最終更新日:2025/10/27

The mechanism of the clock is very intricate.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

mechanism

〈C〉機械;(部分的な)機械装置 / 〈C〉(機械装置に似た)機構 / 〈C〉(物事が行われる)仕組み,方法 / 〈U〉機械論

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: mechanism

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A system of parts that operate or interact to produce a particular effect or function.

意味(日本語): 何らかの機能を果たすために複数の要素が組み合わさった構造や仕組みのことです。「どういう仕組みで動いているのか」を説明するときに使われます。

「mechanism」は、たとえば「機械の仕組み」「生物が働くメカニズム」「社会の制度的な仕組み」といった文脈で使われ、「どのような要素がどのようにつながり、結果を生み出すのか」を説明するときに便利な単語です。

活用形

名詞なので一般的な動詞のように時制による変化はありません。

名詞としての複数形は mechanisms です。

派生形


  • 形容詞形: 直接の形容詞形はありませんが、関連する形容詞として “mechanical”(機械的な)があります。

  • 動詞形: 直接の動詞形はありません。

CEFR レベルの目安


  • B2(中上級)

    学術的な文章や少し専門的な会話で頻繁に登場する単語です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・語幹・接尾語


  • 「mechan-」: 「機械」「仕組み」などを表す語幹

  • 「-ism」: 概念・状態・主義などを表す接尾語

このため、「mechanism」は「機械のような仕組み・仕掛け」を指し示す言葉として理解できます。

他の単語との関連性


  • mechanical (形容詞): 機械的な、力学的な

  • mechanic (名詞・形容詞): 名詞としては「整備士」、形容詞としては「機械に関する」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. defense mechanism(防衛機制)

  2. coping mechanism(対処メカニズム)

  3. survival mechanism(生存メカニズム)

  4. feedback mechanism(フィードバック機構)

  5. regulatory mechanism(規制メカニズム)

  6. intricate mechanism(複雑な仕組み)

  7. underlying mechanism(根本的なメカニズム)

  8. biological mechanism(生物学的メカニズム)

  9. internal mechanism(内部機構)

  10. mechanism of action(作用機序)


3. 語源とニュアンス

語源:

古代ギリシャ語の「mēkhanē(機械、装置)」に由来し、ラテン語・フランス語を経由して英語に入った言葉です。もともとは「何かを実行するための装置・システム」を指すニュアンスがあります。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 多くは専門的・学術的な文脈で使われますが、日常会話でも「仕組み」を説明するときに使うことがあります。

  • 話し言葉よりも文章でややフォーマルに使われるケースが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable): 「a mechanism」、「the mechanism」、「mechanisms」などの形で使われます。

  • 使用シーン: 技術的、科学的、あるいは社会的・心理的な「仕組み」や「構造」を示すとき。

  • 構文例:


    • “The mechanism for locking the door is broken.”(ドアをロックする仕組みが壊れている)

    • “We need to understand the mechanism behind this phenomenon.”(この現象の背後にあるメカニズムを理解する必要がある)



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’m trying to figure out the mechanism that makes this toy robot move.”

    (このおもちゃのロボットが動く仕組みを知ろうとしているんだ。)


  2. “The mechanism of this puzzle box is quite clever!”

    (このパズルボックスの仕掛けはとても巧妙だね!)


  3. “My dad explained the mechanism of how our car’s engine works.”

    (父が車のエンジンがどのように動くかという仕組みを説明してくれたよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need a clear mechanism to ensure quality control in our manufacturing process.”

    (製造工程で品質管理を確実にするための明確な仕組みが必要です。)


  2. “The company has introduced a new incentive mechanism to boost sales.”

    (会社は売り上げアップのために新しいインセンティブの仕組みを導入しました。)


  3. “We should establish a mechanism to handle customer complaints more efficiently.”

    (顧客のクレームに対処するための仕組みをより効率的に整えなければなりません。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Researchers are examining the biological mechanism that governs cell division.”

    (研究者たちは細胞分裂を制御する生物学的メカニズムを調べています。)


  2. “The paper explores the underlying mechanism of climate change in polar regions.”

    (その論文は極地における気候変動の根本的メカニズムを探究しています。)


  3. “We need more data to confirm the exact mechanism of this drug’s action.”

    (この薬の正確な作用機序を確認するには、さらに多くのデータが必要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. system(システム)


    • 「仕組み、体系」という広い意味で使われる。やや一般的な言葉。

    • 例: “We need a better system to handle orders.”(注文を扱うために、より良いシステムが必要だ。)


  2. structure(構造)


    • 「構造体、組み立てられたもの」という意味が強調される。

    • 例: “The structure of the organization is very rigid.”(その組織の構造はとても硬直的だ。)


  3. device(装置)


    • 機械や物理的な仕掛けの“装置”を指す。より具体的な物体としての意味が強い。

    • 例: “They invented a new device to measure air quality.”(彼らは空気質を測定する新しい装置を発明した。)


  4. machinery(機械装置、機械類)


    • 大きな機械やシステム全体を指す。

    • 例: “The factory’s machinery was outdated.”(その工場の機械類は古くなっていた。)


  5. process(過程)


    • 何かが進行する一連の段階を指す。

    • 例: “We need to optimize our manufacturing process.”(製造過程を最適化する必要がある。)


反意語

明確な反意語はありませんが、「randomness(無作為さ)」「chaos(混沌)」など、仕組みがなく偶然や混乱を意味する単語が対照的に位置するといえます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmɛk.ə.nɪ.zəm/

  • アメリカ英語 (米): [mékə-nìzm] のように「mech」のところが “メク” に近い響き。

  • イギリス英語 (英): [mɛkəˌnɪz(ə)m] のように、末尾の「-ism」の部分がやや弱く発音されることがあります。

  • アクセントは “mechá-” の部分に来ることが多いです(「メカニズム」の「カ」の音に相当)。

よくある発音の間違い


  • 「メカニズム」のように日本語のように区切ってしまう傾向があるため、英語の連続する音のなかで「mechanism」と一体として発音するのが大切です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “machanism” や “mechanisim” と間違えないように注意が必要です。

  • 同音異義語との混同: 直接的な同音異義語はありませんが、「mechanical」と混同しやすいかもしれません。

  • 試験対策(TOEIC・英検など):


    • TOEICやビジネス英語で「quality control mechanism」などの表現が出ることがあります。

    • 学術的な文脈(英検1級や大学入試など)でも「生体のメカニズム」「化学反応のメカニズム」といった形でよく出題されます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • メカ (mecha)」という語感から「機械的な仕組み」を連想し、そこから mechanism へつなげると覚えやすいです。

  • スペルを覚えるときは “mech + an + ism” の3要素を意識するとミスを減らせます。

  • 機械メカを先にイメージすると「何かが動く仕組み」というイメージが広がり、さまざまな「仕組み、構造」を意味することが覚えやすくなります。


以上が “mechanism” の詳細解説です。機械やシステムの「仕組み」を表す単語として、学術・ビジネス・日常会話など幅広く使われるので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
mechanism
意味(1)

〈C〉機械;(部分的な)機械装置

意味(2)

〈C〉(機械装置に似た)機構

意味(3)

〈C〉(物事が行われる)仕組み,方法

意味(4)

〈U〉機械論

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★