  2. “Please enter your data into the spreadsheet accurately.”


    • (スプレッドシートに正確にデータを入力してください。)


  3. “The company decided to enter into a new partnership with a German firm.”


    • (その会社はドイツ企業との新しいパートナーシップを結ぶことを決定しました。)


(3) 学術的な/フォーマルな文脈での例文


  1. “The researcher plans to enter the facility to conduct experiments.”


    • (研究者は実験を行うためにその施設に入る予定だ。)


  2. “You need a permit to enter this restricted area.”


    • (この制限区域に入るには許可証が必要です。)


  3. “Before you can enter the doctoral program, you must meet certain academic requirements.”


    • (博士課程に入学する前に、一定の学術要件を満たさなければなりません。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. go in (日本語: 入る)


      • カジュアルな言い方。 “enter” より直接的で口語的。


    2. come in (日本語: 入ってくる)


      • 話し手から見て、相手や何かが「こちらに入ってくる」ニュアンス。


    3. step in (日本語: 中に踏み込む)


      • ややカジュアルで、短時間や軽く入る感じを伝える。



  • 反意語:


    • exit (日本語: 出る)

    • leave (日本語: 去る、離れる)


これらの単語はすべて「入る」動作の逆である「出る」動作を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈɛn.tɚ/

    • イギリス英語: /ˈen.tə/


  • アクセント:


    • 頭の “en” の部分に強勢があります。

    • アメリカ英語では語尾が「ター」に近い音 (/tɚ/) になり、イギリス英語では「ター」(/tə/)という弱い母音になることが多いです。


  • よくある発音の間違い:


    • “en tor” と強く発音しすぎるなど、語末の “-er” をはっきり「アー」と伸ばしてしまう。

    • 頭のアクセントを弱めてしまう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「ent*er*」の「er」を「ar」にして “entar” としてしまうなどのミス。(実在しない綴り)

  • 前置詞との混同: “enter” は基本的に他動詞として「enter the room」のように直接目的語を取れますが、間違って “enter into the room” と余計な “into” を入れてしまうことがある(ただし “enter into a contract” は正しい)。

  • 試験での出題傾向: 英検やTOEICの読解問題などで、「場所に入る」「市場に参入する」といった表現を問う文脈で頻出。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「“enter”は“中に(in)入る(tra)”のイメージ」と覚えるとよいかもしれません。

  • ラテン語の“intra”から来ていると覚えれば、「内側へ入っていく」ニュアンスが頭に残ります。

  • 話す時には「えンター」のように最初にアクセントを置くイメージで発音を練習すると良いでしょう。

  • スペリングは“en+ter”で区切り、「エン+タ―」と音で覚えるとミスが減ります。


以上が、動詞「enter」の詳細な解説です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
enter
意味(1)

…‘に'入る,入り込む

意味(2)

〈弾丸などが〉…‘を'突き通す,‘に'入り込む(penetrate)

意味(3)

…‘の'一員となる,‘に'入る;…‘に'参加する

意味(4)

(…に)〈人〉‘を'入学させる;(競争などに)〈人・動物など〉‘を'参加させる《++in(for)+

意味(5)

(…に)…‘を'記入する,登録する《++in(into, on)+

意味(6)

〈新しい生活・局面など〉‘に'入る

意味(7)

〈異議など〉‘を'正式に申し出る

意味(8)

入る

意味(9)

登場する

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