最終更新日:2025/10/12

紛争は数ヶ月の交渉の末に解決しました。

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元となった辞書の項目

settlement

名詞

〈U〉〈C〉《...の》解決《of》 / 定住 / 〈U〉入植〈C〉入植地 / 調停

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解説

以下では、英単語 settlement(名詞)について、詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: settlement

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 名詞のため、単数形 settlement、複数形 settlements

意味(英語)


  1. An official agreement intended to resolve a dispute or conflict.

  2. A small community or group of houses in a sparsely populated area.

  3. The process of paying or receiving money to finalize a transaction.

意味(日本語)


  1. 紛争や問題を解決するための正式な合意(和解、合意)。

  2. 人口の少ない地域での小さなコミュニティ、集落。

  3. お金のやり取りをして取引を完了させること。

「人や組織の間の問題を解決するための取り決め」や「新しい土地にできた小さな村や集落」を表す単語です。ビジネスや法律の文脈では「和解」や「決済」、歴史や地理の文脈では「開拓地」などの意味合いで使われます。

CEFRレベル: B2(中上級)

・ビジネスや法律などで使われる少し専門的な表現なので、中上級向けといえるでしょう。

他の品詞形


  • 動詞: settle(和解する、落ち着かせる、定住する など)


    • 例: settle (現形)、settles (三人称単数現在)、settling (現在分詞)、settled (過去形・過去分詞)


  • 形容詞: settled(落ち着いた、定住した) / unsettled(不安定な)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: settle

  • 接尾語: -ment(動詞を名詞化する接尾語。行為や状態を表す)

派生語や類縁語


  • settlement → settler(開拓者) → settled / unsettled(形容詞形)

  • settlement agreement(和解契約)

  • settlement house(社会事業施設の一形態)

コロケーション(共起表現)10選


  1. out-of-court settlement(示談・裁判外和解)

  2. financial settlement(財政的決済)

  3. settlement agreement(和解契約)

  4. peaceful settlement(平和的解決)

  5. final settlement(最終的な合意)

  6. settlement of debt(債務の決済)

  7. colonial settlement(植民地の開拓地)

  8. settlement terms(和解条項)

  9. boundary settlement(境界の確定)

  10. settlement negotiations(和解交渉)


3. 語源とニュアンス

語源


  • settlement は、中英語の “setlen” や古英語の “setl” (座る・定住する)に由来し、settle(定住する、落ち着く)+名詞化の接尾語“-ment” から成り立ったと考えられています。

ニュアンスと使用上の注意


  • 法律・ビジネス文脈では「和解」「合意」に近い意味合いが強く、ややフォーマルな印象を与えます。特に「out-of-court settlement」は法律で頻出の表現です。

  • 歴史や地理の話をする際は、「開拓地」「入植地」のニュアンスで使われることが多いです。

  • カジュアルな日常会話よりも、ビジネスや法律、公文書などで目にしやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞として使われる(a settlement / multiple settlements)。

  2. 法律上の書類やビジネス契約などで「合意書」という形で言及される場合も多い。

イディオムや一般的な構文


  • reach a settlement: 和解に至る

  • enter into a settlement: 和解を結ぶ

  • come to a settlement: 解決に至る

フォーマル / カジュアル


  • フォーマルなシーン: 「We reached a settlement yesterday.」(昨日、和解に至りました)

  • カジュアルな日常会話だと “deal,” “agreement,” などを使うことが多いため、settlement は少し硬い響きを持ちやすいです。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “We visited an old settlement while hiking in the mountains.”

    (山をハイキングしているとき、昔の集落を訪れたんだ。)

  2. “There used to be a small settlement here, but now it's abandoned.”

    (ここにはかつて小さな集落があったけれど、今は廃墟になっているね。)

  3. “His family moved to that settlement years ago.”

    (彼の家族は何年も前にあの集落に引っ越したんだ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our lawyers are discussing a possible settlement with the other party.”

    (私たちの弁護士は相手側と示談の可能性について協議しています。)

  2. “The two companies reached a settlement to avoid further litigation.”

    (両社は、これ以上の訴訟を避けるために和解に至りました。)

  3. “Please prepare the final settlement documents by tomorrow.”

    (明日までに最終的な和解書類を準備してください。)

学術的な文脈(3つ)


  1. “The archaeological team discovered evidence of a Bronze Age settlement.”

    (考古学チームは青銅器時代の集落の証拠を発見しました。)

  2. “Researchers are studying patterns of human settlement in coastal areas.”

    (研究者たちは沿岸地域における人類の定住パターンを研究しています。)

  3. “This historical record provides insight into medieval settlement patterns.”

    (この歴史文書は中世の集落の様子についての情報を与えてくれます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. agreement(合意)


    • より一般的・幅広い意味で使われる。


  2. arrangement(取り決め)


    • 主に少しカジュアルな取り決めや事務的な合意を指すことが多い。


  3. resolution(解決)


    • 紛争や問題の解決を示し、やや抽象度が高い。


類義語としてのニュアンス違い


  • settlement は「対立や問題が解消される」という文脈が強い。または「新しい場所への定住」のニュアンス。

  • agreement はほぼ同じ文脈でも使われるが、必ずしも「対立」を前提としない。

  • resolution は主に「問題の解決」というプロセスそのものを指す。

反意語 (Antonyms)


  • disagreement(不一致)

  • dispute(紛争)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ˈsɛt.əl.mənt/

  • イギリス英語: /ˈsɛt.əl.mənt/

強勢(アクセント)の位置


  • 第1音節「sét」に強勢が置かれます: SÉT-tle-ment

よくある発音の間違い


  • “settlement” の “tle” が早口で「セ・ル」のように曖昧になったり、「セトル-メント」と伸ばしてしまうことがあります。母音をはっきり意識し、t, l の音をやや弱めに発音しながら、最初の音節をしっかり強調すると良いでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “settlement” の “l” と “e” の順序を逆に書いてしまったり、-ment を -mant や -mint と書いてしまうミス。

  2. 同音異義語: 現在特に同音異義語は目立ちませんが、set a limit などと聞き間違いやすい可能性はあります。

  3. 短縮形: 動詞 settle の短縮は特になく、混同はあまり起こりません。

  4. 試験対策: TOEIC やビジネス英語の試験において、契約書や合意書などの文脈で頻出です。紛争解決やビジネス契約関連を扱う設問でよく見かけます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接尾語 “-ment” で動詞→名詞: achieve → “achievement”, settle → “settlement”。

  • イメージ: 「問題を落ち着かせ(settle)て、最終的に文書でまとめる(-ment)」と覚えると良いでしょう。

  • 勉強テクニック: 「settle + ment」をイメージして、発音のリズムが “SÉT-tle-ment” になることを意識すると、発音とスペリングを同時に記憶しやすいです。


以上が、名詞 settlement の詳細解説です。法律・ビジネスの文脈での「和解」や「決済」、また地理・歴史の文脈での「集落」など、文脈によって意味が異なる汎用性の高い語です。しっかり使い分けを理解して、表現の幅を広げてください。

意味のイメージ
settlement
意味(1)

〈U〉〈C〉(…の)解決,決定《+of+》;定住,身を固めること

意味(2)

小さい村,村落,部落

意味(3)

〈U〉植民,移民

意味(4)

〈C〉(特に初期の)植民地(colony)

意味(5)

(またsettlement house)〈C〉(恵まれない人の福祉に奉仕する)隣保事業館,セツルメント

意味(6)

〈U〉(貸借などの)清算,決算

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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