最終更新日:2025/10/24
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元となった辞書の項目

help

動詞

〈他〉〈人が〉〈人〉を手伝う,を助ける / 〈物事が〉〈人・事〉に役立つ

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彼は私の宿題を手伝ってくれた。

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解説

動詞 help を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: help

日本語: 助ける・手伝う

品詞: 動詞 (verb)

意味の概要


  • 英語で「help」は「助ける」「手助けする」という意味です。

  • 日本語でも同様に「助ける」「手伝う」を意味し、困っている状況や仕事を手伝うシーンなどで使われます。

「助けが必要な人をサポートする」「何かを手伝う」というニュアンスの単語で、日常会話からビジネスまで幅広い場面で使われます。

活用形


  • 原形: help

  • 三人称単数現在形: helps

  • 現在分詞・動名詞: helping

  • 過去形/過去分詞形: helped

他の品詞になった場合の例


  • 名詞: help (例: “I need your help.” / 「あなたの助けが必要です」)

  • 形容詞: helpful (「役立つ」「助けになる」)

  • 副詞: helpfully (「助かるように」「協力的に」)

CEFR レベル


  • A1 (超初心者)

    「help」は非常に基本的な動詞で、初級レベルで早い段階から習う重要単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「help」は短い単語で、特定の接頭語・接尾語が付いているわけではありません。

  • ただし、派生するときに「-ful」などの接尾語がつき、「helpful」「helpless」などの形容詞として使われます。

関連語・派生語


  • helpful (形容詞): 役立つ、助けになる

  • helpless (形容詞): 無力な、助けることができない

  • helper (名詞): 助ける人、助手

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. help someone (to) do something


    • (人)が(何か)をするのを手助けする


  2. help with something


    • (何か)を手伝う


  3. help someone out


    • (人)を助けてあげる


  4. cannot help (but) do …


    • …せざるを得ない


  5. help oneself to something


    • (食べ物など)を自分で取って自由に食べる


  6. help a friend in need


    • 困っている友人を助ける


  7. help around the house


    • 家事の手伝いをする


  8. help move forward


    • 進展させるのを手伝う


  9. help the process


    • 作業・手順を助ける


  10. help improve efficiency


    • 効率を上げるのに役立つ



3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “helpan” に由来し、「支援する」「援助する」といった意味が変わらずに現代まで受け継がれています。

使用時のニュアンスと注意


  • 「help」は非常にポジティブで柔らかい響きを持ちます。

  • 日常会話ではカジュアルからフォーマルまで幅広く使用され、ビジネスシーンでも書き言葉・話し言葉の両方で使われます。

  • 丁寧かつ柔らかな印象を与えるために、「Could you help me with...?」などと疑問形で使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞/自動詞


    • 「人を助ける」「仕事を手伝う」など、直接目的語を取る場合が多いので他動詞としてよく使われます。

    • 「助けになる(=主語が状況を改善する)」といった状況で「This medicine helps.(この薬は効果がある)」のように、自動詞的に使われることもあります。


  2. help + 人 + (to) + 動詞の原形 の構文


    • “help me (to) carry this box.”(この箱を運ぶのを手伝って)

    • “to” を省略しても意味は同じです。


  3. イディオム


    • “help out”: 手助けする、窮地を救う

    • “help oneself to …”: 自分で好きに取る


  4. 可算・不可算


    • 動詞なので数えられませんが、名詞の “help” は基本的に不可算名詞として使われることが多いです(ただし、「a help」という言い方が方言的に使われる地域もあります)。



5. 実例と例文

日常会話


  1. “Could you help me with the dishes?”

    (お皿洗いを手伝ってもらえますか?)


  2. “I need someone to help me fix my bike.”

    (自転車の修理を手伝ってくれる人が必要です。)


  3. “This book really helped me understand the topic better.”

    (この本のおかげで、そのトピックについてよく理解できました。)


ビジネス


  1. “Could you help me prepare for the meeting tomorrow?”

    (明日の会議の準備を手伝ってもらえますか?)


  2. “We’re here to help our clients solve their problems.”

    (私たちはクライアントの問題解決を手助けするためにいます。)


  3. “Your presentation helped clarify the main objectives.”

    (あなたのプレゼンで主な目的が明確になりました。)


学術的な文脈


  1. “This research will help us better understand climate change patterns.”

    (この研究により、気候変動のパターンをより理解するのに役立ちます。)


  2. “Advanced statistical methods can help improve accuracy in our results.”

    (高度な統計手法は結果の精度向上に役立ちます。)


  3. “Collaboration with different departments helps in generating innovative ideas.”

    (異なる部門との協力は革新的なアイデアの創出に役立ちます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. assist(手伝う、支援する)


    • 「help」より少しフォーマル。例: “Assist the project manager.”


  2. aid(援助する)


    • 「help」とほぼ同義だが、状況によってはよりフォーマル・書き言葉寄り。


  3. support(支える)


    • 肉体的・精神的に支援するニュアンスが強い。


  4. lend a hand(手を貸す)


    • カジュアルな口語表現。


  5. benefit(利益を与える、役立つ)


    • 状況に役立つという意味合いで使うことが多い。


反意語 (Antonyms)


  • hinder(妨げる)

  • hamper(邪魔する)

  • obstruct(妨害する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /help/

  • アメリカ英語: [hélp](「ヘルプ」のように発音)

  • イギリス英語: [hɛlp](「ヘルプ」のように発音、アメリカ英語と大きな差はない)

  • 強勢は一音節しかないため、語頭の /h/ をはっきり出すようにするのがポイントです。

  • よくある間違いは /e/ を /ɪ/ などと間違えることですが、短い「エ」の音を意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “help” はシンプルな4文字ですが、“helf” や “helap” などと間違えないよう注意。


  2. to不定詞の省略


    • “help” の後に “to” を入れるかどうかで迷う学習者が多いですが、どちらでもOK。

    • “help me to finish” と “help me finish” は意味の違いはほぼありません。


  3. 同音異義語


    • 同音異義語は特にありませんが、“help” と “heap (山積み)” を聞き間違えるケースがまれにあります。


  4. 試験対策


    • TOEIC・英検などでも、動詞を他動詞と見るか自動詞と見るか、また目的語をどう置くかなどが問われることがあります。

    • “help 人 do” 構文を理解しておくと、穴埋め問題などで有利になることが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「自分+扉=開く」イメージで “help” と結びつける:

    「扉を誰かに開けてもらう → 助けを得る → help」とイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • スペルがシンプルで短いので発音までまとめて覚えてしまうと楽です。

  • “help” は日常会話でとても頻出する動詞なので、会話の中で積極的に使ってみると自然に馴染みます。


以上が、動詞 help の詳細な解説です。短く機能的な単語でありながら、あらゆる場面で使いやすいので、ぜひ積極的に活用してみてください。

意味のイメージ
help
意味(1)

《しばしば副詞<句>を伴って》〈人が〉〈人〉を手伝う,助ける,の役に立つ

意味(2)

〈物事が〉〈人・事〉‘に'役立つ,‘を'よくするのに役立つ

意味(3)

…‘を'救う,助ける,救助する

意味(4)

〈料理など〉‘を'盛り分ける

意味(5)

《cannotと共に》…‘を'避ける,防ぐ;…‘を'がまんする,こらえる

意味(6)

〈人が〉(…を)助ける,手伝う《+with+(do*ing*)》

意味(7)

〈物事が〉役立つ,助けになる

意味(8)

(料理などを)〈人〉‘に'よそってあげる,ついでやる《++to+

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