最終更新日:2025/11/19
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元となった辞書の項目

represent

動詞

を表す, を象徴する / を代表する, の代理をする / を描写する

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シンボルは複雑なアイデアを表すことができます。

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解説

以下では、動詞“represent”について、指定の観点に沿ってできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語


  • represent (動詞)

意味(英語)


  • To act or speak on behalf of someone or something.

  • To symbolize, to stand for, or to depict something.

意味(日本語)


  • 「代表する」「代理を務める」「象徴する」「表現する」という意味です。

  • プロジェクトを他の人に代わって進めたり、国際会議で国の代表として出席するイメージなどです。また、シンボルとして「何かを表す」意味にも使われます。「あのキャラクターは平和を象徴しています」のように、具体的な事柄から抽象的概念まで幅広く表現できます。

品詞と活用


  • 動詞 (Verb)

  • 活用形: represent - represented - represented - representing

他の品詞形


  • 名詞: representation(例:Their representation of the data was clear.)

  • 形容詞: representative(例:She is a representative member of the committee.)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    政治や国際環境など、少し抽象的な議題でも対応できるレベルからよく登場しはじめる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭辞: “re-”(「再び」「後ろに」などを表す接頭辞)

  • 語幹: “present”(「提示する」「示す」)

“re-”が付くことで、「もう一度示す」や「代わりに提示する」のニュアンスを含むようになり、「代理をする」「象徴する」「提示し直す」という意味が派生していきました。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. represent a company(会社を代表する)

  2. represent a client(クライアントを代理する)

  3. represent one’s country(自国を代表する)

  4. represent an idea(ある考えを表す)

  5. represent the people(国民を代表する)

  6. represent interests(利害を代表する)

  7. be represented in court(法廷で代理される)

  8. represent a turning point(転換点を示す)

  9. represent a brand(ブランドを代表・体現する)

  10. represent data(データを示す、表現する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の“repraesentare”に由来し、元々は「前に(pre)もう一度(re)示す(sentare)」という意味を持ちました。そこから派生して「代理人として前に立つ」「何かを表す・描く」といった意味になりました。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 「人や組織の代理を務める」ときは公的・フォーマルな響きがあるため、ビジネス・政治・法的場面でもよく使われます。

  • 「~を象徴する」「~を描く」という場合は、もう少し幅広い場面で使われ、堅苦しさはそこまで強くありません。

  • 公的スピーチや文章など、比較的フォーマルな場面によく登場する一方で、「They represent the best part of us.(彼らは私たちの一番良い部分を表している)」のように、くだけた言い方をすることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞として使われることが多い動詞です。

    例: “He represents the company.”(彼は会社を代表している。)

  • 動詞 “represent” の後ろに対象(目的語)が来ます。

  • しばしば受け身形でも使われます。

    例: “The company is represented by their legal team.”(会社は法務チームによって代理されている。)

一般的な構文とイディオム


  1. represent + 目的語

    例: “She represents our team at the competition.”

  2. be represented by + 代理者

    例: “We are represented by a well-known lawyer.”

  3. represent oneself(あまり頻度は高くないが、自分自身を代理する場合などに使う)


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you represent me at the parent-teacher meeting?”

    (保護者会に私の代理で出席してもらえる?)

  2. “This painting represents freedom for me.”

    (この絵は私にとって自由を象徴しているんだ。)

  3. “I can’t attend the conference, so I asked John to represent me.”

    (会議に出席できないから、ジョンに代理を頼んだよ。)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Our lawyer will represent us during the negotiation.”

    (交渉の間は私たちの弁護士が代理を務めます。)

  2. “Please choose someone to represent the team at the board meeting.”

    (取締役会にチームを代表して出席する人を選んでください。)

  3. “These numbers represent the sales data for the last quarter.”

    (これらの数字は前四半期の売上データを示しています。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The model represents the diffusion of innovation in the market.”

    (このモデルは市場におけるイノベーションの普及を示しています。)

  2. “This chart represents the correlation between two variables.”

    (この図は2つの変数の相関関係を示しています。)

  3. “Symbols often represent complex ideas in scientific theories.”

    (科学理論では、シンボルがしばしば複雑な概念を表すことがあります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. stand for(~を意味する・象徴する)


    • “ABC stands for American Broadcasting Company.”などのように略語などの説明に使います。


  2. symbolize(象徴する)


    • やや抽象的・文学的なニュアンスが強いです。


  3. act for(~の代理をする)


    • 法的な文脈、少しフォーマルな場面で使われることが多いです。


  4. speak for(~の代弁をする)


    • 口頭で誰かの意見を代わりに述べるイメージがあります。


反意語


  • “oppose”(反対する)や “reject”(拒絶する)は文脈によっては意味が対立関係になる場合がありますが、厳密には“represent”の反意語ではありません。

  • 直接的な「反対語」はなく、「代理で行う」「象徴する」という意味に反対の動詞ははっきり存在しないため、「not represent」の形で表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • 米: /ˌrɛprɪˈzɛnt/

    • 英: /ˌrɛprɪˈzɛnt/ (イギリス英語でもほぼ同じ)


  • アクセントの位置


    • re-pre-SENT のように、後ろから2つ目の音節 “sent” に強勢が置かれます。


  • 発音上の注意点


    • “re” と “pre” 部分がくっついて「レプリ」となるため、/rɛpri/ の音のつなぎ目を意識しましょう。

    • 子音の /r/ の扱いが日英で異なるので、しっかり巻き舌を意識すると英語らしい発音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: represent は「re」と「pre」の2つのパーツが続くため、“repersent”などと間違えやすいです。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、 “present”(現在・提示する)と混同しがちです。意味が全く異なるので注意してください。

  • 試験対策: TOEIC・英検などのリーディング・リスニングでたびたび登場し、企業や個人の「代理人」を指す文脈で出たり、「グラフが何を表すか」で使われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “re+present” = 「再び提示する」→「代理として提示する」「象徴として提示する」

  • 「代わりに前に出る」イメージを持つと覚えやすいです。弁護士や外交官が“represent”という単語をよく使うことを思い出せば、代理・代表・象徴といった意味のつながりが見えてきます。


以上が、動詞“represent”の詳細解説です。ビジネスから日常会話、学術的な文脈まで多彩に使える重要単語なので、ぜひ日常の中で意識して使ってみてください。

意味のイメージ
represent
意味(1)

(記号・文字・事物によって)…‘を'表す・…‘を'代表する,‘の'代理をする

意味(2)

〈絵画・彫刻などが〉…‘を'描写する,表現する

意味(3)

…‘を'(典型)である

意味(4)

represent++as(tobe)+()》(ある性質を持つものとして)…‘を'述べる(describe)

意味(5)

〈記号・文字・事物が〉…‘を'表す,象徴する

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