最終更新日:2025/11/11
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元となった辞書の項目

follow

動詞

…‘の'後について行く;…‘の'後に続く(来る) / 〈道など〉‘を'たどる,‘に'沿って行く / 〈規則など〉‘に'従う / 〈動きなど〉‘を'じっと見詰める,観察する / …‘を'理解する(understand) / …‘を'まねる,模範とする / 〈職業〉‘に'従事する / …‘から'起こる(result from) / 〈人・動物など〉‘を'追跡する,追う / 後について行く(来る) / 続いて起こる,次に来る / (論理的に)…という結論になる,当然の結果として…となる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: follow

品詞: 動詞 (verb)

活用形:


  • 現在形: follow / follows (三人称単数)

  • 過去形: followed

  • 過去分詞形: followed

  • 現在分詞形・動名詞形: following

意味(英語): to go or come after (someone or something); to move behind in the same direction.

意味(日本語): 「(人や物の)後について行く」「(規則や指示などに)従う」「(話や状況を)理解する」など、後ろからついていく、行動や指示に従うなどのニュアンスがあります。会話や文章の中で、「誰かのあとを追いかける」「手順や規則に従う」「話の流れをつかむ」という感じのシーンで使われます。

CEFRレベル: B1(中級)


  • 日常会話や様々な文脈でよく使う動詞で、ある程度の英語力があれば理解・運用しやすい単語です。

また、他の品詞としては下記があります:


  • follower (名詞): 「支持者」「追随者」

  • following (形容詞または名詞): 「次の〜」「以下の〜」や「支持者(複数形で)」など


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「follow」は接頭辞や一般的な接尾辞を含まない単語ですが、古英語(Old English)の “fylgan” に由来すると考えられています。現代英語では単純形の動詞として使われます。

詳細な意味


  1. 後ろについて行く

  2. (規則や手順など)に従う

  3. (話や論理展開などを)理解する

  4. (タイミングや順序で)続く

  5. (助言など)に倣う

関連単語・派生語


  • follower: 「追随者、支持者」

  • following: 形容詞「次の」、名詞「(ある人を支持する)集団」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. follow the rules(規則に従う)

  2. follow the instructions(指示に従う)

  3. follow a path(道をたどる)

  4. follow a lead(手がかりを追う)

  5. follow one’s dreams(夢を追う)

  6. follow the crowd(大勢に従う)

  7. follow a diet(特定の食事法を続ける)

  8. follow a thread(討論や会話の筋を追う)

  9. follow-up on (something)(〜を追跡調査する/フォローアップする)

  10. follow suit(人のまねをする/同じことをする)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語で「後を行く」を表す “fylgan” や “folgian” に由来します。中英語を経て “folwen” となり、現代の “follow” に至りました。

ニュアンスと注意点


  • 「従う」「後を追う」というニュアンスには、人の後ろをついて行くだけでなく、指示やルールを守る意味も含まれます。

  • 口語・文章問わず幅広く使える動詞です。ビジネスメールで「Please follow the guidelines.(ガイドラインに従ってください)」といった使い方から、日常的な「I will follow you.(ついて行くよ)」まで活躍します。

  • 相手の話を「follow」できない時は「I cannot follow you.」などと言うことがあり、「話を理解できない」という意味合いになります。フォーマルになりすぎず、フランクでも使いやすい汎用性のある単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive) として「~に従う/~についていく」という目的語を伴います。

    例: I follow the teacher. (先生に従う)

  • 自動詞 (intransitive) としてはあまり一般的ではありませんが、「次に続く」という意味で使われる例もあります。

    例: And the discussion followed. (そして議論が続いた)

一般的な構文・イディオム


  • follow somebody/something: 「誰か・何かに従う、ついて行く」

  • follow through (on/with something): 「(やりかけたことを)最後までやり抜く、実行しきる」

  • as follows: 「次のとおり」 (主に文章で使う)

  • follow suit: 「他人の例にならって同じことをする」

使用シーン


  • フォーマル・カジュアルの両方で使用される。書き言葉でも頻出。

  • 命令形として「Follow me.」など、直接的に指示するときにもよく使う。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you slow down? I can’t follow you if you walk so fast!”

    (ちょっとゆっくり歩いてくれる?そんなに速いとついていけないよ。)

  2. “I’ll follow you to the park if you know the way.”

    (道が分かるなら、公園までついていくよ。)

  3. “Sorry, I didn’t catch that. Could you repeat? I couldn’t follow your explanation.”

    (ごめん、話がわからなかった。もう一度言ってくれる?説明が追えなかったよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We should follow the guidelines provided by our headquarters.”

    (本社から提示されたガイドラインに従うべきです。)

  2. “Please follow my instructions carefully to avoid mistakes.”

    (ミスを避けるために、私の指示に慎重に従ってください。)

  3. “I’ll follow up on the client’s request and send you an update.”

    (クライアントの要望をフォローして、改めて連絡します。)

学術的な文脈・フォーマルな場面での例文


  1. “Researchers typically follow a strict methodology to ensure accurate results.”

    (研究者たちは、正確な結果を得るために厳格な方法論に従うのが一般的です。)

  2. “If you follow the logic of the argument, you’ll see the conclusion is valid.”

    (その議論の論理展開を追えば、結論が正当であることがわかるでしょう。)

  3. “We need to follow ethical standards when conducting clinical trials.”

    (臨床試験を行うときは、倫理基準に従う必要があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. pursue(追いかける)


    • 物理的に追跡するイメージが強い。少しフォーマル。


  2. go after(~を追いかける)


    • より口語的で「~を追いかける」という意味。


  3. obey(従う)


    • 指示や命令に対して従順に従うニュアンス。


  4. comply with(~に準拠する)


    • 法律や規則などに(決まりとして)従う意味が強い。フォーマル。


  5. adhere to(忠実に従う)


    • 方針や原則にしっかりと従うニュアンス。ビジネスや公的文脈でよく使う。


反意語 (Antonyms)


  • lead(導く)


    • 「follow」とは正反対の「先頭に立つ、導く」という意味。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号)


    • イギリス英語: /ˈfɒləʊ/

    • アメリカ英語: /ˈfɑːloʊ/


  • 強勢(アクセント)は第1音節 “fol-” に置かれます: FOL-low


  • イギリス英語とアメリカ英語では母音の発音が少し異なり、イギリス英語では「フォロウ」、アメリカ英語では「ファロウ」に近い音になります。


  • スペルと比べると、発音では “w” の音が弱いので、無理に “ウォ” と言わないように注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “folow” と “l” を一つだけ書いてしまう誤りや “follw” のように母音を抜かしてしまうミスが目立ちます。

  • 同音異義語との混同: 特に “fallow” (休耕中の) などは珍しい単語ですが、スペリングが似ているため注意しましょう。

  • TOEIC・英検での出題傾向: 「指示に従う」「議論を追う」などの文脈で頻出します。例文問題での穴埋めや、リーディングで “follow the procedure” などのフレーズが出てくることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • フォローする」というカタカナでの使い方も日本語に根付いており、SNS で「フォローする」という意味も英単語とほぼ同じ使われ方です。

  • スペリングのポイント:「fol + low」と頭の中で区切って覚えるとミスが減ります。

  • 覚えるときのイメージ: 「後ろから付いていく→従う→話の流れを追う」と、段階的に意味が広がっていくイメージをもつと理解しやすいです。


以上が、動詞 “follow” の詳細な解説です。日常会話、ビジネス、学術など幅広い場面で便利な動詞ですので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
follow
意味(1)

…‘の'後について行く;…‘の'後に続く(来る)

意味(2)

〈道など〉‘を'たどる,‘に'沿って行く

意味(3)

〈規則など〉‘に'従う

意味(4)

〈職業〉‘に'従事する

意味(5)

…‘から'起こる(result from)

意味(6)

〈人・動物など〉‘を'追跡する,追う

意味(7)

後について行く(来る)

意味(8)

〈動きなど〉‘を'じっと見詰める,観察する

意味(9)

…‘を'理解する(understand)

意味(10)

…‘を'まねる,模範とする

意味(11)

続いて起こる,次に来る

意味(12)

(論理的に)…という結論になる,当然の結果として…となる

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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