最終更新日:2025/09/28

I depend on my parents for financial support.

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元となった辞書の項目

depend

動詞

〈自〉〈物事が〉 ...次第である, ...にかかっている 《on ...》 / 〈人が〉頼る, 依存する

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私は経済的な支援を親に頼っています。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: depend

品詞: 動詞 (自動詞)

意味(英語): to be influenced by or determined by something else; to rely on someone or something

意味(日本語): 「~に依存する」「~によって決まる」「~に頼る」という意味です。「あなたの状況や他人の助けにかかっている」というニュアンスを含みます。


  • 例: “It depends on you.”「それはあなた次第です。」というように、「何かが他の要素に左右される・頼っている」という場面で使われます。

  • CEFRレベル: B1(中級)


    • 日常会話でも非常によく出てくる動詞であり、ちょっとした条件付けの場面(「~次第だ」)などによく使われます。


活用形


  • 原形: depend

  • 三人称単数現在形: depends

  • 過去形: depended

  • 過去分詞形: depended

  • 現在分詞形 / 動名詞形: depending

他の品詞になったときの例


  • dependent (形容詞): 依存している、頼っている


    • 例: He is still dependent on his parents. (彼はまだ両親に頼っている)


  • dependence / dependency (名詞): 依存、頼り


    • 例: His dependence on coffee is quite strong. (彼のコーヒーへの依存はかなり強い)

    • 例: The country’s economic dependency has increased. (その国の経済的依存が高まった)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • de-: ラテン語由来で「下へ」「離れた」というニュアンスを表す接頭辞

  • pend: ラテン語 pendere(「吊るす」「ぶら下がる」の意)が語源

本来は “hang from something”「何かからぶら下がる」というイメージがあり、「他のものにぶら下がっている = 依存している、左右されている」という意味へと発展しました。

関連語や類縁語


  • dependent (形容詞/名詞)

  • dependence (名詞)

  • suspend (「吊るす」「一時的に停止する」の意) - “sub-” + “pend” が合わさってできた単語

  • append (「追加する」「付加する」の意) - “ad-” + “pend” が合わさってできた単語

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. depend on (~に依存する、~次第である)

  2. heavily depend on (大きく依存する)

  3. entirely depend on (完全に~次第である)

  4. depend upon (depend on とほぼ同意)

  5. depend largely on (主に~によって決まる)

  6. depend mainly on (主に~に頼る)

  7. seem to depend on (~に左右されているようだ)

  8. cannot depend on (~に頼ることができない)

  9. depend on circumstances (状況次第である)

  10. depend on funding (資金に左右される)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 dependere からきており、de-(下へ)+ pendere(ぶら下がる)が合わさった形です。

  • 中世頃に「~にぶら下がっている、~に左右される」として英語に取り入れられ、現代では「頼る・依存する」のニュアンスが一般的です。

ニュアンスの注意点


  • 「相手に頼りっきり」という意味合いのみならず、「状況に左右される」「条件によって変わる」といったニュアンスでもよく使われます。

  • 口語・フォーマルともに広く使われますが、フォーマルな文章でも「depend on, depend upon」の形で頻出です。カジュアルな日常会話では「It depends.(それは場合によるね)」というフレーズが定番です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 自動詞


    • “depend” は基本的に自動詞扱いで、目的語を直接取らず、前置詞 “on” や “upon” を伴います。

    • 例: I depend on my parents. (私は両親に頼っています)


  2. 構文例


    • It (all) depends.


      • 日常会話でよく使われる省略表現。「状況によるね」という意味。


    • depend on / upon + 名詞/代名詞/名詞句


      • 例: It depends on your schedule. (それはあなたのスケジュール次第です)



  3. フォーマル / カジュアル


    • カジュアルなフォーマル: “It depends on …”

    • よりフォーマル: “It depends upon …” / “Whether the plan proceeds depends upon several factors.”



5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈から、それぞれ3つずつ例文を示します。

日常会話


  1. “Are you free tomorrow?”


    • “I’m not sure yet. It depends on my work schedule.”

      (「明日空いてる?」‐「まだ分からないな。仕事の予定次第かな。」)


  2. “Should we go hiking this weekend?”


    • “It depends on the weather. If it rains, let’s do something else.”

      (「今週末ハイキング行く?」‐「天気次第だね。雨なら別のことをしよう。」)


  3. “Will you come to the party?”


    • “I might. It depends on how tired I am after work.”

      (「パーティ来るの?」‐「うーん、仕事の後どれだけ疲れてるかによるかな。」)


ビジネス


  1. “Our success largely depends on the quality of our product.”

    (「我々の成功は主に製品の品質にかかっています。」)


  2. “Whether we invest in that project depends on the market analysis.”

    (「そのプロジェクトに投資するかどうかは、市場分析次第です。」)


  3. “We can’t fully depend on one vendor for all our supplies.”

    (「すべての供給を1社のベンダーに全面的に頼りきることはできません。」)


学術的な文脈


  1. “The outcome of the experiment depends on precise temperature control.”

    (「実験の結果は正確な温度管理に左右される。」)


  2. “Economic growth often depends on stable political frameworks.”

    (「経済成長は多くの場合、安定した政治体制に依存する。」)


  3. “Whether a species survives depends on its ability to adapt to environmental changes.”

    (「ある種が生存するかどうかは、環境変化に適応する能力次第である。」)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. rely (~に頼る)


    • “I rely on them for technical support.”

    • 「頼る」という意味では “depend on” とほぼ同義ですが、「安心して信頼する」というニュアンスがやや強いです。


  2. count on (~を当てにする)


    • “You can count on me anytime.”

    • 「当てにする」「見込む」というニュアンスがあり、よりカジュアルに聴こえる場合が多いです。


  3. hinge on (~にかかっている)


    • “The success of the plan hinges on proper funding.”

    • 少しフォーマルで、「鍵となる」は表現が強めです。


反意語


  • independent (形容詞: 独立した)


    • “He is fully independent and doesn’t depend on anyone.”


  • self-sufficient (形容詞: 自給自足の、自立している)


    • “She’s self-sufficient and doesn’t need outside help.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(米英共通): /dɪˈpɛnd/


    • アクセントは “-pend” の部分に置かれます。

    • アメリカ英語・イギリス英語ともに基本的に同じ発音ですが、地域によって [ɪ] が [ə] に近くなることがあります(「ディペンド」~「ダペンド」と聞こえるなど)。


  • よくある発音の間違い: 最初の “d” を強く言いすぎたり、アクセントを誤って “DE-pend” としてしまうことがあります。正しくは “dɪ-PEND” です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dipend” / “depand” と書いてしまうミス。必ず “depend” と書きましょう。

  • 同音異義語との混同: “dependant” (英) / “dependent”(米) とつづりが違う場合があるという点に注意(名詞として「被扶養者」を意味することがある)。

  • 前置詞の使い方: depend の後ろに “to” を使用する誤用が多い。正しくは “depend on” もしくは “depend upon”。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などでは、relyやcount on などの類義語との使い分けを問う問題が出ることがあります。「It depends on …」などの基本表現も頻出。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「上から糸でぶら下がっている」イメージを持つと、「何かにぶら下がっている ⇒ 依存する」という連想が働きやすいです。

  • スペリングのポイント: “d-e-p-e-n-d” と、母音が「e」→「e」の連続になっていることを意識して覚えるとよいでしょう。

  • 勉強テクニック: “It depends.” という短いフレーズを会話で積極的に使うようにすると、自然と “depend on ~” の形が身につきます。

以上が “depend” の詳細解説です。ぜひ「It depends on …」を実際の会話や英作文で繰り返し使って慣れてみてください。

意味のイメージ
depend
意味(1)

〈人が〉頼る,依存する,当てにする

意味(2)

〈物事が〉…次第である,‘に'かかっている(受動態にできない)

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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